国民的美少女・髙橋ひかる秘伝レシピ「このカレーを作って！」

この圧倒的な透明感！ 大人びているように見えるけど、16歳になったばかりだというからさらに驚く。髙橋ひかるちゃんは、3年前に全日本国民的美少女コンテストでグランプリを獲得し、チオビタドリンクのCMなどで話題をさらった若手女優だ。その素顔はいたって家庭的。37.5歳におしえたいことは、手料理らしい。学業と仕事の合間を縫って、かなりの本気度で取り組んでいるらしいけど、最近はかなり忙しかったご様子。なにせ、大河ドラマ『おんな城主 直虎』に出演しているのだ！
初の連続ドラマ出演は、なんと大河ドラマ！
「初めてのドラマ出演が大河で、すごく緊張しました。お芝居自体に慣れていなかったので、本当に不安ばかりでどうしようと悩んでしまいました」
役どころは高瀬という謎の美少女。主人公・井伊直虎（柴咲コウ・36歳）が住む地に突然現れる。直虎の亡き許嫁・井伊直親（三浦春馬・27歳）の隠し子であることが判明し、井伊家中に大きな波紋を呼ぶ……という役どころだ。
「年齢も同じだし、等身大という感覚でした。すごく素直で無垢な女の子なんですよね。自分の思うことをパッと表に出せるところとか、私も見習いたいと思いました。直親の隠し子ということで、たとえば表情を父・直親にちょっと似せるように意識したんですが、やっぱり難しくて」
ひかるちゃん、謙遜しているが演技はなかなかのものだ。
「お母さんとふたりで放送を見ているんですが、反省ばかりですね。でもこれからドラマはいよいよ山場を迎えて、どんどん面白くなっていきます。高瀬がどうなっていくのかも注目です。この作品は歴史が苦手な人でもすごくわかりやすく作られているので、見るのはこれからでも遅くないと思いますよ〜」
料理にドハマり中。「男性も挑戦してほしい！」

クランクアップし肩の荷がちょっと下りたひかるちゃん、仕事以外の目線は、学業もさることながら、しっかりと料理に向けられている。
「以前からお菓子作りは好きだったんですが、お母さんと一緒に東京に出てきたことをキッカケに、いろいろ作っています。最近のヒットレシピは、塩コショウをしてサッと焼いた豚肉に、生の果実から煮詰めたトマトソースを掛けたもの！ 男性でも、いろいろ料理を食べに行ったりして、おいしいと感じたらどうやって作るかきっと気になると思うんですよね。忙しいとレトルトばかりになるかもしれませんが、ちょっと興味を持って頂ければ、料理を始めるキッカケになると思うんです」
栄養が偏りがちなひとり暮らしの男性のみならず、家庭を持つ大人の男性にも、料理はぜひやってほしいのだそう！
「夫婦とか家族とかで、一緒に料理を作るのは楽しいと思うんです。きっと会話に繋がりますしね。たとえおいしくなかったとしても、気持ちは伝わります（笑）」
ただ、せっかくならおいしい料理を作ってほしいというのが、ひかるちゃんの願い。そこでこんなアドバイス！
「私、できあがった料理はスマホで写真に撮るようにしているんです。そうすると、彩りを意識するじゃないですか。そうすると、自ずと細かい要素にも気を配れて、味もよくなると思うんですよ。自分しか目にしない料理って、どうしても“茶色く”なりがちですから」
玉ねぎとコーヒーが味の決め手。髙橋家秘伝のカレー

たしかに男の手料理では、彩りのことを忘れがち。見栄えしっかり意識して、男性に挑戦して欲しいのは、ズバリこのレシピだ！
「カレーです！ 私なら、定番のレシピに玉ねぎをたくさん入れて甘さを出してほしいですね。あとこれは髙橋家の隠し味なんですが、コーヒーの粉を入れるんです。コクと深みが出ます。こんな感じに作ってくれたら、絶対おかわりしちゃいます！ へへっ」
ひかるちゃん、（ここだけの話）けっこうよく食べるのだとか。ガッツリ系も好きで、もし男性に作ってあげるとしたら、唐揚げなのだそう。
「唐揚げって本当に最高の料理だなと思うんです。私のレシピは、ニンニクとかショウガを入れた定番のもので、醤油ベースのタレにしっかり漬け込んで味を付けます。唐揚げ粉は使わず、片栗粉を使って竜田揚げに近いカリッとした仕上がりが好みですね。もう20個くらい食べちゃいます。いっぱい食べてほしいですよね。そうしたら作りがいがあるじゃないですかっ！」

吉州正行＝取材・文　撮影＝小島マサヒロ