オッサンとクリスマス Vol.1
2017.12.15
LIFE STYLE

“あの頃の自分”に贈りたい!懐かしのクリプレ、そのお値段は?

【特集】オッサンとクリスマス
クリスマスにワクワクしなくなったのはいつからだろう。大人になってから? 結婚してから? それとも子供ができてから? もっとオッサンだってクリスマスを楽しんでいいはずじゃない? 家族のためだけじゃない、オッサンがクリスマスシーズンと聖夜当日を楽しみ尽くすためのヒントをご紹介します!

子供のためのクリスマスプレゼントを選びながら、「そういえば、あの頃、サンタさんにお願いしたのにもらえなかったプレゼントがあったよなぁ……」なんて、ちょっとした感傷にふけってしまうお父さんサンタの皆さん。今年は思い切って、あの頃の自分が欲しがっていたプレゼントを、自分のために買ってみてはいかが? オーシャンズ世代が子供だった当時人気だったオモチャたちを買う方法や、価格の相場を調べてみましたよ。

復刻版も人気! 意外と買えそうなお値段だった『ゾイド』

現在、30代後半~40代前半の男性の多くが少年時代に夢中になったオモチャは数あれど、中でも特に思い出深いのが『ゾイド』シリーズではないだろうか。元々は欧米市場向けに生産された「ZOIDS」を1983年に「メカ生体ゾイド」と改名し国内で販売したのがブームのきっかけ。学習雑誌やTVアニメとのメディアミックスにより一時代を築いたオモチャである。特に大型ゾイドは、当時の販売価格も他のオモチャに比べ比較的高価だったため、なかなか買ってもらえなかった人も多いはずだ。

接着剤不要で組み立てられる手軽さと電動モーターを駆使したギミックが特徴となる『ゾイド』シリーズ。このように、当時欲しかった「ホンモノ」のオモチャを手に入れたいなら、ビンテージ玩具の専門店を探すのがオススメだ。オークションサイトにも出品はあるが、詐欺まがいの商品も紛れているのが怖いところ。専門店なら、使用感や経年劣化といったコンディションを自分で確認できるので、不当な価格を支払うリスクが断然低くなる。

オモチャやマンガなどビンテージ品を幅広く扱う専門店の大手『まんだらけ』に問い合わせたところ、シリーズの中でも人気が高く“最強”のゾイドともいわれる「キングゴジュラス」のオリジナル版(下の写真/RPZ-24/1990年発売/当時の販売価格7980円)は、ミント(最高)コンディション(箱付き・パーツや取扱い説明書などの欠品なし・問題なく稼働するもの・美品/以下同様)の場合、同店では4万円前後が販売価格の相場になるとのこと。

ちなみに「キングゴジュラス」は、2008年に復刻版(HRZ-001)が発売されており、編集部で調べたところ、アマゾンで新品がプレミア価格3万円~で販売されていた。いずれにしても、大人の本気を出せば、叶う夢の範囲といえるだろう。

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世界中で愛される伝説のキャラ「トランスフォーマー」。お値段もやはり“伝説級”!?

『ゾイド』シリーズとほぼ同時期にヒットしたオモチャで、外すことができないのが『トランスフォーマー』シリーズ。1980年に誕生した『ミクロマン』の後継にあたる変形ロボ玩具『ダイアクロン』、『ミクロチェンジ』が海外にわたり『TRANSFORMERS』として大ヒット。日本では逆輸入の形でブームを呼ぶことになった。夕方に放送されていたアニメ版に挿入される独特なアイキャッチを、忘れられない人もいるはずだ。近年にハリウッドで映画化されたことからもわかるように、今なお世界中で愛されているキャラクターだけに、人気の高いキットはプレミア価格もかなりなもの。

シリーズ最大級の大きさ(体長55センチ!)を誇る写真の「フォートレス・マキシマス」(1987年発売/C-114)は、当時の販売価格1万2800円に対し、ミントコンディションの場合『まんだらけ』での販売価格相場は、なんと10倍近くの12万円!! これは流石に、ボーナスで財布のひもが緩んでいるオッサンでも、やすやすと手を出せる価格ではないだろう。

なお、『トランスフォーマー』シリーズも後に復刻版が登場しており、「フォートレス・マキシマス」も発売25周年となる2013年に「TFアンコール23 フォートレス・マキシマス」が発売された。こちらは現在、アマゾンだと3万4800円で購入できる。かなり忠実な復刻版なので、こちらを買うのもアリだと思うぞ。

 

今なお愛されるカワイイ系『SDガンダム』は、驚きのプレミア価格も!!

