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2019.05.24

かぞく

離婚後のマネー問題。自由に使えるお金は増えた? 減った?

>連載「オーシャンズ X:幸せな離婚編」を読む
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離婚後の生活の最大の変化のひとつといえば、お金にまつわることだろう。「収入が減った」「2人で分割していたのに、負担が増えて……」「慰謝料がバカにならない」など、ポジティブな変化は少ないかもしれない。
はたして離婚経験者の経済事情はどのようなものか。さらには妻と夫ではどのような差があるのか。30〜40代の離婚経験者200人(男女各100名)にアンケートを試みた。
 

離婚して懐事情はどう変わった?

※全6項目から複数回答。カッコ内は男性/女性の回答割合
●「自由に使えるお金は減った」…32.0%(39.0%/25.0%)
【内訳】
・財産分与や支援、慰謝料や養育費などを支払うから 19.5%(31.0%/女性8.0%)
・共働きではなくなったから 12.5%(8.0%/17.0%)
●「自由に使えるお金が増えた」…34.5%(39.0%/30.0%)
【内訳】
・配偶者がいなくなったから 31.0% (35.0%/27.0%)
・財産分与や慰謝料などが入ったから 3.5%(4.0%/3.0%)
●「離婚前と特に変化はない」…33.0%(23.0%/43.0%)
 
自由に使えるお金が「減った」「増えた」「変化はない」がすべて3割強と拮抗する結果になったが、男女差を見ていくと大きな差があった印象だ。
まず「元配偶者への支援や財産分与、慰謝料や養育費などで自由に使えるお金が減った」と答えたのは圧倒的に男性が多い。離婚後に支払いが発生するのは主に夫ということなのだろう。さらに「配偶者がいなくなったことで、自由に使えるお金が増えた」も男性が多く、妻が経済上の負担になっていた夫の懐事情が垣間見える。
とはいえ、女性も3割弱が「配偶者がいなくなったことで、自由に使えるお金が増えた」と感じている点は興味深い。婚姻関係が続いている状態では、双方ともに配偶者の存在が「お金がかかる……」と感じていたのかも?
では、そんなお金の増減に伴い、使い方にはどのような変化があったのだろうか? 集まったコメントの傾向をまとめてみた。


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