左脳を刺激する! オッサンIT化計画 Vol.123
2020.01.29
LIFE STYLE

アウトドアでも大画面。Netflixにも対応の優れものプロジェクター

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大人の男性にとっては、ホームシアター用のちょっとマニアックなAV機器、もしくは仕事でプレゼンを行う際のツールという印象が強いかもしれないプロジェクター。

しかし最近ではバッテリー駆動ができるほか、直接ネットに接続し動画コンテンツを手軽に楽しむことも可能な超小型の製品が数多く登場し、若い世代を中心に人気のアイテムになっているという。

今回は、そのなかでも特に人気のブランドAnkerの新機種「Nebula Apollo(以下アポロ)」(3万9999円[税込])をテスト。かつて10万円超のホームシアター用プロジェクターを愛用していた筆者が感じた、新世代プロジェクターの魅力を紹介しよう。

Nebula Apollo

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缶ジュースサイズでも、きちんと明るく鮮明な投影が可能

幅約6.6cm、高さ約13.2cmと、350ml缶程度の大きさのアポロ。本体重量も約471gと、サイズのスペックだけを見れば、プロジェクターとは思えないコンパクトさだ。

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となれば、まず気になってしまうのが肝心の投影性能だろう。プロジェクターの性能でもっとも重要なのは、投影する際の輝度(投影光の明るさ)だ。ルーメン、またはANSIルーメンという単位で表され、アポロの場合カタログを見ると200ANSIルーメンとなっている。

数値的には、ミドルスペック程度といったところなのだが、実際に投影してみると、予想していたよりもかなり明るいことに驚かされた。

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三脚はカメラ用の別売品を使用している。プラスマイナス40度まで対応の自動台形補正機能があるため、床置きや天吊りでも、簡単に歪みのない映像が投影できる。

写真ではわかりにくいかもしれないが、まぁまぁ明るい室内で投影しても、はっきりと画面を確認することができた。照明を全灯させた部屋ではさすがに厳しいので、明るい会議室でのプレゼンなどで使うには力不足かもしれないが、暗めの室内または夜間のアウトドアで、50~70インチ程度の投影サイズ(スペック的には最大100インチまで対応)なら、十分に満足できる画質といえるだろう。

ちなみに筆者が以前使用していた10万円超のプロジェクター(サイズもかなり大型だった)と比べても、段違いの投影性能。10年以上前に購入した機種なので当然といえば当然の差だが、時代の進化を痛感してしまった。

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Android内蔵で、単体でもYouTubeや動画配信サービスが使える

さらに驚かされたのが、DVDプレイヤーのような再生機器と接続しなくても、単体でコンテンツの投影ができる点。実はアポロにはAndroid 7.1が搭載されており、ネット接続することでYouTubeやNetflixといった動画配信サービスを利用できるしくみになっているのだ。

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アポロの基本画面。スマートフォンのように、アプリを追加し機能拡張したり、自分で撮影した写真や動画を再生したりすることが可能。
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本体上部がタッチパッドになっており、指でなぞることでポインタを操作し、映像のコントロールや本体設定を行うことができる。

もちろん、本体にはスピーカーも内蔵されている。Bluetooth経由で外部スピーカーとも接続できるので、高音質でコンテンツを楽しみたい人はそちらがオススメ……と言いたいところだが、アポロの内蔵スピーカーは、本体サイズに対し意外なほど、低音も効いた大迫力なのである。

投影イメージ

そういえば、Ankerはモバイルオーディオの分野でも名の通ったメーカー。その技術を活かしているわけだから、音が良いのは当然ともいえる。この大きさで、映像を楽しむために必要十分以上の機能がすべて詰め込まれているというわけだ。

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最大4時間のバッテリー駆動も。さまざまなシーンで大画面が楽しめる!

そして、トドメともいえるアポロの魅力となるのが、モバイル駆動に対応している点だ。満充電の状態から、最大4時間の再生ができるという。こちらもまた、モバイルバッテリーの分野では定番といえるAnkerならではの性能。長編の映画でも、バッテリー切れの心配なく楽しむことができる。

使用イメージ
もちろん、ACアダプターをつないで利用することも可能。HDMIやUSB端子にも対応しているので、外部機器をつないでコンテンツを再生することもできる。

こうしたアポロの特徴をフル活用できる場といえば、なんといってもアウトドアだろう。生地の色にもよるが、テントやタープに投影すれば、手軽にアウトドアシアターが完成してしまう。

室内で使う場合でも、手軽に持ち運べる大きさというだけでなく、優れた自動台形補正機能を持っているので、設置場所もかなり自由自在。枕元に置いて、寝室の天井に映画を投影させながら眠りにつくなんて、リッチかつズボラなAV環境も、容易に実現させることが可能だ。

これでお値段4万円弱というのは、かつて高い金を出してプロジェクターを手に入れた筆者には、本当に衝撃的。かつてはAVマニアの道楽品だったプロジェクターも、いまやライトに扱える、良い意味での“オモチャ”になっていたのだ。大画面にあこがれを持つ人なら、ぜひ一度試してほしいものである。

[問い合わせ]
アンカー・ジャパン カスタマーサポート
03-4455-7823

 

石井敏郎=文
1970年横浜市生まれ。Windows95発売時よりテクニカルライター&編集者として活動。現在はITのほか、音楽やファッション、フィジカル系の記事執筆を行っている。

小島マサヒロ=写真

# アンカー# オッサンIT化計画# プロジェクター
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