左脳を刺激する! オッサンIT化計画 Vol.111
2019.12.09
LIFE STYLE

iPhoneでメタボを解消。“パーソナルトレーナー級”のヘルスケア機能を実感!

iPhone再入門●子供の成長記録を収めたり、仕事のメールを確認したりと、もはや生活に欠かせないiPhone。しかし、そんな“相棒”の真価をぼくらは知らないかもしれない。Appleフリークが語ってくれた、読んだら誰かに教えたくなる知識の数々をお届けする。

ラン

ふとしたときに感じる体力の低下や、だらしなくなってきたお腹まわり。年齢を重ねるにつれ、健康を気にかけるようになった人も多いのではないだろうか。一家の大黒柱として、自分の心身の状態はきちんと管理したいもの。

「ご存じない方も多いのですが、iPhoneにはパーソナルトレーナー級の優れたヘルスケア機能があります。パーソナルトレーナーとは、その人に合わせてベストな健康管理をしてくれるエージェントのこと。使い方次第でiPhoneは、人間のパーソナルトレーナー以上の働きをしてくれるかもしれません」。

そう力説するのは、前回に引き続き、Appleフリークのお坊さんであり、編集者の顔も持つ吉州正行さんだ。

吉州さん【教えてくれた人】
吉州正行:埼玉県でお寺の副住職を務めながら、さまざまなメディアや広告で制作業務を手掛ける。また相続や遺産の問題にも詳しい。

 

NEXT PAGE /

運動から食事、睡眠まで。あらゆる記録を一挙に管理する「ヘルスケア」アプリ

――iPhoneのどの機能で、健康管理をできるのでしょうか。

使用するのは、iPhoneに標準搭載されている「ヘルスケア」アプリです。工場出荷状態であればホーム画面にあり、必ず一度は目にしているはずですが、使っていない人がじつに多くてもったいない。

ヘルスケアアプリ

これは運動や食事、睡眠時間といったライフログを、自動計測したり、手動で入力したりすることで管理できるアプリ。記録した内容に基づいたアドバイスも受けられます。

――なんとなく、見かけたことがあるような……。でも、面倒くさいのでは?

いえいえ、使い方はカンタンです。まずはヘルスケアアプリを開いて、年齢や性別、身長、体重などを入力。さらに服用している薬やアレルギーといった情報も書き入れ、自分のメディカルIDを登録します。iPhoneはこれらを指標に、食事のバランスや必要な運動量を自ら考えてくれます。

iPhone02
02
ヘルスケアアプリを立ち上げ、自分の情報を入力。
001
さらに「続ける」を選択し、メディカルIDを登録する。
02
001

 

――かなり手軽ですね! 具体的にはどんなログが?

例えば、運動を管理する「アクティビティ」機能は、ユーザーの歩行量などを万歩計のように記録してくれます。ただの万歩計と違うのは、iPhoneには高度計(気圧センサー)もついていること。すなわち高さを検知できるので、階段を何段上ったのかまで自動的に記録されます。さらにはGPSによって移動速度を割り出し、歩いているのか、走っているのか、あるいは車に乗っているのか。そこまで判断したうえで、精緻なログを録ってくれるのです。

スクリーンショット
歩行の距離や歩数、上った階数が一目瞭然。それに基づいた助言も。

――階段の上り下りまで検知するのは驚きです。

スポーツメーカーなどが提供する各種アプリと連携できるのも強みですね。ランニングアプリや水泳アプリ、ほかにもダイエットアプリなどなど。これにより歩行のみならず、あらゆる運動の時間や距離を計測することが可能です。

スクリーンショット

――食事や睡眠ではどんな機能が?

