2019.08.03
LEISURE

【国内編】夏休みに挑みたい、山男・大石学のベストマウンテン3選

いよいよ夏本番。長かった梅雨の影響もあって、外で遊びたい欲は最高潮。ってことで、今年はどこで、何して遊ぶ? オーシャンズがオススメする「夏休み満喫ガイド」。

あえて綿密な下調べをせず、フリースタイルで世界中を旅するモデル、大石学さん。

オーシャンズ看板モデルのひとり、大石 学さん。

最近はトレッキングにどハマりし、今年1月には3度目となるヒマラヤでのトレッキングを決行。エベレストルート、アンナプルルートに続き、7日間かけてもっともマイナーなランタンルートを走破した無類の山好きの彼に、ビギナーから上級者まで楽しめる山をランキング形式で聞いてみた。

今回は国内編。さっそく3位から見ていこう。と、その前に……

 

学さん、そもそも山の魅力って何ですか?

大人になるにつれ、山への興味が増してきたという人も少なくないだろう。でも、いろいろ道具も買い揃える必要があるだろうし、本当に自分が山にハマれるか、ある程度の確信がほしい。ということで、学さん、ぶっちゃけ、山の何が好きなんですか?

「僕は世界一周中の旅先でときどきトレッキングをしていました。そのときは、歩くことを楽しむというよりは、絶景を見るため、 そして、そこで写真を撮るためにトレッキングをしていたという感じでしたね」。

 

ネパール、 アンナプルナ。ベースキャンプに到着直前。眼前にアンナプルナ、振り返ればマチャプチャレと名峰がそびえ立ち、まさにクライマックス間近の地点。

「でも、2017年に行ったネパールで、 アンナプルナ・ベースキャンプまでの6日間のトレッキングをきっかけに、歩くこと自体が好きになって、 さらにもっと山を見てみたいという気持ちになりました」。

ほほう。どういう心境の変化だったのでしょう?

「雪に覆われた鋭いヒマラヤが180度見渡せる景色がとにかく圧巻で、そこまで重い荷物を背負って歩いてきた達成感も凄くて、一気に山にのめり込みました。ひたすらしんどい時間もありますが、そこを抜けて稜線に出たときのワクワク感、そして下山したときの安堵感もたまらなくて、もうすっかり山にハマっています」。

確かにそれは山でしか味わえない醍醐味かもしれない。ちなみに、学さんは写真を撮るのも趣味のひとつだそうですが。

愛用のフィルムカメラたち。

「そうですね。山ではフィルムカメラで写真を撮ることが多いのですが、現像を待っている時間もまた楽しいですし、あとから写真で振り返れることや、 思うように撮れてても撮れてなくても、そのときの情景も時差で思い出せるので、 山とカメラをセットで楽しんでいます。山へ行くならぜひカメラも! 今はスマホのカメラも進化して、かなりキレイな写真が撮れますけどね」。

なるほど。では学さんが好きな日本の山を、学さんが撮った写真とともに見ていこう。

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大石 学的ベスト③
瑞牆山(みずがきやま)

「この瑞牆山は山登りというより“岩登り”といった感じで、スリルもあって、とても登りごたえがある山ですね。山頂からの景色は、ギリシャのメテオラを彷彿する奇岩が見えて、これもまた絶景です!」。

……さっそく出た。出てしまった。いきなり無類の山好き・大石学の本領発揮である。

無邪気な笑顔で「岩登りでスリルもあって登りごたえあり」と言うが、学さん、そんな次元は遥かに超えてはいませんか……? 

「いや、本当に気持ちいいんですよ!(笑)」。

この瑞牆山、標高は2230mで、奥秩父の山域の主脈のひとつで、日本百名山のひとつでもある。全山が黒雲母花崗岩で形成されており、古くから“信仰の山”としても知られ、洞窟には修験者の修行跡や刻字が残る。

学さんが言うように、山頂の景色は絶景。山頂南西部には、風化や浸食の影響を受けた独特の岩峰が聳えており、なんとも神秘的な景観を創っている。

そのほかの岩にも鋸岩、大ヤスリ岩などの名前が付けられている。

山頂から空海開山伝説も伝わる弘法岩を眺め、記念に“パシャリ!”。なんとも壮大で最高だろうな~!

