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2020.02.23

あそぶ

暖冬だからこそ「ココペリ」のボートで、ひと足早い春キャンプの準備を!

連載「Camp Gear Note」
90年代以上のブームといわれているアウトドア。次々に新しいギアも生まれ、ファンには堪らない状況になっている。でも、そんなギアに関してどれほど知っているだろうか? 人気ブランドの個性と歴史、看板モデルの扱い方まで、徹底的に掘り下げる。
 ココペリ
ココペリが手掛ける、超軽量・コンパクトに収納ができるラフトボートの進化形「パックラフト」。
その魅力と有用性に触れた前編に続き、後編は今シーズンから注目モデルが加わり、よりパックラフトビギナーへのおすすめ度が高まった最新ラインナップを紹介する。
ココペリ

 

ブランドの強みを活かした新定番の誕生

ココペリ
重量、収納サイズ、強度と、すべての要素のバランスに優れた新定番の誕生だ。
ココペリは他社と比べ、軽さだけでなく、耐久性にも重きを置いた開発を行っているブランドなことは前回触れた通り。そんなココペリを代表するモデルとしては、あえて今年から登場する新作「XPD」を挙げたい。
アウトラインは従来のモデルを踏襲しており、パッと見には何が新しくなったのかはわかりづらい。特徴はその素材使いにある。
今までの主力モデル「ローグ ライト」は、210デニールナイロンを使っているのに対し、XPDは圧倒的な強度を誇る強化ポリ塩化ビニールを採用したのだ。
ココペリ
近くで見ると、これまで表面がツルツルだった生地との違いがよくわかる。いかにも強そう!
これは一般的なラフトボートにも使われる素材で、引き裂き強度は折り紙付き。本国の公式サイトでは、荷物を満載にした状態で砂利の駐車場を引きずる動画も公開されている。それほど、強度に絶対の自信を持つモデルなのである。
高い強度の恩恵は、ハードに使いたいユーザーだけでなく、ビギナーが誤って破損してしまう事態も防いでくれる。
本体重量は少し増えて5.9kg。収納サイズは、もちろんバックパックに収まる程度に仕上がっている。車や電車での移動が主の日本国内であれば、軽さだけでなく、強度が高まったことのメリットは大きい。


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