度々、旅。 Vol.15
2019.12.28
LEISURE

死ぬまでに行きたい島⑤ アドリア海のアイランドホッピングで「フヴァル島」へ

死ぬまでに行きたい島の旅●旅先(=非日常)で得るインプットは、男の日常のアウトプットに大きな影響を与える。1981年生まれ、一児の父、オーシャンズ世代ど真ん中のトラベルエディター伊澤慶一さんは、だから今日も旅に出る。連載「度々、旅。」の4シリーズ目は、死ぬまでに一度は行きたい、ヨーロッパの島の旅。

イタリア、ギリシャの次はクロアチアの島々を紹介したいと思います。

中央ヨーロッパに位置するクロアチアですが、イタリアとはアドリア海を挟んだ向かい側に、ギリシャからはイオニア海を北上した先にあり、両国に負けず劣らず素晴らしい島々を抱えています。大小あわせるとその数は1000以上!

ただ、人が住む有人島は50程度で、そのうち観光で人気なのはフヴァル島、ビシェボ島、ブラチ島、ヴィス島などです。島巡りの拠点にふさわしいのは、クロアチア第二の都市・スプリット。旧市街全体が世界遺産に登録されており、夏は世界中からの観光客でにぎわいます。

スプリットの世界遺産群のひとつ、高さ60mの鐘楼は街のどこからも目立つシンボル。
スプリットの世界遺産群のひとつ、高さ60mの鐘楼は街のどこからも目立つシンボル。
海沿いの街スプリットは風光明媚な人気都市。個人的にも2回訪れており、3回目はいつにしようかと目論見中。
海沿いの街スプリットは風光明媚な人気都市。個人的にも2回訪れており、3回目はいつにしようかと目論見中。

クロアチアの首都・ザグレブからスプリットまでは、鉄道(夜行列車)、バス、飛行機など、さまざまな移動手段があります。また、ヨーロッパ主要都市からも直行便が就航しています。

スプリットは見どころが多いものの、主要スポットはコンパクトにまとまっており、「ディオクレティアヌス宮殿」や「銀の門」、街を一望できる「大聖堂の塔(鐘楼)」などは、1日あれば巡ることが可能です。ただ、ツアーで周辺の島巡りをするとなると、参加できるのは1日1ツアーが限度なので、何泊か時間を確保しておきたいものです。

スプリットの港にはいくつものツアーが発着。どの島に行くにも同じ港なので大変便利。
スプリットの港にはいくつものツアーが発着。どの島に行くにも同じ港なので大変便利。

地図からも、南側に多くの島々が点在しているのがわかると思います。

スプリットから各島へツアーがでている。今回の行き先は大きなプラチ島の南に位置するフヴァル島

スプリットの港からは多くのツアーが出発しており、空席があればその場でチケット購入が可能。ただ夏場のトップシーズンは予約で満席のこともあるので、事前にWEBで予約するか、前日までに空き状況を確認して事前購入しておくことをおすすめします。

フヴァル島行きのフェリー。どの島も近いので、だいたい1時間ほどで行ける。
フヴァル島行きのフェリー。どの島も近いので、だいたい1時間ほどで行ける。

フヴァル島行きのフェリー。どの島も近いので、だいたい1時間ほどで行ける。

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いよいよクロアチアの島旅、スタート!

さて、スプリットから最初に向かったのは「フヴァル島」。日本ではほとんど知られていない島ですが、ヨーロッパではとても人気の高いリゾートアイランド。その魅力は、クロアチアならではのオレンジ屋根のかわいらしい町並み、透明度の高い綺麗なビーチ、そして緑豊かな丘の上のフヴァル要塞から眺める絶景などでしょう。

また「ラヴェンダーの島」と呼ばれるほどラヴェンダー栽培が盛んで、お土産としても人気。街を歩いていると、そこかしこからラヴェンダーの香りが漂う花の街でもあります。

また「ラヴェンダーの島」と呼ばれるほどラヴェンダー栽培が盛んで、お土産としても人気。
港近くの広場には、ラヴェンダー製品のスーベニアショップがいくつも並んでいます。
フヴァル島のメイン観光スポット、旧市街やビーチ、フヴァル城塞はすべて徒歩で回れます。
フヴァル島のメイン観光スポット、旧市街やビーチ、フヴァル城塞はすべて徒歩で回れます。

