WE CAMP at HOME! 自宅でも使える「ペレグリン・ファニチャー・デザイン」のギア7選
ナチュラルな素材をベースに、あっと驚くギミックというスパイスを加え、細部まで丁寧に料理する。そんなこだわりの造りが、キャンパーたちの支持を集め続ける「ペレグリン・デザイン・ファクトリー」。
そのラインナップには、キャンプはもちろん、自宅でも活躍してくれそうなギアが揃っている。今回はロングセラーから新作まで、使用シーンを選ばないギアを7つ、選りすぐって紹介してみよう。
折り畳み式のウッドテーブルで、リビングにキャンプテイストを!

「ウィングテーブル」は、ブランドとして初めてリリースした製品だ。発売から10年以上、今でも売れ続けるロングセラーモデルへと成長した。
発売当初はアルミやステンレスのキャンプテーブルがシーンの主流で、ウッドテーブルといえば海外製の大きなものくらいだった。その点、このモデルは脚を天板内側に収納した後、さらに半分に折り畳めるギミックがキモ。コンパクトに収納でき、持ち運びやすい形状に仕上げられている。

ロースタイルで使うのにちょうどいい高さ(28cm)は、意外に自宅の和室で使うのにもぴったり。今なら在宅勤務時の移動式作業用机としても優秀だ。
ちなみに展開した形が羽を広げたように見えることが、製品名の由来となっている。

他の家具との相性を考えて選ぶなら、「ドンキーテーブル」をおすすめしたい。高さは42cmとウィングテーブルより少し高く、ソファのサイドテーブルにぴったりだ。
収納時はくるくると丸めて、細長い状態にまとめられる天板のサイズは78×58cm。もうひと回り大きいサイズの「キャメルテーブル(90×58cm)」もある。庭に置いて、ピクニック気分でランチをしたり、コーヒーブレイクに使ってみてはいかが?

台所周りにもキャンプ・ファニチャーを活用してみよう

同社のラインナップは、キャンプキッチン関連のギアが充実していることも特徴だろう。
なかでも、3本の圧縮杉をパズルのように組み合わせて使う鍋敷き「ポッドスタンドスター」は人気商品。ダッチオーブンやスキレットと共に自宅で使い込んで味が出るまで育てておけば、いざキャンプのときにはベテラン感が出るかもよ。

上の写真の虫眼鏡のような形の木材は、何のための道具に見えるだろうか。
正解は、下にカップや水筒をセットして使うコーヒードリッパー「ウッドペッカー」。高さはワンタッチで自由自在に調整することができる。
ちなみにこの黒いジュラルミン製のポールは、元々はテント用に作られたものだそう。毎日使う道具に、ちょっとしたキャンプエッセンスを取り入れられるギアだ。

「ラビットスタンド」は、パネルを組み立てて、付属のベルトで止めるだけで簡単に設置できるマルチスタンドだ。キャンプサイトではウォータージャグを置いたり、スツールやテーブルとしても活躍する。
耐荷重は80kgとかなり丈夫。なので、キッチンでは子供用の踏み台にして、台所仕事のお手伝いをしてもらうのもいいだろう。

庭仕事のサポート用にもどうぞ

キャンプ道具は、もちろん庭でも活躍する。
「蚊取り線香ホルダー」は、置いてもいいし、物干しや枝にひっかけて使うこともできる。
灰受けになる台座に取り付けるフックは、よりアウトドア度の高いカラビナタイプも展開している。これからの時期は、庭仕事やDIYをするときの足元にあると便利。


「STAY HOME」で毎日家族が家にいて、洗濯物が増えてしまった家庭には、「ハンギングチェーン」があるといいかも。

元々は木の間やタープのポール間に張ってギアを吊すための道具だが、物干し台に張っても使うことができる。庭仕事やベランダ菜園を手入れするときにも、道具をぶら下げておけば見失わずに済むだろう。
ご覧のように、キャンプギアは使い方次第で日常生活でも役に立つものばかり。実戦に行ける日まで、練習を兼ねて自宅でみっちり使い込もう。
[問い合わせ先]
ペレグリン・デザイン・ファクトリー
03-6712-2821
www.peregrine-f.com
「Camp Gear Note」
90年代以上のブームといわれているアウトドア。次々に新しいギアも生まれ、ファンには堪らない状況になっている。でも、そんなギアに関してどれほど知っているだろうか? 人気ブランドの個性と歴史、看板モデルの扱い方まで、徹底的に掘り下げる。 上に戻る
池田 圭=取材・文 矢島慎一=写真