度々、旅。 Vol.7
2019.09.07
LIFE STYLE

LAでどこ泊まる問題、正解はダウンタウン。朝のコーヒーはこの3軒で

食う“寝ず”遊ぶカリフォルニア●旅先(=非日常)で得るインプットは、男の日常のアウトプットに大きな影響を与える。1981年生まれ、一児の父、オーシャンズ世代ど真ん中のトラベルエディター伊澤慶一さんは、だから今日も旅に出る。連載「度々、旅。」の3回目の目的地はカリフォルニア。寝る間も惜しんで巡る、食のスポットと遊びのスポット。

カリフォルニアに男が惹きつけられるのはなぜか。自由そうだから? 気候がいいから? それとも……その答えを探すべく、今回はロサンゼルス、オレンジカウンティ、パームスプリングスに行ってきました。

まずはロサンゼルス。国際空港もあり、必ずゲートウェイになるこの街をスルーするわけにはいきません。でも、ロサンゼルスはあまりに大都市すぎて、僕も毎回ぶつかるのが「どのエリアに泊まるか問題」です。

観光ならハリウッド、買い物ならビバリーヒルズ、リゾートならビーチ沿いのサンタモニカやヴェニスビーチ……どこも魅力的なだけに悩ましいのですが、僕が最近拠点にしているのは「DTLA」。ダウンタウン・ロサンゼルスです。

初めてダウンタウンに滞在したのは3年前。エースホテルやホテル・フィゲロアなど、古い建物をリノベーションしたセンス抜群のホテルが1万円台(シーズンで変動)から泊まれることがわかり、コスパの良さに惹かれてやってきました。

エース・ホテルのルーフトッププール
ダウンタウンを代表する人気ホテル「エースホテル」のプールはルーフトップに。週末はDJも入り、遅くまで盛り上がる!
ホテル・フィゲロアのロビー
1920年代に建てられた古い建築が美しく生まれ変わった「ホテル・フィゲロア」。ヨーロッパの邸宅のような雰囲気。

ところが、実際にダウンタウンで数日過ごしてみると、ホテルのまわりにはイケてるカフェやバーがいっぱい! 実はダウンタウンは「コーヒーキャピタル」と呼ばれるほど、良質なコーヒーを淹れてくれるカフェが密集しており、また、予約が取れないほどの超人気レストランや、360度絶景が見渡せるルーフトップバーがあるなど、ロサンゼルスでも屈指の「食」が充実したエリアだということがわかりました。

LAアート・ディストリクトの交差点
アート・ディストリクトは絶対足を運ぶべきスポット。ギャラリーやショップだけでなく、イケてるカフェが多い!

つまり、朝のコーヒーと夜の酒が欠かせない大人の男にとってダウンタウンは相性抜群。行く前は治安も心配でしたが、スキッド・ロウと呼ばれるエリアには近づかず、夜遅い移動はタクシーやUBER(ウーバー)を使うことで、今のところ僕は危ない目には遭っていません。そんなダウンタウンの朝にオススメなコーヒーショップを3軒ピックアップ!

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美味しい朝食なら「コグノセンティ・コーヒー」

まずは「コグノセンティ・コーヒー」。LA近郊の、カルバーシティで誕生した人気カフェで、現在はサウスパークと、こちらのダウンタウン店、3店舗を展開しています。“コグノセンティ”とは英語で「専門家」「目利き」を意味するのですが、その店名と比べてもいっさい遜色ないほど本格的なコーヒーを、経験豊富なバリスタが淹れてくれます。

「コグノセンティ・コーヒー」は『LA Weekly』の最新カフェ・ベスト5で1位に輝いた実績もあり。
地元の新聞「LA Weekly」の最新カフェ・ベスト5で1位に輝いた実績もあり。

以前は西海岸のさまざまなロースタリーのコーヒー豆を扱う店だったのですが、現在は自家焙煎もしており、それをLA土産にするのもオススメです。

グラウンドワーク・コーヒーの陳列棚
カリフォルニア→コーヒーといえば? もちろんケメックス! コーヒーライフを彩るグッズも展開。
COGNOSCENTI COFFEEのエッグス・イン・ア・ホール
「エッグス・イン・ア・ホール」(6.5ドル)。滞在中の朝はほとんどこれ。ラテも、きめ細かい泡が美味しい。

