仕事でもプライベートでも、何かとメモを取る場面は多い。時と場合によっては、PCやスマホで記録を残すのも便利なのは分かっているが、世代的にはやっぱり紙とペンがしっくりくる。
そんなアナログ志向な男たちに、手書きの気楽さとデジタルの機能性、そのふたつを両立した新しいノートを紹介したい。
テプラや各種ファイルなどのオフィス用品で知られるキングジムが、9年前から構想し、あえてクラウドファンディングで支援を募ったデジタルノート「フリーノ」。デジタル機器でありながらも、文房具らしい温かみにこだわり、紙に書いたようななめらかな書き心地を実現した。
その秘密は4096段階もの筆圧検知。わずかな筆圧の差もしっかり逃さず、ペンや鉛筆のように、微妙で細かい表現の違いを体感できる。画面には電子ペーパーディスプレイを採用し、まるで紙のように見やすく、リアルな書き味をアシストしてくれる。本体カラーのマットなベージュも親しみが持てていい感じだ。
手書き感覚を追求する一方で、電子機器のメリットも享受できるのが素晴らしい。240gの軽量ボディながら、内蔵メモリには約1万3000ページ分のノートと、約2000ファイルのPDFデータを保存できる。無線LANが内蔵されているのでデータの受け渡しも容易だ。
また、ペーパーディスプレイは横罫、方眼、カレンダー形式などさまざまなフォーマットを自在に呼び出せるから、あらゆる情報をこれひとつに集約できる。フロントライトを点灯すれば、暗い場所でも書き込める。
デジタル機器に味気なさを感じる人でも、文房具としての温かみを持ったこんなアイテムなら歓迎できそう。これを機に自分の愛用品をアップデートしてみてはいかが?
[問い合わせ]キングジム0120-79-8107[関連リンク]フリーノMakuakeプロジェクトページwww.makuake.com/project/freno中山秀明=文