2019.03.08
LIFE STYLE

58アイテム全部見せ! 大石学さんのヒマラヤ歩きの必須装備と土産物

モデル・大石 学さんは無類の旅好きだ。2013年、37歳のときには世界一周旅行を敢行している。それでも「まだ見ぬ世界」を求めて最近はトレッキングにどハマり。2019年は正月早々ネパールへヒマラヤ歩きの旅に出た。

ギア好きが刮目する、旅の装備のリアルを知る

今回のネパール・ヒマラヤトレッキングに大石さんが持って行ったギアは、総重量約25kg。75リットル入るバックパックが満杯になった。拠点となる出発地点までは、そのバックパックとサブバッグを持ち、現地の状況を見て不要なものは拠点のホテルなどに預けていったという。

数々の旅を経験してきた大石学さんが、今回のトレッキング旅で持参した信頼を寄せる荷物を紐解いていこう。

【大石さんが持参したギア】

こちらが今回の旅でバックパックに詰め込んだギアたち。できるだけ軽くするために厳選しつつもこの量に。かさばるウェア類やフィルムなど小さなアイテムのパッキング術も気になるところ。

[バッグ]
「カリマーのフライヤーは50リットルから75リットルにエキスパンドできますが、今回の旅では75リットルでパンパンでした。ビッグショットは、最初の拠点であるシャブルベシに着くまで用で、カメラパックはウエストハーネスでカラダに固定できるので、山歩きには重宝しますよ」(大石さん ※以下カッコ内はすべて)。

75リットルにエキスパンドしたカリマーのフライヤー。

・カリマーの「フライヤー 50-75」
・ザ・ノース・フェイスの「ビッグショット」
・ザ・ノース・フェイスの「クライマーズカメラパック」

[アウター]
「歩いている最中はカラダが熱を持っているので、旅の中盤までダウンはバックパックに入れていることが多かったです。そこで重要なのは軽量性。バーグハウスのジャケットはかなりの軽さで、気温が下がったときのレイヤードにも最適。マウンテンジャケットはとにかく丈夫なので、両手も使って登るような険しい場所で重宝します」。

ツエルコリの山頂にて、バーグハウスのダウンジャケットを着た大石さん。

・バーグハウスの「ラムチェ・マイクロリフレクトダウンジャケット」
・バーグハウスの「アオナック・AX・ダウンジャケット」
・ザ・ノース・フェイスの「マウンテンジャケット」

[パンツ]
「重要なのはやっぱり歩きやすさ。ストレッチ性はマストです。加えて吸汗速乾や疲労軽減のためにスポーツタイツも必須。今回は宿の防寒性が乏しかったので、夜はダウンパンツも役に立ちました。レインパンツは晴れ予報でも必ず携行します」。

・ザ・ノース・フェイスの「バーブ・サーマルパンツ」
・アルク フェニックスの「クランクパンツ」
・フェニックスの「リキッドウォーム・ダウンパンツ」
・モンベルの「レインパンツ・ストームクルーザー」

[インナー]
「インナーは、とにかく速乾性と保温性が重要。休憩時に汗冷えすると体力を大きく奪われますから。ベースレイヤーの下にドライナミック・メッシュをレイヤードすることで、汗を素早く発散させるようにしていました」。

・ザ・ノース・フェイスの「ロングスリーブ・スーパーハイク・ジップアップ」
・ザ・ノース・フェイスの「ロングスリーブ・クライトメイト・ウールクルー」
・ザ・ノース・フェイスの「ロングスリーブ・ホットクルー」
・ミレーの「ドライナミック・メッシュ」
・ファイントラックの「ドライレイヤー」

[シューズ]
「ブーツは、足をしっかり固定できるかが重要。スカルパのクリスタGTXは少し細身なので、ブーツの中で足が遊ばず気に入ってます。長時間歩行はもちろん、不安定な場所でも安心です。キーンは宿に着いてから。ビーサンはシャワー用ですね」。

今回、街中と宿以外は常にスカルパのクリスタGTXを履いて歩いた。

・スカルパの「クリスタGTX」
・キーンの「ユニーク」
・ビーチサンダル

[そのほかのトレッキングギア]
「ストックはあるとないとでは疲労度が段違いです。また、ルートが谷間にあり、暗くなるのが早かったので、例え日帰りでもヘッドライトは必ず着用しました。1月なので持って行きましたが、スパイク類は結局使わず…… カイロは標高が高いとほぼ発熱せず意味がありませんでしたね(笑)」。

・レキのストック
・ペツルのヘッドライト
・ジェントスのマグライト
・ロウプロのグローブ
・ザ・ノース・フェイスのマウンテングローブ
・パタゴニアのキャップ
・スクラバのウォッシュバッグ
・ヴィクトリノックスのマルチツール
・モンベルのシュラフ

