「あなたの夢はなんですか?」
オレンジに彩られたトンネルを抜け、問いかけられるのはこんなひと言だ。
これは、11月1日(金)からエルメスが一般公開する「夢のかたち Hermès Bespoke Objects」という期間限定展覧会。六本木の特設会場には、メゾンがこれまで受けたスペシャルオーダーのオブジェたちが、24の物語とともに紹介されている。
展示されているのは、バッグなどメゾンのアイコン的なモノはもちろん、サーフボード、バイク、ローラースケート、釣り竿、プライベートジェット機のシートなど、実にさまざま。
エルメス
サーフボードが展示された空間も素敵。©Nacása & Partners Inc.
京都店のお客さまのために作られた人力車。©Nacása & Partners Inc.
革は防水性で、実際に漕ぎ出せるボート。©Nacása & Partners Inc.
メゾンを象徴するオレンジカラーのバイク。ヤマハ製。©Nacása & Partners Inc.
釣り竿とセットで展示されていた魚用のカゴと毛ばりのセットもオリジナル。
どれも見ても高い職人技とウィットに富んだセンスに支えられていて、眺めているだけで幸せな気分になる。けれど、特に秀逸なのは、その横に添えられるテキストだ。そこには、プロダクトがエルメスのビスポークで作られるにいたった「夢」が記されている。
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