まずは町の全景を確認するためにも、旧市街の北側にある丘の上の城塞に登ります。街のいたるところに城塞を表す「Fortress」の標識があるので、それに従い坂道や階段を歩いて行けば、20分ほどで到着。ただ勾配はかなりキツいので、足腰に自信がない方はバスやタクシーを利用するといいでしょう。

まずは町の全景を確認するためにも、旧市街の北側にある丘の上の城塞に登ります。
石の階段が続く城塞。
城塞の上からの絶景。オレンジの屋根とアドリア海のブルーによる見事なコントラスト!
城塞の上からの絶景。オレンジの屋根とアドリア海のブルーによる見事なコントラスト!

16世紀には完成していたというこちらの城塞。中は想像以上に広く、立派なカフェテラスもあります。城塞の上からすぐ近くに見える島々はパクレニ諸島。透明度の高い入り江がたくさんあり、フヴァル島からボートで遊びに行く観光客で賑わっています。そのさらに右手奥にうっすらと見えるのはヴィス島です。

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海っていい、島っていい、を再認識

ロマンチックな時間も過ごせます。

フヴァル島の海は、港からして既に抜群の透明度! 海沿いを西側(城塞を背にして右側)に歩いて行くと、リゾートホテルやカフェ、穴場ビーチも多く見つかります。

フヴァル島の海は、港からして既に抜群の透明度!

早速イケてる海の家的なビーチハウスを発見。実はフヴァル島は、ヨーロッパでも近年人気上昇中のパーティアイランド! 港には大型ボートも停泊できるため、ヨーロッパの富裕層たちが自家用クルーズでやってきます。

スペインのイビサ島にも負けないほどナイトライフも盛んで、ビーチ沿いのカフェやビーチハウスはどこもDJによるハウスミュージックが大音量で流れていて、音楽とお酒を楽しむ若者で賑わっています。

実はフヴァル島は、ヨーロッパでも近年人気上昇中のパーティアイランド!

実はフヴァル島は、ヨーロッパでも近年人気上昇中のパーティアイランド!
こんな綺麗なビーチを目の前にして音楽とお酒があれば、もうほかには何もいらない?

大の大人も、遊び心や子供心を取り戻せるのが島旅の魅力。ここではみんな飲んで、踊って、飛び込んで、大はしゃぎ。
 
島っていいなぁ、海っていいなぁ、夏っていいなぁ。

ザ・青春! と思ったら、オーシャンズ世代の3人組でした。

フヴァル島に限らず、クロアチアではアイスクリームが大人気。街を歩いていても、至るところでアイスクリームを食べている人を見かけます。

フヴァル島に限らず、クロアチアではアイスクリームが大人気。

せっかくなので、スプリットに帰る前に我々も。

フヴァル島に限らず、クロアチアではアイスクリームが大人気。
「はいどーぞ!」。ボリュームがスゴい!

うん、おいしい! これで日本円にして200円くらい。フヴァル島観光、大満足です。
 

そしてまた、船で拠点のスプリットへ。ホテルに帰る前に、明日はどの島に行こうかスケジュールをチェック。港に到着したその場で申し込んでおけば安心です。

スプリット自体も魅力的だし、そこを起点にしたアイランドホッピングも最高に楽しいクロアチア。

スプリット自体も魅力的だし、そこを起点にしたアイランドホッピングも最高に楽しいクロアチア。アドリア海の島旅、おすすめです!

 

伊澤慶一●1981年生まれ、子持ち。出版社勤務時代には『地球の歩き方』を始め、NY、LA、パリ、ベルリン、モロッコなど世界中のガイドブックを制作。

伊澤慶一●1981年生まれ、一児の父。出版社勤務時代には『地球の歩き方』を始め、NY、LA、パリ、ベルリン、モロッコなど世界中のガイドブックを制作。60カ国以上の渡航歴を持つが、いちばんのお気に入りはハワイ。

 

 

# クロアチア# フヴァル島# ラヴェンダーの島# 度々、旅。
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