Camp Gear Note Vol.34
2020.03.08
LEISURE

キャンプを美味しく彩る「GSI OUTDOORS」のアイデア炸裂グッズ選

連載「Camp Gear Note」●90年代以上のブームといわれているアウトドア。次々に新しいギアも生まれ、ファンには堪らない状況になっている。でも、そんなギアに関してどれほど知っているだろうか? 人気ブランドの個性と歴史、看板モデルの扱い方まで、徹底的に掘り下げる。

GSI OUTDOORS

調理器具からカトラリーにコーヒー関連の道具まで。キャンプのキッチン周りを充実させたいならば、西海岸発のアウトドアブランド「GSI OUTDOORS(ジーエスアイアウトドアーズ ※以下、GSI)」をチェックしてみるといい。

GSI OUTDOORS

今回訪ねたのは、日本で取り扱いのあるGSI製品のほぼすべてをラインナップする「A&Fカントリー昭島アウトドアビレッジ店」副店長の水野さん。ロングセラーから新商品まで、この春に注目すべきGSI製品をバシバシ紹介してもらおう。

GSI OUTDOORS
ヒルバーグ編に続き、2度目の登場となる水野さん。よろしくどうぞ!
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キャンプ料理はコレさえあればOKなベストセラー

GSI OUTDOORS
開けてびっくり。まだ出てくるの? と思うほど、いろいろ入ってます。

まず、ブランドを象徴するモデルとして名前が挙がったのは、クッカーの中に調理道具と4人分の食器類一式がコンパクトに収まった「バガブーキャンパー」だ。

「クッカー内にいろいろな道具をスタッキングするアイデアを採用したのは、GSIが最初なんです。現在はさまざまなセットを出していますが、しばらくこの組み合わせがベストセラー。まずはこれさえあれば、な商品ですね」。

GSI OUTDOORS
上の写真にあったすべての道具がクッカー内に美しく収まる。マグは熱くならないカバー付き。

ただキレイに小さく収まるだけではない。実用的なギミックが随所に盛り込まれているのも、GSIならではだろう。

「湯切り穴が開けられたクッカーの蓋は、フライパンにも併用できる構造です。軽量なカップは断熱素材のカバー付きなので、出来立てのスープを入れても熱くなりません。また、手提げ型の収納袋は防水仕様になっていて、バケツやシンクとして使うこともできます」。

「これがあって助かった!」と思わされる痒いところに手が届くアイデアは、同社がいかに現場からのフィードバックを重視して製品開発を行っているかの証だ。

GSI OUTDOORS
持ち運びやすい手提げ型の収納袋は、バケツとしても活用できる。汚れた食器をまとめて流しに運ぶのにも便利。
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創業当初から続くロングセラーシリーズ

GSI OUTDOORS
メキシコから製品を輸入していた創業当初から、一貫してエナメル製品を扱い続けている。

アイデア満載のクッキングシステムと並び、シンプルで美しいエナメル製品もGSIを代表するシリーズである。

「エナメル製品は根強いロングセラー。クラシックな見た目ですが、傷や欠けに対する耐久性が高く、アウトドアにも適した素材なんです」。

厚みのあるスチール素材をベースに、表面に美しいホーロー仕上げを施した頑丈な造りは、自宅でも外でも使う場所を選ばない。なにより紙皿やプラスチック製の食器に比べて、ご飯が断然美味しく感じられる。春からは新色のブラックも登場するそうだ。

GSI OUTDOORS
クラシックな見た目だが、機能性もしっかりと兼ね備えている。
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GSIらしさ全開のアイデア商品

GSI OUTDOORS
独自のヒートラジエーターを採用し、驚くほど早くお湯が沸く。写真の3Lサイズの他に、2Lサイズもある。

定番商品に続いては、少し目線を変えて、変わりダネに注目してみよう。まずは、ん? ぺったんこなポット?

「黄緑色の部分は柔らかなシリコンでできていて、折り畳めるポットなんです。持ち運びや収納時はこんなに薄くコンパクトになります」。

ボトムはテフロン加工がされたアルミ製。鍋底は熱効率を高めるために特殊な構造になっており、通常の鍋と比べると30%も早くお湯が沸くそうだ。

蓋のシリコンパッドは、収納時に蓋を固定するためのものだが、湯切りの時にはグリップにもなる。

GSI OUTDOORS
こちらは丸みを帯びたフォルムの赤ワイン用。ここまでして外でも美味しいお酒を飲みたいとは!

さらに、GSIらしさ全開の商品がこちら。ただのワイングラスに見えるが、じつは落としても割れないポリエステル製。足を外してコンパクトに収納することもできる優れものだ。

「しかも、赤ワイン用だけじゃなくて、白ワイン用とシャンパン用、ステンレス製など、お酒用のグラスだけで7種類もラインナップがあるんですよ。彼らはこういうところにこだわるブランドなんです」。

「やっぱりキャンプで飲む酒は美味い!」とか言いつつ、紙コップでお酒を飲んでいるそこのあなたは、まだ本当に美味しいキャンプ酒を味わっていないかもしれない。

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「好きだから」生み出され続けるラインナップ

GSI OUTDOORS
焚き火にかけることもできるパーコレーターは隠れた人気商品。取っ手はガラス製なので、中身のコーヒーの濃さが確認できる。

フレンチプレス、ストーブトップのエスプレッソメーカー、ペーパー不要なステンレスメッシュのドリッパーなどなど。コーヒー関連の道具が多いのも、GSIの特徴だ。

その理由を聞いてみると、「創業者が単純にコーヒー好きだから、どんどんラインナップが増えてるそうですよ」と水野さん。

至極当たり前ではあるが、自分の欲しいもの、好きなものを作ることこそがモノ作りの原点だ。しかし、仕事となるとなかなか話は単純ではなくなってしまう。

GSI OUTDOORS
前出のポットと同じく、折り畳めるコーヒードリッパーも登場。軽量なミルにもご注目あれ。

その点、GSIからリリースされる道具たちは、好きこそ物の上手なれを地で行くGSIのメンバーが、創業時から変わらず遊びを通して作り続けている。アウトドアや料理、コーヒーが好きなユーザーに刺さらないはずがない。

GSI OUTDOORS

[問い合わせ]
エイアンドエフ
03-3209-7575
https://gsioutdoors.jp

池田 圭=取材・文 矢島慎一=写真

# Camp Gear Note# GSI OUTDOORS# キャンプ
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