2019.06.20
LEISURE

雨の日は、酒を片手に騙し合い! 男同士が盛り上がる“ブラフ系”アナログゲーム3選

連載「脳が悦ぶ、アナログゲーム」
梅雨シーズン到来。アウトドア派にとっては憂鬱な季節だが、時間に余裕ができるだけに新しい愉しみを発見するいい機会。屋内でも最高にエンジョイできて、外遊びとはひと味違う“脳が悦ぶ”アナログゲームを紹介する。

仲間と一緒にアウトドアレジャーの予定が、あいにくの雨で中止に。急遽、自宅での飲み会になってしまったが、さて何をすれば盛り上がるのか……。そんな状況への備えとして、ぜひ揃えておきたいのが、“ブラフ系”のアナログゲームだ。

「飲みながら遊ぶなら、ポーカーのようにハッタリをかましたり、相手の心理を読んだりしながら勝負を決める“ブラフ系”の作品をオススメします。この手のゲームはルールが簡単なので、初めて遊ぶ人でもすぐに覚えられるほか、カードタイプの作品が多いため、テーブル上で邪魔になりにくいのが良いところなんです」(ボードゲームカフェ「JELLY JELLY CAFÉ」オーナー・白坂 翔さん)。

白坂さん【今回のアドバイザー】白坂翔さん
株式会社ピチカートデザイン代表取締役社長。アナログゲーム好きがきっかけで、2011年にボードゲームカフェ「JELLY JELLY CAFÉ(ジェリー ジェリー カフェ)」をオープン。現在、全国に店舗を展開。メディアを通じ、その魅力を伝える活動も盛んに行っている。

 

白坂さんによれば、“ブラフ系”のアナログゲームは、テーマやデザインが大人の男性にマッチするものが多いので、男同士で遊ぶのに好適だという。

「互いの心理を読み合うので、仲間たちの意外な一面が垣間見えるなど、ただの飲み会とは一味違うコミュニケーションが楽しめます。杯を重ねるうちに、つい手元が乱れたり判断を誤ったりといったアクシデントも増えるので、笑いと突っ込みが絶えない、楽しい飲み会になるはずですよ」。

そこで白坂さんに、男同士の飲み会にも最適なブラフ系アナログゲームの名作を3点紹介してもらった。雨の日の飲み会を楽しく演出したいなら、ぜひ体験してほしい。

 

【男同士で遊ぶブラフ系アナログゲームのオススメ!】
ハッタリと度胸が勝負を決める!ブラフ系ゲームの古典的名作「スカル」

2592円[税込]/ホビージャパン(ジェリーオンライン https://shop.jellyjellycafe.com/) ※対象年齢:10歳以上

【ココがポイント】
・ルールや手順がシンプルで飲みながらでも遊べる
・チキンレース的な展開と心理の読み合いがスリリング

【どんなゲーム?】

一説によれば、アメリカの暴走族たちの間で、リーダーを決める度胸試しにも使われていたという、古い歴史を持つブラフ系ゲームの古典的名作。

バラ3枚、ドクロ1枚という4枚の持ち札を参加者が順番に場に裏向きで出していき、場に出された札の中に、めくってはいけないドクロの札が含まれているかを読み合うのがゲームのポイントになる。

「俺は3枚めくれるぜ」、「だったら俺は4枚めくれるぜ」というようにめくる枚数を申告し、いちばん多い枚数を宣言した人が”持ち札をめくる権利”を獲得。宣言した枚数を見事、ドクロをめくらずにバラだけをめくれば度胸試しは成功だ。

ただし、めくる権利を獲得した人は、まず自分が出した札をすべてめくってから、ほかの人の札をめくるというルールが、このゲームを面白くしている。

つまり、自分が場にドクロの札を出した場合も、敢えてめくる枚数を宣言し、それ以上の数字を宣言したほかのプレイヤーが自分のドクロをめくるように誘導することもできるのだ。

ブラフ系ゲームなので、もちろん言葉によるミスリードもあり。ポーカーにも似た駆け引きを、シンプルなルールで楽しめる、まさに大人の男にピッタリなアナログゲームといえるだろう。

