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住宅ローンの“異例の低金利”がもうすぐ終わる、は本当か?

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不動産の噂の真相 Vol.2
オーシャンズ世代にとって“避けては通れない未来”のひとつに、「住まいをどうするのか」というテーマがある。結婚し、子どもが生まれ、やがて巣立っていく――そんな人生の物語をつむぐ舞台=住まいについて、実は私たちはそこまで深い知識を持っていない。なんとなく周りの意見やメディアの見出しやウワサ話に踊らされてはいないだろうか。この連載では、元SUUMO新築マンション編集長が、世の中に出回っている“不動産のウワサ”について徹底検証。信じるも信じないも、あなた次第です。

住宅ローン=借金=悪、という固定観念は的外れである

オーシャンズ世代には、これからマイホーム購入を検討する人も少なくないだろう。人によっては、住宅ローンで数千万円単位の借金を背負うことに、これまで経験したことのないプレッシャーを感じるかもしれない。その根っこには「借金=悪」という固定観念があるはずだ。たしかに、住宅ローンは借金の一種だ。しかし、一方で購入する住宅という資産を所有することになる。消費者金融で引き出した借金は使ってしまえば負債だけが残るが、住宅ローンの場合は、買った家を売却すれば借金の大半はチャラになる。住宅ローンの借金とは、その程度のものであり、したがって「ローンに人生を縛られる」というステレオタイプな嫌悪も実は的外れだ。

それはさておき、住宅ローンを借りるときに最も気になることであり、気にすべきことがローン金利だ。住宅購入を検討したことがなくても、現在は超低金利時代だと聞いたことがある人も多いのではないだろうか。それくらい、昨今の住宅ローン金利は歴史的に見て異例ともいえる低水準にある。実際のところ、住宅ローンの低金利化は1990年代後半から始まっていたのだが、昨年1月に日銀がマイナス金利政策に踏み込んだことで、まさに「底」といえる水準まで下がっているのだ。

住宅ローンには返済終了まで金利が固定されるタイプ(固定型)と、定期的に金利が見直されるタイプ(変動型)がある。実際には低金利が常態化して変動型の金利は何年も変動していないのだが、ルール上は半年ごとに金利が変わる可能性があるタイプだ。 固定型を選べば将来の金利上昇を心配する必要はないが、変動型より金利が高めに設定される。高めと言っても現在の固定型金利は過去最低水準の1%前後で、十分低金利ではある。一方の変動型は、今なら0.5%水準から選べる。住宅ローンを借りると所得税や住民税の還付が受けられる住宅ローン控除制度の控除率がローン残高の1%なので、変動型を選べば「支払う利息より戻ってくる税金のほうが多くなる」逆ザヤ現象が起きるほどの超低金利なのだ。

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