「自宅を楽しい場所No.1計画」特集 Vol.30
2021.02.18
LIFE STYLE

「ソノス」を5台持つヘビーユーザーに聞いた、スマートスピーカーのある暮らしは何がいい?

CDで音楽を聴くことさえ、レアになりつつある昨今。人と音楽との付き合い方は、それこそ日々変わっている。

その象徴でもあるスマートスピーカーの登場は、家での音の楽しみ方をどう変えたのか?注目メーカー、ソノスのヘビーユーザーの自宅を訪ねた。

 

スマートスピーカーで音楽と会話が溢れる空間に

5台の「ソノス」を持つヘビーユーザーに聞いた、スマートスピーカーのある暮らし
教えてくれたのは bPr ビームス ディレクター 山口真吾さん Age 40●国内外で玩具や電気製品にいたるまで、あらゆるプロダクトのバイイングや商品企画を担当。3年ほど前にソノスと出会い、ミニマムなデザイン、多くのサブスクを横断できる機能に魅せられた。奥さまと音のある毎日を満喫中。

サブスクを楽しむための“草分け”的存在「ソノス」
2002年に米・サンタバーバラで設立されたスマートスピーカーに特化したメーカー。

写真の「ワン」は、その代表モデルのひとつ。山口さんは、主に寝室で使っている。アマゾンアレクサを搭載し、音声操作も可能。2万3800円/ビームス 六本木ヒルズ 03-5775-1620

音楽を聴きながら瞑想する日本猿が、テレビCMに登場して話題になった’80年代。ポータブルプレイヤーを使いお気に入りのカセットテープを外で聴くことは、常識だった。

その後、デジタル化の大波が来て、いかなる場所でもいい音が楽しめるようになると、家はもちろんクラブやライブで音楽を“共有”することと、パーソナルに音楽を聴くことは、より線引きされていった。

さらに時が経ち、スマホの台頭やストリーミング再生が当たり前になったかと思えば、「ここ3年でまた音楽の聴き方がガラリと変わった」と語るのは、bPr ビームスのディレクター山口真吾さん。

聞けば、音楽を楽しむ時間、とりわけ、家で家族と共有する時間が「格段に増えている」という。その理由は、やはりスマートスピーカーにあった。

18畳のリビングにはテレビの下にソノス「プレイバー」を完備。映画をサラウンドで楽しみたいからと、買い足した。アクション映画などを大迫力で味わっている。
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「これまで家で音楽を聴くにせよ、映画を観るにせよ、“いい音”には、こだわってきました。5.1チャンネルに傾倒したり、大枚をはたいて玄人向けのスピーカーを試したり。

もちろん、Bluetooth接続のスピーカーもあれこれ活用したのですが、Wi-Fi接続型のソノスのスマートスピーカーを使ってみると、それらとはまったく違う便利さに圧倒されました」。

キッチンにも馴染む「プレイ ワン」。「料理の時間も音楽があるだけで楽しさが段違い。飲みながら、聴きながら、ということが多いです(笑)」。

スマートスピーカーとは、ご存じのとおりAIスピーカーとも言われる。イメージとしては、音声に反応して、家電などをあれこれ操作できるハイテク機器。ただ、山口さんがソノスに魅せられたのは、AIの賢さだけではなかった。

「朝起きてバタバタしているときに、アレクサに話しかけて、音楽をセレクトしてもらうことも頻繁にあります。

でも、その便利さよりも、多くの音楽系サブスクリプションサービスを垣根なくセレクトできることに感動したんですよ」。

最近再燃しつつある、趣味であるDJを楽しむときも、ソノスで。テクノからヒップホップまで、さまざまなジャンルを回すが、音質の良さに文句なし。
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Apple Music、 Spotify、 Mixcloud……山口さんが現在活用しているサブスクは5種。ソノスの専用アプリをスマートフォンにダウンロードさえすれば、そのすべてが好きなように再生できる。

ただ、それは既存のBluetoothスピーカーでもある程度可能なこと。Wi-Fi接続できるスマートスピーカーは、それだけではないのが便利だという。

「我が家のWi-Fiを経由してつながっている妻のサブスクの音楽を僕のスマホでも全部再生できるんです。つまりお互いの音楽の趣味が、知らず知らずのうちに共有できるということです。

いつの間にか今まで全然聴かなかったジャンルの曲も自然と聴くようになりました」。

ターンテーブルは、テレビの横にある「プレイ ファイブ」と有線でつないでいる。外付けのウーハーも装備しているため、重低音の迫力もすごい。

各々のサブスクを(しかも複数!)共有できることで、家は常に何かしらの音楽がかかっている状態に。ロック、ジャズ、ヒップホップ、R&B、ハウスにK-POP……、もちろん最新のものから歴史を彩ったレアな名曲まで、もはや家で聴けないジャンル、楽曲はほぼない。

「まさか自分が家でBTSを大音量で聴く日が来るなんて、数年前まで考えられませんでした(笑)。手元のスマホで自由に選曲できるので、自分も妻もお互いに“次に何が聴きたい”と言わずにかける。

気になるものがあれば、自分で聴いてみて、それが自然と共有される空間が出来上がる。そしてそれをきっかけに会話が弾むこともあります」。

全部で5台ある家中のソノスのスピーカーは、スマホで操作が可能。サブスクは、なんと最大で50種類ほど利用できるというのもポイントだ。

同一のWi-Fiで繋がった家族とサブスクとスピーカー。なるほど、この環境ならば、家族各々がDJ役となり、互いの音楽の趣味を詮索する必要なんてなくなる。

「今、我が家には5台のソノスがあります。用途に合わせて使い分けていますが、このおかげで、自分も妻も好きなアーティスト、ジャンル、タイトルなどに固執して音楽を聴くことはなくなりました。

よりフラットに音楽と付き合うようになり、我が家は、前より音楽で溢れています。この環境に慣れると、本当に心地いいのです」。

 

鈴木泰之=写真 長谷川茂雄=文

# スマートスピーカー# ソノス
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