【男同士で遊んでもらいました!】
今回は、撮影に協力してくれた露木啓介さん(2児の父)と、編集部の2名で「スカル」を体験。

初対面同士ということもあり、「仲のいい友達なら、表情やしぐさから心が読めるんでしょうけど」と、最初は戸惑っていた露木さんだったが……。

何度かプレイを重ね、互いの性格やクセが判明してくると、ブラフ系アナログゲームの面白さが自然と理解できた様子。

「いやいや、その顔は1枚目からドクロを置いてる感じですよね~」と、打ち解けた表情でゲームを楽しむことができた。

「初めて会う人とでも、すぐ楽しめるようになりましたね。会話の糸口を見つけるのが難しい社交の場で仲良くなるきっかけを作る役にも立ちそう、と思いました。仲間同士だったら、絶対盛り上がるでしょうね!」と、アナログゲームの“効能”も発見した露木さん。これをきっかけにハマってしまいそうだ。

NEXT PAGE /

【ほかにもある!傑作ブラフ系アナログゲーム】
正体の探り合い&騙し合いで大混乱必死⁉
アーサー王伝説がモチーフの人狼ゲーム「レジスタンス:アヴァロン」

2160円[税込]/ホビージャパン(ジェリーオンライン https://shop.jellyjellycafe.com/)※対象年齢:13歳以上

【ココがポイント】
・発言や態度から“相手の正体”を読む、推理の要素が楽しい
・「人狼」と違って途中で脱落がないため、最後まで全員で楽しめる

【どんなゲーム?】
自分に割り当てられた役割を敵に悟られないようにするとともに、誰が敵なのか(または味方なのか)を会話しながら探っていく「人狼」型のアナログゲーム。通常の人狼ゲームとは異なり、司会(ゲームマスター)を立てずに遊べる点が特徴となっている。

「円卓の騎士」でも知られるアーサー王伝説がモチーフとなっており、アーサー王陣営(正義)とモルドレッド陣営(悪)にわかれて闘う。最大5回、任意で選ばれた2~5名のプレイヤーが「遠征ミッション」を行い、多数決のような仕組みで3回成功させたら正義側の勝ち。3回失敗させたら悪側の勝ちとなる。

「敵陣営のプレイヤーの正体を事前に知ることができる」、「プレイヤーを1人暗殺することができる」というように、特別な能力を持つ役割もあるものの、バランスを取るための弱点が設定されているため仲間にすら正体を明かせない場合が多いことが、ゲームの面白さ。

会話や相手の態度を見ながら、敵味方の判断をして最終的な勝利を目指すことになる。

NEXT PAGE /

勝つためには運だけじゃなく戦略も必要!
ダイスを使うカジノゲーム「ベガス」

3800円[税込]/メビウスゲームズ(ジェリーオンライン https://shop.jellyjellycafe.com/)※対象年齢:8歳以上

【ココがポイント】
・ダイスの運とカジノを選ぶ戦略の両方が必要
・ルールは簡単ですぐ遊べるが、駆け引きの要素も十分

【どんなゲーム?】
名前のとおり、ラスベガスのカジノをモチーフにしたアナログゲーム。手持ちの8つのダイスを転がして、誰よりも多く賞金を獲得することがゲームの目的となる。

それぞれ獲得金額が異なる1〜6の「カジノ」に、プレイヤーは振ったダイスの出目に応じて、賞金を獲得したい複数のカジノにダイスを配分していく。

ひとつのカジノに置かれたダイスの数がもっとも多いプレイヤーが、そのカジノの賞金を獲得する。ただし、ほかのプレイヤーとダイスの数が同じだった場合は双方無効となり、次にダイスを多く置いたプレイヤーに賞金を奪われてしまう、というのがこのゲームのポイント。

高額賞金のカジノにダイスを置ける場合は置きたくなるが、高額賞金のカジノは人気が高くなるため、敢えて避けてダイスを置くなど、ちょっとした戦略も要求されるのだ。

ダイスの出目という運の要素に加え、1〜6のカジノどこにダイスを置くかのオークションゲームのような戦略も楽しめる。ゲームのルールがシンプルなので、呑みながらのゲームにも最適。2人から最大5人まで遊べる。

 

アウトドアレジャーの中止など、急遽のシチュエーションで暇つぶしゲームとして使えるのはもちろん、一度ハマったら、夜な夜な男同士で集まって……という事態にもなってしまいそう。妻の目には重々気を遣いつつ、存分に遊んでいただきたい!

 

【取材協力】
ボードゲームカフェ「ジェリー ジェリー カフェ」
https://jellyjellycafe.com/

山本恭平=写真 石井敏郎=取材・文

# アナログゲーム# ボードゲーム# ホームパーティ# 梅雨
更に読み込む