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2019.10.31

ライフ

休みの日にBBQを誘ってくる上司は20代から嫌われる

BBQに誘う上司
「20代から好かれる上司・嫌われる上司」とは・・・

「上司は部下の私生活を知れ」は真理だが

よく「上司は部下のプライベートに関してまである程度は理解をしておかねばならない」と言われます。例えば、会社員がメンタルヘルスの問題を起こす原因は、主に職場や仕事上のストレスにあると思われがちです。
しかし、私が関わった会社では、職場や仕事などよりもプライベート上の理由のほうが多いケースが多くありました。部下が何か悶々としているとき、家族の問題や失恋、身体的な病気など、オフィス外のことが理由であるときも多いのです。
そう考えると、部下が気持ち良く働けるためには、彼らの私生活についても認識しておくべきだというのはある程度真理でしょう。

上司がいたら、そこは「職場」

そういう考えを背景としてか、善良な上司たちの中には「部下のプライベートを知らねば」と、休日にBBQや釣りやゴルフなどに誘う人も多い。休日を一緒に過ごすことで、いろいろとオフィス外の部下の姿が見られるのではないか、ということです。
しかし、それはたいていの場合見当違いです。
というのも、オフィスの中であろうが、キャンプ場であろうが、上司がいたら、そこは実質的に「職場」なのです。よく上司は「ここからは無礼講だ」「今日はオフだから」と言いますが、そう言えば本当にオフになるわけではありません。オフになれば上司はそこで部下がしたことを忘れる。そんなわけがないからです。

オフのことを安易に話題にするな

まれに、本当にオンとオフを厳密に分けられる上司もいます。オフでは会社での役職も忘れ、ひとりの人として部下の前で振る舞う。釣りバカ日誌の社長のスーさんのような人です。
そういう人はオンのときにはオフの場であったことを一切口にしません。別人格になっていると言ってもよいでしょう。
「あの人は、オフのときにあったことを仕事に持ち込まない」「プライベートの秘密をしっかりと守ってくれる」と部下に思われるなら、初めて部下とオフを過ごす資格ができます。しかし、ほとんどの上司はオンの場で「おー、昨日のBBQは楽しかったなあ。あの彼女とは結婚するのか」とかデリカシーのないことを言ってしまいます。


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