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2017.10.06

ライフ

清純派・吉本実憂が金髪姿で「スープ作りに挑戦してほしい」


価値観のコリをほぐす“読むサプリ”
37.5歳におしえたいこと Vol.6
気持ちはまだまだ若いが、そろそろ成熟への一歩も踏み出す世代。それが37.5歳。だからこそ若者の間で流行っていることを知っておきたいし、先輩には引き続きアドバイスを頂戴したい。自分の「好きなモノ」だけでアタマの筋肉がカチコチにならないよう、同世代以外の著名人のみなさんに聞いてきた。「37.5歳におしえたいこと、ありますか?」

「ちょうど顔合わせしてきたところなんですが、プロデューサーさんがご挨拶のとき、『サスペンスものでもコメディものでもなく、丼ものです』とおっしゃっていて(笑)」
こんな調子で明るく語る女優・吉本実憂ちゃん(20歳)がこの秋出演するドラマが『さくらの親子丼』(10月7日、東海テレビ・フジテレビ系でスタート)。まさに丼もののようなタイトルだが、中身はなんと社会派ドラマだ。

人生初の金髪で挑戦するのは、人生初の“ヤンキー”役!

真矢ミキさん(53歳)演じる九十九さくらが営む下町の古本屋・九十九堂書店の奥には、食うに困った人が集まる“たまりば”がある。毎回様々な人が訪れ、さくらが振る舞う親子丼でお腹と心を満たしていくというハートフルでシリアスなストーリー。実憂ちゃん演じる二宮あざみもまた然り。お金がなく、お腹を空かせた不良少女なのだ。

「生きるために美人局とか万引きとか喝上げとか、悪いことをしているんです。でもそこには背景があって、お父さんは生まれる前からいなくて、お母さんは殺人で刑務所に入ってるんですよ。引き取ってもらったところで愛情を向けられず、本当の親じゃないとわかって、15歳で家出したんです」
ゆえにこんな髪型と出で立ちで、特に金髪は人生初の挑戦。すべて役作りのためだが、“不良”と一括りにすることには疑問を感じるとか。
「台本をひたすら読みました。不良とかヤンキーと一括りにするかもしれませんが、一人ひとり背景も違うじゃないですか。だから二宮あざみとはどういう人なのかを考えて、役作りをしています」
すでにクランクインも終えて、出来映えはかなりよさげなご様子だ。
「最初の登場シーンを撮影しました。美人局のシーンで、ヤクザの人からヒールで逃げたので足が筋肉痛です。あ、親子丼はまだ食べていないですよ(笑)」
ちなみに実優ちゃん、親子丼は大好き! ……というより、お米が大好きなのだとか。

夜中に2合平らげるご飯好き。オススメしたいのは……?

「白米が好きで、塩とかわさびふりかけとか明太子と一緒に食べます。家で食べたい量を食べたい分だけ作って食べるのが好きなんです。この前も夜中に2合食べて。太っちゃいますよね〜……」
なかなかの大食い! それだけに、37.5歳のオッサンたちにおしえたいことはやっぱり“食”なのだ。
「スープも大好きなんですよ。スープの素を入れて、具材を切って茹でるだけじゃないですか。あとは好みに応じて味を変えたりとすごく簡単だから、男の人にもオススメしたいんです」
好きなのはコンソメ味。撮影現場にも持っていくそう!

「ウインナーとブロッコリーと、オクラとキャベツを入れます。たまにトマトを入れたり、ブラックペッパーをちょっとだけ掛けるとお洒落になって、味が締まります。あとはタケノコとかも、なんでも入れちゃうんです。奥さんに作ってもらってもいいですよね。すごく温まって、自分の中で切替になるんです。眠いときもスッキリできますし、それが習慣になると気持ちのスイッチになりますよ」
たしかにコンビニなどで簡単に食事を済ませる人も多いだろうが、スープを持っていけば栄養の偏りが防げるほか、食事の楽しみが増えそう!
「スープが入れられるお弁当箱があるじゃないですか。私が娘なら、お父さんがスープを作ってくれて『これ持っていきな』って言われたら、すごくうれしいですね。お父さん好きになっちゃいます」
スープに合わせたいのはもちろん……。
「親子丼です! でも自分だと作れないので、作り方を勉強したいですね!」
【PROFILE】

吉本実憂
1996年福岡県生まれ。2012年「第13回全日本国民的美少女コンテスト」でグランプリを受賞しデビュー。金髪の不良少女役に挑戦する「さくらの親子丼」は、都会の片隅で幸せと不幸を描く、社会派ドラマ。10月7日(土)から毎週土曜日23:40から東海テレビ・フジテレビ系でスタート
取材・文=吉州正行 撮影=小島マサヒロ


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