『ゾイド』や『トランスフォーマー』のような、当時の販売価格がそもそも高価で買ってもらえなかったオモチャに対し、安価で豊富なバリエーションが楽しかった『SDガンダム』シリーズ。日本ならではの“カワイイ”カルチャーにも通じる「SD(スーパー・デフォルメ)」キャラの元祖となる存在で、ガシャポンはもちろんカードダスやプラモデルなど、多様な展開を遂げたオモチャだ。今でも、実家の押し入れを開ければ輪ゴムで束ねたSDガンダムのカードダスが大量に発掘されるはず、という人も多いのでは?

なかでも、現在では“幻”に近い存在となっているのが、SDキャラを載せて遊ぶ基地キット「元祖SDガンダム・新生頑駄無城・天地城」(1990年発売)。当時の価格は4800円と、今見ればそんなに高価とは思えないが、基地キットまで揃えられるのは、家が裕福か親子でオモチャ好きでもない限り、なかなか難しかったはず。この手の基地キット、持ってる友達って、それだけで一目置かれたものですよね。

さて、気になるこちらのプレミア価格だが、ミントコンディションの場合『まんだらけ』での販売価格相場は……失神必至の18万円!!!!!! そもそも流通数が少なかったことや、2017年時点で復刻版も出ていないことなどが、プレミアの根拠になっているのだろう。オッサンとなった今、これを18万円出して買ったら、それこそ当時の友達から一目以上置かれてしまうんだろうなぁ。

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遊んだゲーム少年はごくわずか! 幻の「PCエンジンLT」現在のお値段は?

最後に調べたのはゲーム機。80年代から90年代は、家庭用テレビゲームの黄金時代であり、ゲーム機の種類もかなり豊富だった。元の本体価格が高いことから、まさにクリスマスか誕生日のプレゼントでもないと、買ってもらえない憧れのオモチャだったに違いない。こちらに関しては、プレミアの対象となるのは、やはり当時の流通数が少なかった機種。中でも心臓に悪いレベルのプレミア価格がついているのが、1991年に発売された「PCエンジンLT」(下の写真)だ。

……って、これは流石に覚えている人が少ないかも。任天堂やセガに対抗すべくNECが開発したゲーム機「PCエンジン」自体が(失礼ながら)いまひとつマイナーなゲーム機だったのに加え、持ち運び可能なラップトップ型として登場した「LT」は、シリーズの中でも特にレア度が高い逸品。当時、高級ノートパソコンで利用されていたTFT液晶を採用するなど、意欲的な高性能でゲームファンの間では話題となったのだが、なにしろ当時の販売価格が9万9800円というんだから、これは子供に気軽に買い与えられる値段ではなかったに違いない。

参考までに記しておけば、こちらのプレミア価格は、ミントコンディションの場合『まんだらけ』での販売価格相場は、20万円(以上)とのこと……。その昔、『カトちゃんケンちゃん』(PCエンジン向けゲームといえば、これですよね?)を屋外で遊びたくてしかたなかった、という少し不思議な野望を少年時代に持っていた人なら、購入を検討してもよいのではないだろうか??

以上、意外と手が届きそうなものから、プレミア価格を見ただけで恐れおののいてしまう激レアモノまで、「あの頃の自分に買ってあげたいクリスマスプレゼント」のお値段感は、だいたいこんなところ。本当に買うかどうかはアナタ次第だが、間違いないく言えるのは、どれを買ったとしても、“あの頃の自分”は地団太を踏んで喜んでくれる、ってことですな。

文・石井サン宅郎

【取材協力】
まんだらけ中野店
住所:東京都中野区中野5-52-15
電話番号:03-3228-0007
営業時間:12:00〜20:00

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