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2021.09.18

あそぶ

ストレス低減、夫婦円満。子育て中の30代に、ランニングが大切な時間になる理由

岩淵 京 
「Running Up-Date」とは……
大学まで野球一筋だった岩淵 京さんが走り始めたのは、野球部を引退後、卒業旅行を兼ねてホノルルマラソンに挑戦したことがきっかけだ。
「4時間17分という平凡なタイムでしたが、面白かったですね。以来、年イチのペースで大会にエントリーするようになりました」。
しばらくは試験勉強のように、レースが近づいてくると走り始めるという、間欠的なランナーだった。
走ることに本気でのめり込むようになったきっかけは、トライアスロンに挑戦してから。同僚に誘われるまま、「トライオン」というトライアスロンチームの練習会に参加したのだが、それが日本有数のハイレベルな猛者が集うチームだったのだ。

妻との出会いをきっかけに、ランニングに目覚める

「そこで今の妻と出会ったのですが、彼女以外にも50代なのにバリバリやっている先輩方がいて、自分がヒーヒー言いながらやっとの思いでついていける練習を、こともなげにこなしていたんです。『格好良いな、こういう歳の重ね方をしたいな』と、スイッチが入りました」。
岩淵 京 
ちなみに、岩淵さんの奥様はプロのトライアスリートであり、2児の母親でもある。
そんな奥様と一緒にトレーニングするようになって、走ることが日常になり、2015年の東京マラソンでは2時間51分のベストタイムをたたき出した。
「走ることは決して得意ではないんですけど、好きなんです。特に走ったあとのリフレッシュ感というか、小さなモヤモヤ程度なら、走るだけでどこかに消えてしまうじゃないですか。
これがロードバイクだとグループで走ることが多いし、とにかくついていくのに必死。スイムはスイムで厳しい練習メニューが組まれるので、それをひたすらこなすので精一杯。
そう考えると、ランニングがいちばん自由で、いろいろなことを考える余裕があるんですよね」。


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