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2019.02.20

ライフ

この夏、世界が日本にやってくる 〜Meet The World Surfing〜

ただくつろぐだけでも気持ち良い時間を過ごせ、サーフィンをした瞬間に人生は大きく変わってしまう。ひとつのシーンからそんな海の魅力を発見していくコラム。

今回は「Meet The World Surfing 」

個人戦では五十嵐カノアが2位となり、団体戦では日本が優勝して話題となった。
いよいよ2020年への戦いが始まる。東京オリンピックの予選も兼ねた大会「2019 ISAワールドサーフィンゲームス(以下、WSG)」が、9月7日(土)から9日間の日程で、宮崎県・宮崎市木崎浜を舞台に開催される。
同大会は昨夏、愛知・伊良湖で行われ、個人戦では五十嵐カノアが2位となり、団体戦では日本が優勝して話題となった。しかしオリンピックの選考大会ではなかったため、世界のトップに君臨する海外の実力者は不出場。開催国の矜持として精鋭を揃えた日本が勝って然るべき大会だったのである。
だが今夏の大会は、きっと様相が変わるだろう。アメリカ、オーストラリア、ブラジルと、サーフィン大国の“本物”たちが揃い踏みする可能性が高いためだ。つまり、日本勢の実力を測る格好の場となることはもちろん、世界最高峰のサーフィンを日本の波で観戦できるチャンス。世界王者を決めるツアーの1戦が最後に開催された’05年以来の機会となる。
memo
来年に行われる東京オリンピックのサーフィン種目には、世界中から選ばれた男女各20名ずつが参加できる。「国別の出場サーファー枠は男女ともに最大で2名ずつ」など、いくつかの選考基準があるなか、今年のWSGでは、アフリカ、アジア、ヨーロッパ、オセアニアの4大陸から出場した選手のうち、各大陸の最上位成績者男女1名ずつに出場権が与えられる。また開催国の日本からは、既に男女1名ずつの本大会への出場枠がある。

高橋賢勇=写真 小山内 隆=編集・文


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