・モンベルのスノースパイク
・モンベルのチェーンスパイク
・ニッコーのポンチョ
・ウォーターボトル
・ゲイター
・カイロ
・ランドリーロープ
・S字フック
・コンパス

[スマホアプリ]
「このマップスミーはオフライン状態でもマップを表示してくれるので、ヒマラヤのような電波が不安定な場所のトレッキングではとても便利ですよ」。

世界中のマップと現在地表示ができ、ルートのログもつけられる。

・My.com B.V.の「MAPS.ME(マップスミー)」


[カメラ]

愛用のフィルムカメラたち。「オートボーイもいい味出るんです」という。

・マキナの「670」
・ニコンの「F3」
・キャノンの「オートボーイ・ルナ35」

[カメラ関連アイテム]
「カメラは好きで、旅先でもたくさん撮ります。もちろん便利なのはデジタルですが、やっぱりフィルムの質感が好きですね。それに、ヒマラヤのような高地では気温の低下も急激とあって、デジタルだとバッテリーにちょっと不安が。とは言え、フィルムとともにiPhoneでも撮影しています。iPhoneなら撮影した時間や位置を記録してくれるので」。

・ニッコールの45mm、28mmレンズ
・コダックとフジカラーのフィルム
・ベルボンの三脚
・エツミのカメラレインジャケット


「トレッキング旅の荷物は、とにかく軽く、少ないことが正義。しかし例え使わなかったとしても、万が一のために持って行く必要があるものも。それらをいかに軽くするか、まだまだ改良の余地ありですね」。

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【大石さんが持参した行動食】

半日以上の長いトレッキングであれば、途中でエネルギー補給をすることは不可欠。大石さんも、今回のトレッキングでは大量の行動食を携行している。

「柿の種やナッツはペットボトルに入れておくと潰れず、さっと食べやすいんです」。

「どれも日本で普通に手に入るものばかりです。糖質やタンパク質、アミノ酸など、トレッキングによって失われやすい栄養素をひと通り揃えました」。歩きながら食べられるバータイプを携行するのもポイント。また、消費するカロリーが莫大なので、疲れを感じる前に頻繁に摂取することが重要だという。

・カロリーメイト
・一本満足
・パワーバー
・アミノバイタル プロ
・ぶどう糖
・柿の種
・ミックスナッツ
・飴



【大石さんが買って帰ったお土産一覧】

現地の人が編んだニットアイテム

「土地柄がよくわかる編み物は、お土産の定番です。カトマンズで自分用にも撮影時に便利なフィンガーレスの手袋を買いました。どれもだいたい200〜300ルピーで、ソックスは裏地がフリースになっているなど結構よくできているんです。家でも愛用してますよ」。

集め出したら止まらなくなったマグネット

「世界一周旅をしたときから、いつの間にやらハマりはじめて、今では旅に行くと必ず買っています。今回買ったマグネットは250ルピー。実は前回のヒマラヤに来たときとまったく同じものを買ってしまいました(笑)」。

ヒマラヤ名産の蜂蜜

「ヒマラヤは良質な蜂蜜が採れることで有名です。今回泊まった宿でも、よく口にしました。このエベレストハニーは500ルピーで、味は日本で食べるものと大体同じ。特別にクセがあるわけではないので、お土産にもオススメです」。

地図は、帰国後に旅を振り返るために

「こちらの地図は街中で400ルピーほどで買いました。スマホがあるので実用の面ではあまり使いませんが、ルート全体を俯瞰できるので、旅の足跡を辿りやすいんですよね。だから、旅の記録として必ず購入しています」。



必要か不要かの判断力は、実地での経験こそが育てる

今回のネパール・ヒマラヤ旅では、長時間のトレッキングとあって、機能性とともに軽量性が大きなテーマとなった。そこには、必要なものと必要じゃないものを、的確に判断するスキルが必要だ。

カトマンズには、トレッキングギアを揃えるショップが多く並んでおり、万が一装備に不備が見つかれば現地で揃えることも可能だが、大石さん曰く「有名なメーカーのものが並んでいますが、偽物も多く、質を見極めるのが難しい」とのこと。

「昔はアレコレと持って行って重くなったり、オーバースペックなギアを持って行ったこともあります。勉強による知識も大事ですが、やっぱり現地での経験が最も役に立ちますね」。実際にその地に降り立ってこそ、“知識”を真に理解できるのだ。

年を重ねるほど、日常の中での新たな経験は減っていきがち。いくつになっても新たな経験を重ね、さらに大きな男になるためにも……旅せよ!オッサン。


大石 学=写真 安岡将文=文

# ネパール# ヒマラヤ山脈# 大石学#
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