隣のオッサンは青いか?[ライフスタイル編] Vol.31
2020.07.06
LIFE STYLE

30代後半〜40代男性に聞いた、ここ数カ月が「家庭の支出が増加」。そのワケは?

「隣のオッサンは青いか?」とは……

新型コロナウイルスの影響による外出自粛規制は解けたものの、テレワークの導入などにより、いまだに家で過ごす時間が長いという人は多い。

それに関連して、お店に立ち寄ったりレジャーへ出かけたりする機会が少なくなり、お金の使いどころは以前よりも減ったように思う。しかし、アンケートで35歳〜45歳の既婚男性に新型コロナウイルス禍のお金の実態を聞いてみたところ、予想とは反する回答が続出。

まずは、支出の変化から見ていこう。

ほとんど家にいたけど…… 約半数の家庭で支出が増加

在宅ワークのイメージ写真

Q.新型コロナウイルスの感染拡大以降、支出に増減はありましたか?
・支出が増えた 48%
・支出が減った 22%
・以前と変わらない 30%

新型コロナウイルスの感染拡大を機に、支出に増減があったかを聞いたこちらのアンケート。意外にも、「支出が減った」という人はわずか約2割に止まり、「支出が増えた」と回答した人が5割近くに及んだのだ。

前回の記事で「収入が減った」と回答した人が約4割いたことを考えると、全体像としては「収入は減ったのに支出は増えている」ということになる。家にいることが多いと、交際費や娯楽費などが大幅に削減されそうなものだが、意外とそうではないらしい。

なぜオーシャンズ世代の家庭では、新型コロナウイルスの流行を機に支出が増えたのだろうか?

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ステイホームをするためには、必要なモノが多かった

ネット通販

【支出が増えた】
「電気。水道。ガス等の光熱費が急激に上がった」(43歳・奈良県)
「食費、光熱費など。給食がなく3食きちんと子供のご飯が必要なため」(42歳・千葉県)
「食品はネットスーパーになったため、格安スーパーに行けなくなった」(42歳・岩手県)
「ネット通販の利用が増えた」(44歳・千葉県)
「備蓄用品を買いだめした」(37歳・福島県)
「在宅ワークとなり昼食を含め自炊となり、そのための食材購入費や、子供たちも幼稚園が閉園し、外で遊ぶことができなくなったため、トランポリンやLEGOの購入に支出した」(35歳・愛知県)
「出前をよく頼むようになった」(40歳・北海道)
「家でのお酒代」(40歳・埼玉県)
「マスクを買ったり消毒を買ったり新型コロナウイルス対策のための支出がかなり増えた」(40歳・沖縄県)
「移動でシェアカーを頻繁に使うようになり増えた」(44歳・神奈川県)
「家でDIYを行おうと思い用具を購入した」(38歳・福島県)

先ほどのアンケートで「支出が増えた」と回答した人に、その理由を聞いてみた。すると、食費や水道・光熱費、日用品といった、基本的な生活費内訳として挙げられる多くの項目において、支出が増加した傾向があるということがわかった。

特に子供がいる家庭は、幼稚園や学校へ行けない期間が長かったためか、子供の昼食代やおもちゃなどにお金が掛かることになったよう。家で子供と過ごす時間が増えたのは嬉しいことだったが、思っていたよりもお金がかかったことに驚いた人は多そうだ。

ほかにも、外出を控えるためにネット通販を頻繁に利用したことや、家にいる時間が長くなったため暇つぶしアイテムを購入し支出が増えたという人も。また、外出時の新型コロナウイルス対策にお金を掛けたという人もいた。

真面目にステイホーム、新型コロナウイルス対策をしていたからゆえではあるが、経済状況があまりよろしくない現在、できるだけ出費は減らせたら嬉しいというのが本音だ。

ちなみに、「支出が減った」という人にも、減った理由を聞いてみたところ、以下のような回答が並んだ。

【支出が減った】
「仕事での外出機会が無くなり外食から中食になり支出は微減。夜の飲み会などの機会が無くなり交際費に当たる支出は減った」(42歳・埼玉県)
「外で身体を動かすことが好きで以前は好んで外出していたが、野外での行動が限られたため」(44歳・千葉県)
「ジムにもキャンプにも行けなかったため趣味の支出は減った」(43歳・福岡県)
「自分の趣味のゴルフやサッカー、野球観戦、家族での外食や映画館に行くなどを新型コロナの影響で行かなくなったり減ったりしたので、支出が減りました」(40歳・神奈川県)
「衣料品の買い物がなくなった」(44歳・兵庫県)

当初予想していた通り、お金の使いどころが減ったことにより、交際費・娯楽費が削減されたという人も確かにいるようだ。きっと支出が減ったという人たちは、趣味や飲み会などを生活の楽しみとしていた人たちであろう。支出が減ったのは家の経済的にはありがたいが、その引き換えに、なかなか好きなことをできないフラストレーションも溜まっているはず。

新型コロナウイルス禍においては、支出が増えても減っても、いずれにしろ心情は複雑である。

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「隣のオッサンは青いか?」
酸いも甘いもかみ分けて、世の中のおおよそのことがわかった年代。けど、いまだにわからないのが、人の心。家族や友人に同僚、あるいは自分の心だって、イマイチ理解できないことは多々あるのだから難しい。そこで、世間に秘めたる胸の内を問う! タテマエはさておき、実際どう考えてます? 上に戻る

ネオ・マーケティング=アンケート協力
※調査対象:既婚の35〜45歳の男性100人

# お財布事情# 新型コロナウイルス# 隣のオッサンは青いか?
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