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男心を刺激!野山で作るワイルドなXマスリース、ご家族でどうぞ

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【特集】オッサンとクリスマス
クリスマスにワクワクしなくなったのはいつからだろう。大人になってから? 結婚してから? それとも子供ができてから? もっとオッサンだってクリスマスを楽しんでいいはずじゃない? 家族のためだけじゃない、オッサンがクリスマスシーズンと聖夜当日を楽しみ尽くすためのヒントをご紹介します!

クリスマスの飾り付けといえば、買ってくるもの。もちろんそれでもいいが、いささかありきたり。ここは野山に分け入って自然の物を材料に、男らしいクリスマスリース作りというのも大いにアリだろう。休日に子供と遊びがてら、というのも楽しそうだ。

そこでやってきたのが、多摩動物公園からほど近くの山中。ここは、文科省の認可を受けるボーイスカウト日本連盟所属「ボーイスカウト日野2団」の活動拠点だ。この日は子供たちを集めてオリジナルリースを作るという。

教えを乞うのは、ボーイスカウト指導者の安藤芳剛さん。小学3年生から日野2団に所属し、20年以上も山に親しんできた大ベテランだ。指導者のなかには、安藤さんと昔なじみの“生え抜き”も多く、親子二代にわたって活動する人もチラホラ。

到着するやいなや、「まずはリースの骨子に使う材料を集めましょうか」と安藤さん。木のツルをぐるぐると巻いてリースの骨子を作っておくとか。一体どこにそんなツルが?

ちょっと歩いて発見! なるほど、こういう天然のツルを採取するのか。ちなみにツルは、生きた木のものでないと水気が足りず、しならずに折れてしまう。意外と見つかりづらいので、根気も大事だ。

まずは根元をノコギリで切り、樹木に巻きついた方向と逆回りにすることでツルをほどいていく。だが、ツルは数メートルもある木の頂点近くまで伸びていることも多く、完全にほどくのは困難。最後はツルに掴まり、ターザンロープの要領で全体重をかけてへし折った。

「ちなみに、樹木やツルは土地の所有者のもの。許可を取らないと採取はできないので、ご注意くださいね」(安藤さん、以下同)

拠点に戻ったら、今度は採取したツルを使ってリースの骨子作り。まずは、ツルを二重三重にしながら好きな大きさに丸め、中央の輪になった部分に余ったツルを通しては螺旋状に巻きつけていく。なかなかハードワークだが、形ができるにつれて期待も高まる。

仕上げに細かいツルも絡め、見栄えはバッチリ。

さて、骨子ができたところで子供たちが集合。指導者がこの日の主旨を伝え、学年もさまざまなグループを作っていく。班ごとにひとつのリースを作るようだが、材料集め、塗装、材料の飾りつけといった担当を子供たち自ら決めたことには驚いた。

「実はボーイスカウトに集まるのは、野球やサッカーと違って長所を自覚できていない子供も多い。ですが、こうした共同作業を通じて成功体験を重ねることで、徐々に自分の得意分野に気づいていきます」

ということで、再び材料集め。山の中でクリスマスらしいキュートな赤い実をゲット。カラスウリといって、なんとウリの仲間だとか。

ぷっくりと張りがある柚子のほか、マツボックリ、赤みを残したもみじなども採取。大自然がこんなにも色鮮やかだとは知らなかった。

ひとしきり材料を集めたら、次は塗装だ。金、銀、赤、緑というクリスマスカラーのスプレーを使い、自然物に色をつける。新聞紙を敷いて風上に立ち、自分にかからないよう注意しながら表裏ムラなく塗布する。

そして、リースのデコレーションのスタート。骨子にリボンをまとわせたり、マツボックリを針金でくくりつけたり、スギの葉を接着したり……ここからは感性の赴くままに。装飾品がもっさりと広がらないように、コンパクトにつけるのがコツ。

子供たちもワイワイと相談し合いながら、思い思いのリースを形にしていく。

そして完成! クリスマスリースといえばキュートなイメージだが、自然物をどっさり使った野性味あふれるリースに仕上がったのではないだろうか。

最後に完成品を持ち寄り、グループごとに発表会。こちらは「和」をコンセプトにしたリースらしく、なかなかのおしゃれさ! 子どもたちの作意には驚かされるばかり。

また、チーム内での役割分担など工夫した点を振り返り、大人がフィードバックすることで、子供たちは主体的に考えるクセがついてくるとか。

自然との触れ合いと楽しい共同作業。クリスマスリース作りはエンタメ性の高いイベントと言えそうだ。今回のような特大サイズはもちろん、手のひらサイズもできるので、自宅の建具やインテリアとのマッチングを考えるのもいい。この冬の休日は家族で山に出かけて、クリスマスの準備を楽しんでみては?


取材・文=佐藤宇紘

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