左脳を刺激する! オッサンIT化計画 Vol.129
2020.03.18
LIFE STYLE

テレワーク時のリスクも軽減。忘れ物防止タグは、働く男の新たな嗜みだ

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忘れ物防止タグ「MAMORIO(マモリオ)」

新年度の雑事に追われ頭がいっぱいになるからなのか、電車内での忘れ物や落とし物が特に多くなるという春。いい歳をした男性ならば、財布やカバンの置忘れに気付き駅のホームで慌てふためく姿を、できる限り人に見せたくないものだろう。

そこで紹介したいのが、隠れたヒット商品となっている「忘れ物防止タグ」と呼ばれるガジェットだ。その中から今回は、定期的に新製品の投入や機能拡充を行っている「MAMORIO(マモリオ)」シリーズを体験。落とし物の頻度では負けない自信のある筆者が忘れ物防止タグに感じた魅力をレポートする。

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財布やカバンはもちろん、PCやデジカメなどの紛失対策にも有効

簡単に説明すると忘れ物防止タグとは、Bluetooth通信などを使いスマートフォンと連携し、スマートフォンから一定の距離以上に離れた場合にアラートを送る器具のことだ。

さまざまな形状、価格帯の製品が登場しているが、選ぶ際のポイントとなるのは“守備範囲”の広さ。Bluetooth通信を利用する製品のなかには、スマートフォンとの距離が30メートル以上離れると場所の検知ができなくなってしまうものもある。

置き忘れ防止だけならそれでも用は足りるが、忘れ物や落とし物対策となれば話は別。スマートフォンとの通信距離が長いのはもちろん、通信が途切れた場合に、どこにタグがあるのかを捜索してくれる機能は必須といってもいいだろう。

その点マモリオは、他製品に比べ、特に通信が途切れた場合の捜索機能に優れた忘れ物防止タグといえる。形状の違う複数のラインナップが用意されているが、基本的な機能はどれも同様だ。

チップ状の「MAMORIO」
チップ状の「マモリオ」2728円[税込]や、同じくチップ状だがやや小型の「マモリオ S」4378円[税込]は、キーホルダーに付けたり財布に入れたりと、汎用的な使い方が可能。
粘着テープで貼り付けるタイプの「MAMORIO FUFA」
粘着テープで貼り付けるタイプの「マモリオ FUFA」3278円[税込]は、ノートPCなどに使うと便利。

サイズはどれも親指程度なので、財布やカバンはもちろん、手帳のような小物にも使える点が良いところ。では、マモリオの特徴をみていこう。

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手元から離れた際に即通知。履歴を辿って自分で探すこともできる

マモリオのセッティングは、とても簡単だ。専用アプリをインストールし、アカウント登録と連携設定を行えば、すぐに使えるようになる。

財布に「MAMORIO」

もっとも頻繁に利用することになるのは、セッティングしたマモリオが手元にあるかどうかを教えてくれる「アラート機能」だろう。スマートフォンとマモリオの距離を定期的にチェックし、一定距離以上離れている場合に通知を出して確認を促してくれる。

専用アプリ
アプリから位置を地図で確認。
専用アプリ
一定以上距離が離れた場合には、プッシュ通知でも知らせてくれる。

最後に確認できた位置だけでなく、それ以前の履歴が参照できるのは、とても便利なところだと思った。手元に見当たらない場合でも、直前に確認された場所まで戻り、自分で探すことができるからだ。ちなみに、マモリオとスマートフォンとの通信距離は、製品サイトによれば60メートルまで有効となっている。

専用アプリ
iOS版アプリの最新版では、登録してある複数のマモリオが手元からどれだけ離れた場所にあるかをまとめて確認できる「持ち物チェック」機能が追加された。

これだけでも忘れ物や落とし物の予防に十分役立つが、それでもうっかりミスは起こるもの。マモリオならではの特徴も、紛失時の捜索において、もっとも発揮されるといってよい。

中でも特にユニークなのが、紛失したマモリオが、別のマモリオとすれ違った際に、その位置を知らせてくれる「みんなでさがす機能」だ。

「みんなでさがす」機能
マモリオの製品サイトを見ると「みんなでさがす」機能が働いた件数をリアルタイムで確認することができる。

もちろん、別のマモリオとすれ違ったという情報は、紛失しているユーザー以外には伝わらない。マモリオユーザーが少ないエリアでは、あまり効果を発揮しない機能ではあるが、製品サイトやメーカーが公表している情報を見る限り、都市部では結構な確率でマモリオ同士のすれ違いが起こっているようだ。

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主要路線や商業施設に対応した「MAMORIO Spot」が特に便利

捜索の際、さらに有効なのが現在700路線以上の交通機関に対応しているという「MAMORIO Spot(マモリオスポット)」だろう。これは、対応する遺失物センターにマモリオ(が入った財布など)が届いた場合、その情報をユーザーに伝えてくれる機能だ。

MAMORIO Spotのステッカー
対応する遺失物センターには、このステッカーが貼られている。

落とし物をした経験がある人なら、遺失物センターに問い合わせをする面倒や気まずさを、よく知っているはず。マモリオ スポットによってそうした面倒や気まずさが解消されるというだけでも、筆者のようにマモリオに魅力を感じてしまう人も多いのではないだろうか。

3000~4000円程度の出費で、忘れ物や落とし物、または盗難の対策ができると考えれば、費用対効果の高いガジェットといえるマモリオだが、ひとつだけ注意しておきたい点がある。

それは、マモリオの電池が切れてしまうと、捜索ができなくなってしまうことだ。マモリオ本体は、内蔵電池(交換不能)で駆動するしくみになっており、電池の寿命は約1年。もし継続して使いたいのであれば、利用開始から180日が経過すると「OTAKIAGE(オタキアゲ)」という本体交換プログラムが利用可能となるため、ぜひこちらを活用してみては。

貼るタイプの「MAMORIO」

夜の付き合いが多い大人の男性にとって、財布の落とし物は、結構高確率で発生するリスクといえる。また、最近になって推奨ムードがさらに強まっているテレワークをする際にも、大事な資料が入ったカバンやノートPCの紛失リスクには、万全の備えをしておきたいところだ。余計な心配を減らし快適な毎日を過ごすという意味でも、マモリオのような忘れ物防止タグは、働く男たちの新たな必需品といえるのではないだろうか。

【問い合わせ】
マモリオ製品サイト
https://mamorio.jp/

石井敏郎=文
1970年横浜市生まれ。Windows95発売時よりテクニカルライター&編集者として活動。現在はITのほか、音楽やファッション、フィジカル系の記事執筆を行っている。

# アイテム# オッサンIT化計画# 忘れ物防止タグ
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