「ここはコースタイムが短い割に満足度の高い山なので、ぜひチャレンジしてほしい山のひとつです!」と学さん。本当に気持ちよさそうです!

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大石 学的ベスト②
甲武信ヶ岳(こぶしがたけ)

「第2位は甲武信ヶ岳です。なんと言っても、山頂付近にある甲武信小屋の居心地がすごくいい。で、小屋から雁坂峠(かりさかとうげ)を周回するコースの稜線歩きがとても気持ちいいんですね。天気が良ければずっと富士山を眺めながら歩くこともできて、本当に最高のロケーションです」。

山梨県=甲州、埼玉県=武州、長野県=信州の境、奥秩父山塊の主脈の中央に位置する標高2475mのこの山は、日本百名山のひとつである。山頂から日本百名山のうち43座が見渡せるとあって、360度絶景のパノラマを眺めに多くの登山者が訪れている。

こちらは山頂付近、学さんが「居心地が良い」と言う山小屋「甲武信小屋」。ごはんに味噌汁と少しのおかずという食事が、どんな高級コース料理にも代えがたい絶品に変わるのも山小屋というロケーションならではの醍醐味だ。

小屋で一息ついたあとは、日本三大峠の雁坂峠(かりさかとうげ)へ。真下には一般国道では日本で一番長いトンネル、「雁坂トンネル」が通過するこの峠、「歩くだけでめちゃめちゃ気持ちいいですよ!」と学さん。

標高2082m、奥秩父山域の主脈の一部で甲武信ヶ岳からや三宝山、笠取山から雲取山方面まで、さまざまなコースを縦走することができる。

息をのむようなこの絶景。ハイキングコースもあり、天気が良ければずっと富士山を眺めながら歩くこともできるのだとか。こりゃ確かにスゴそうだ!

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大石 学的ベスト①
乾徳山(けんとくさん)

「電車やバスを使って日帰りで行けるような山に行くことが多いんですが、ここには本当によく行ってます。電車バスでのアクセスも良いので」。

日帰りでトレッキングすることが多いという学さんが何度も訪れている山、乾徳山。山梨市北部の奥秩父の山域にあり、最寄りの塩山駅または山梨市駅までは東京(新宿)から電車で約1時間半、そこから登山口までバスで30分程度というアクセスが良さだ。古くは僧侶の修行の山であったと言われている。

登山口から高度を上げるにつれてコースの雰囲気がガラッと変わる乾徳山は、森林・草原・岩峰の3つを味わうことができる。なんとも贅沢な山である。

林道を横断するようなルート。ゴロゴロした石ころの中にはしばらく人が踏み入れていないようなルートもあるが、ピンクテープを頼りに進む。

奥秩父の山々を見渡すことができるエリアはとても展望が良く、ススキ野もとても綺麗。運が良ければ雲上に浮かぶ富士山が見られる。

後半は岩場・鎖場も多い。

山頂直下の名物「鳳岩(オオトリ岩)」は、約20mほどの垂直な鎖場だ。己の身ひとつで高度感のある景色の中でスリルを楽しめる。

登山口から山頂までは、約3~4時間。

「後半は岩場・鎖場も多く、バリエーションがあって何度行っても楽しめるんですね。高度もあってスリルも味わえます。何度行っても飽きないので、ぜひ一度、遊びに行ってみることをオススメします!」。

というワケでまとめると、

ベスト①:乾徳山(けんとくさん)中級~上級者向け
ベスト②:甲武信ヶ岳(こぶしがたけ)初級者向け
ベスト③:瑞牆山(みずがきやま)上級者向け

……といったところ。ぜひ夏のお出かけの先の一例として参考にしてほしい。「とは言え、どんな準備が必要なの?」という方は、コチラの記事もご一読を。

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次回は世界を一周した学さんに、世界のベストマウンテン3選をうかがおう。

 

大石 学=写真 谷澤修太朗=文

# アウトドア# 夏休み# 大石学#
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