2020.09.19
LIFE STYLE

ロンハーマン福本さんの釣りウェアは「普段着と変わらぬモノトーンで」

アウトドア好き業界人のOFF着事情●頼もしさを得て、楽しさを犠牲にする――そんなアウトドア服はもう勘弁。じゃあ、お洒落の業界人はどんな服でアクティビティを楽しんでいるのか。見た目も機能も諦めない、アウトドア好き業界人のOFF事情。

かつて、フィッシング系ウェアにはどこかいなたい印象が付きまとっていた。それがまさか、これほどまでにファッションシーンにグイグイ食い込んでこようとは……。

福本宏二さん●西海岸カルチャーをリードするスペシャリティストア、ロンハーマンのプレスを担当する福本さんは、サーフィンだけでなく釣りにも没頭。そのキャリアは20年程。

釣り歴20年を数える福本宏二さん(ロンハーマン プレス)のアウトドアスタイルを見れば、その進化は一目瞭然。普段着と変わらぬ目線で選び、機能系ウェアを巧みに取り入れるその姿は、思わず「俺も釣りをやってみようかな」と思わせるほどにスタイリッシュだ。

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普段着と変わらぬスタンスで選ぶ黒

気になる福本さんの釣りスタイルは……。

「アウトドアでは、リスクヘッジも意識して鮮やかな配色のアイテムを着る場合もありますが、個人的には、自分好みのウェアを着たほうが釣りを純粋に楽しめるし、モチベーションも上がります」。

専用ウェアで武装して気構えるのではなく、「気楽に楽しむもの」というのが釣りに対する福本さんの考えだ。そして、気分を盛り上げるポイントのひとつに“黒”という色を挙げる。

機能ウェアも全身黒ならこんなにもスタイリッシュ。短パンやチラ見せさせた挿し色が軽やかな印象を与える。ジャケット/ヘリーハンセン、パンツ/フジオフセット、シューズ/サロモン(すべて私物)。

「基本的には、黒を選ぶことが多いですね。普段着る服も黒が多く、特にそれぞれのシーンに応じて目線を変えることはありません。やはり万能ですし、モダンに見えますよね。フィッシングウェアは、どこか野暮ったいイメージを持たれがちですけど、黒ならスマートに見えるのでオススメです。むしろ気にすべきは機能面でしょう」。

年中釣りを楽しむ福本さんは、その時々の気象条件に適応できるアイテムを選ぶ。上の写真はちょうど梅雨の時季、お気に入りのルアーで大物を仕留めた際の会心の一枚である。

「やはり梅雨時季なんかは防水加工のアイテムが必須。このジャケットはかなりのハイスペックで、たとえ雨の中で釣りをしていても水が侵入してくることはほとんどありません」。

黒いシェルに映えるヘリーハンセンのロゴが洒落ている。

ヘリーハンセンの「アトラクターGTX-Proジャケット」は、釣り業界屈指のパワーゲーマーで知られる吉田遊さん監修の、まさにフィッシャーマンのためのジャケット。耐久性に優れ、防水透湿性にも長けたゴアテックス プロの三層生地は、雨天や湿度の高い朝霧でも快適なゲームを約束する。

また、黒を纏いつつも、随所に挿し色を効かせるのもポイントで、このヘリーハンセンもフードのツバを蛍光色で切り替えたディテールがグッド。

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釣りでもセットアップは使えます!

ハットやサングラスを含め、全体をモノトーンで統一。ジャケット、パンツ/ともにレイニングチャンプ フォー ロンハーマン(すべて私物)

「今日は何を着て行こうか」。

朝起きて、クローゼットの前で頭を悩ませる。多くの人に共通するルーティンだ。そんなとき、セットアップは重宝する。そのモノサシを釣りにも応用するのが福本さん。手に取ったのはレイニングチャンプ フォー ロンハーマン。

オールブラックスでシンプルなデザインはまるで大人の意向を丸ごと加味したかのよう。しかもストレッチ性が抜群に優れていて動きやすいと福本さんもニンマリ。

「基本的に僕は“ランガンスタイル”(自ら積極的に移動することで魚と出会う確率を上げていくスタイル)ではありませんが、ヒットしたときには魚の動きにロッドを合わせていかないといけないので、急な動きにも対応出来るウェアはうれしいですね」。

ナイロン生地は汚れや水にも強い。ラクなうえにタフでラフに扱える、気遣い不要のこんな洒落たアイテムなら、是非とも諸手を挙げて迎えたいところだ。

 

そんな福本さんの愛用ギアは……“憧れの人”のルアー

福本さんが好むのはバスフィッシングで、水面、および極めて浅い水中で勝負する。そのためルアーも基本的には水面に浮く“トップウォーター”。なかでもジャッカルのチョップカットはお気に入りだ。

「このルアーをプロデュースしたのが、さまざまな媒体でコラムも執筆しているお洒落バスプロの川島 勉さん。彼のスタイルがとにかくクールなんですよ。だから、豊富な経験を活かして作られたこのシリーズを率先して使っています」。

 

今やタウンユースで着られる釣りウェアも増えてきた。むしろ、もはや流行の兆しさえ見えつつある。だからこそ可能になった街と湖のON・OFF兼用。シックなブラックでキメる福本スタイル、大いに参考にしよう。

 

菊地 亮=取材・文

# ロンハーマン# アウトドアスタイル# 釣り
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