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2019.05.31

かぞく

子育て貢献度は低いけど、育児疲れ? オトーチャンたちの声を聞いてみた

連載「隣のオッサンは青いか?」を読む
母親が育児に疲れてしまうという話はよく聞く。だが、「イクメン」という言葉も当たり前になった現代、父親にも育児疲れがあるのでは?
そこで既婚子持ちの男性100人に「育児」についてアンケート。一体、オトーチャンたちはどんなモチベーションで子育てをしているのか。リアルな声に耳を傾けてみよう。

5人に2人のオトーチャンは「子育てに疲れたと感じることがある」

父親と赤ちゃん
●「子育てに疲れた」と感じることはありますか?
・ある 37%
・ない 63%
全体の4割近くの男性が「子育てに疲れたと感じることがある」と回答。「父親にも育児疲れはあるのではないか」という仮説だったが、想像していた以上にその割合は高いことがわかった。
そして、ここでもうひとつ気になるデータが。「育児に疲れを感じることがある」と答えた人たちに、自分はどれだけ育児に貢献しているのかを以下のような基準を用いて自己評価してもらった。
【育児貢献度 評価基準】
5=妻の分も含め、育児はすべて自分が担っている
4=妻よりも多めに、自分が育児を担っている
3=妻とほぼ半々ずつで育児を分け合っている
2=妻に比べてかなり育児を担えていない
1=まったく自分は育児をできていない
彼らの育児貢献度は高めかと思いきや……。
●「育児に疲れを感じることがある」と回答した人の育児貢献度(37人中)
・育児貢献度5 0人
・育児貢献度4 2人
・育児貢献度3 16人
・育児貢献度2 16人
・育児貢献度1 3人
「妻に比べてかなり育児を担えていない」という人と、「まったく育児を担えていない」という人を合わせると半数以上。「妻以上に育児を担っている」と答えた人は、わずか2人に止まった。
「私より育児をしていないのに『子育てに疲れた』だなんて……!」というママたちのお怒りの声が聞こえてきそうだ。実際、育児に十分貢献できていると思っている父親たちは少ないのだから。
しかし、世のオトーチャンたちが育児疲れを感じる瞬間を覗いてみると、なんだか憎めなくなってくる。


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