食事も美味しくて、トーストの上にルッコラを乗せた「エッグス・イン・ア・ホール」は大好きな朝食です。

COGNOSCENTI COFFEE
120 E 8th St, Los Angeles
https://www.cogcoffee.com

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ヘルシーコーヒーの世界代表「グラウンドワーク・コーヒー」

オーガニックコーヒーブランド「グラウンドワーク・コーヒー」も要チェック。農薬を一切使わない有機栽培にこだわり、LA市内で店舗やスタンド、トラック販売、ファーマーズマーケットへの出店など、幅広く展開する人気ブランドです。

グランドワークコーヒーの店内
コーヒーだけじゃなく、タコスやベーグル、サラダ各種まで、美味しい&ヘルシーな食事を出してくれます。

僕のお気に入りは、ファッション・ディストリクトにあるこちらの店舗。ショッピングエリアに近いので買い物の途中に立ち寄ったり、座席数も多いので数時間ノマドワークしたりと、朝以外にも使い勝手抜群です。

コーヒー豆が入っているボトルも格好いい。

メニューには、どれがデイリーフリー(乳製品不使用)やグルテンフリー(小麦粉不使用)、ビーガンメニューなのかはっきり明記されていて、ヘルシーエリートなLAローカルから信頼を得る理由がわかります。

友達としゃべったり、仕事したり。自由な時間が流れている。

ちなみに、ここのコーヒー豆は、ホールフーズやエレウォンなどのオーガニック系スーパーマーケットでも販売されているので、カフェに行けない人はお土産として調達するのも得策。LAを代表するコーヒー豆ですよ。

GROUNDWORK COFFEE
811 Traction Ave, Los Angeles
https://www.groundworkcoffee.com

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西海岸のブランドコーヒーといえば「スタンプタウン」

LA発ではないのですが、西海岸で圧倒的ブランド力を誇るコーヒーロースター「スタンプタウン」も外せません。オレゴン州ポートランド発祥のスタンプタウンは、いわゆるサードウェーブコーヒーの先駆的存在。

世界中から良質な豆を探しては、生産者とダイレクトかつフェアなトレードを行っており、徹底した豆と生産過程へのこだわりを見せています。そんな姿勢から、ロサンゼルスの本格派とされるカフェでは、広くスタンプタウンのコーヒー豆を用いています。

ここダウンタウンの店舗には、お土産にも人気のコーヒー豆がズラリと揃います。ちなみにスタンプタウンではコールドブリュー(水出し)コーヒーも人気。日本ではなかなか味わえないので、ロサンゼルスの気持ちいい環境で飲む、まろやかな“冷コー”をぜひ堪能してみてください。

スタンプタウンのコールドブリュー。
これがコールドブリュー・コーヒー。かなりのグッドデザイン。もちろん味もグッドなり。

STUMPTOWN COFFEE ROASTERS
120 E 8th St, Los Angeles

https://www.stumptowncoffee.com/


以上、コーヒーキャピタル“DTLA”のなかでも、特に人気のカフェでした。ダウンタウン滞在の唯一のデメリットは、1日のカフェイン摂取量がどうしても増えてしまう点。行きたいカフェが多すぎるから仕方ないんですけどね。次回は、美味しい酒が飲める夜の店を紹介します!


伊澤慶一●1981年生まれ、子持ち。出版社勤務時代には『地球の歩き方』を始め、NY、LA、パリ、ベルリン、モロッコなど世界中のガイドブックを制作。

伊澤慶一●1981年生まれ、一児の父。出版社勤務時代には『地球の歩き方』を始め、NY、LA、パリ、ベルリン、モロッコなど世界中のガイドブックを制作。60カ国以上の渡航歴を持つが、いちばんのお気に入りはハワイ。


# カリフォルニア# コーヒー# ロサンゼルス# 度々、旅。
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