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2021.02.03

ライフ

DJ・JOMMYが振り返る2020年「こういう時期こそ新しいカルチャーが生まれる」

まさかの出来事があった2020年。DJ・JOMMYにとってはどんな一年だったのか、昨年の総括を聞いてみた。
DJ・JOMMY
JOMMY(左)●’90年代より東京ストリート・カルチャーの中心的存在として、ダンサー、DJ、ファッションの分野で活躍。現在は「ディーゼル」のブランドコミュニケーションとして、またDJとしてはソロおよび、DJ DARUMA & JOMMYとして活動中。
この状況の中でも、生きていく
2020年が明けてからは、いい感じでスタートダッシュができて、オリンピックイヤーの盛り上がりに乗って、2月に「EDGE HOUSE」の1stアニバーサリーパーティを盛大にやった。その何日かあとには、新型コロナウイルスの影響で世の中が変わってしまった……。
まさかこんなことになるとは思っていなかったし、緊急事態宣言に入ってからは、先々に対して不安になったときも。7月くらいから少しずつ冷静になり、この状況の中でも何かしらステップを踏んで進んでいかないと! と、思うようになりました。
今は、気持ちの灯を絶やさないよう新たなマインドを持って、2021年は常に“ナイス”な事柄を探究していきたいと思っています。
自分で判断することの必要性
当たり前だったことが、当たり前でなくなって、これまで当たり前だったことが贅沢なことだった、ということを改めて感じた。物事を一つひとつ大事にしていきたいとより強く思うようになったし、今まで考えなかったことを考えることができた。これはこれで貴重な一年でもあった。
こういう時期にこそ、時代を映し出すカルチャーが生まれやすい。ヒップホップやレイヴカルチャーのように若者たちの間で生まれてくるカウンターカルチャーは楽しみです。
純粋に音楽を聴ける状況に
これまではDJとして自分の中で吸収した音楽を、どうアウトプットするかの比重のほうが高かったんだけど、それも保ちつつ、純粋に自分が気持ちいいと思う音楽を聴くようになりました。
久しぶりに、音楽に対して純粋な接し方ができるようになったのかもしれません(笑)。
そして、最近やってみたいなと思い始めたのが、サウンドデザイナー。空間を音で残すというのかな? 空間にフィットするような、音楽のプレイリストやミックスなどを積極的に作ってみたいです。
例えば、お店でふとしたときに耳に入ってきた曲が、なんだか心地良かったらいいじゃないですか! それだけでテンションが上がったり。今後いろいろなシーンで機能するミックスを作ろうと考えています。期待していてください! 


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