食事を管理する「栄養」機能では、各種アプリと連携することで、日々の食事の摂取カロリーや栄養素を記録できます。なかには食べた料理や食材を入力するだけで、どの栄養素をどれだけ摂取したのか算出してくれるアプリも。こうしたデータに基づき、「もっとジャンクフードを控えて」などのアドバイスを送ってくれます。

スクリーンショット
各種アプリに入力したデータを参照し、摂取カロリーが表示される。そのほか、たんぱく質、カルシウム、ビタミンといった栄養素ごとの摂取量も記録可能。

「睡眠」機能も充実していて、毎日の睡眠時間のログを取れます。「時計」アプリの「ベッドタイム」機能と連携すれば、設定した時刻に就寝を促したりアラームを鳴らしたりしながら、日々の睡眠も自動的に記録されるのでおすすめです。このようにヘルスケアアプリを使うことで、運動から食事、睡眠までが一元管理できます。

スクリーンショット
ヘルスケアアプリから「ヘルスケアデータ」>「睡眠分析」>「+」マークでその日の睡眠量を入力。日々の睡眠時間を記録できる。
NEXT PAGE /

――アプリひとつでここまで管理できるとは……。

iPhoneは買い換えながら長年にわたって使うもの。自分の健康の歴史が、アプリですべて可視化されるのも面白いポイントです。過去と現在を比較して、自分が健康なのか不健康なのかが客観的に理解できます。ほかにもヘルスケアアプリにはさまざまな活用術があるので、ご紹介しましょう。

操作


「もっと使える!」機能①
さらなる性能を引き出す「Apple Watch(アップルウォッチ)」との連携

アップルウォッチ

手首に巻いているだけで、呼吸や心拍数、体温などを読み取ってくれるApple Watch。ヘルスケアアプリとの相性の良さに気づいた人はカンが鋭い。Apple Watchと連携することで、ヘルスケアアプリの性能はさらに引き出されるという。

「例えばApple Watchをつけていると、通常のランニングのみならず、ランニングマシーンで走っていることも検知されます。センサーによって腕の振りを読み取りながら、GPSによって移動も認識できるからです。これによりユーザーが現在どんな運動をしているのか、屋内にいるのか屋外にいるのかの仮説を立て、YESかNOで確認してくれます」(吉州さん、以下同)。


「もっと使える!」機能②
体のみならず、心の健康も。「マインドフルネス」機能

マインドフルネス
マインドフルネスまで記録できる万能ぶり。整えた呼吸や心拍数は、「ヘルスケアデータ」内の「バイタル」でご確認を。

Apple Watchによって真価を発揮する機能はそれだけじゃない。体の健康と並び、現代のストレス社会で気遣うべき「心の健康」。それさえもヘルスケアアプリで管理できるようになるのだ。

「じつはヘルスケアアプリには『マインドフルネス』という項目もあって、リフレッシュする時間を管理できます。ここでポイントなのが、Apple Watchでは仕事で座りっ放しだったり同じ場所から動かなかったりしたとき、定期的に『深呼吸しましょう』と促してくれること。それに従って深呼吸や瞑想をすれば、心のケアまで自動的に記録してくれます」。


「もっと使える!」機能③
体組成計つき体重計など、ガジェットとの連動も可能

さらにヘルスケアアプリは、Bluetoothを経由してさまざまなガジェットとも連動する。

「代表的なものとしては、体組成計つきの体重計。自分の体重や体脂肪率が、どの時点でどんな数値だったのかを緻密に記録できます。ジムでのトレーニングの成果を確認するのに最適ですね。併せて食生活や運動量も振り返れば、体の変化を分析することも可能です」。

ほかにもフィットネスマシーン、スマートスニーカーなど、選択肢は多岐にわたる。目的に合わせて使い分けたい。


 

「iPhoneはいわば、ずっと寄り添ってくれる専属のパーソナルトレーナー。ヘルスケアアプリを使いこなすことで、人間には追いきれない体のさまざまな情報を、お金を支払うことなく管理できます。そのメリットは計り知れません」。

いつも手元にあるからこそ、お手軽に始められるiPhoneを使った健康管理。ジム通いが三日坊主になっていた人も、これを機に挑戦してみてはいかがだろうか。

小島マサヒロ=写真 佐藤宇紘=文

# iPhone再入門# ヘルスケア# 使いこなし
更に読み込む