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2018.11.23

あそぶ

PS登場で三傑揃う。ゲーマー世代がハマる名作ハード(ミニ版)はどれだ?


2年前の秋、1970年代生まれに刺さり、大ヒットしたアイテムが発売された。「ニンテンドークラシックミニ ファミリーコンピュータ」、通称ミニファミコンである。名作を多数プリインストールするうえ、アンダー1万円というお買い得な価格設定で、一時期は入手困難が続くほどの人気に。オリジナルをそのままサイズダウンさせたデザインもブレイク要因のひとつ。
そして昨年、「ニンテンドークラシックミニ スーパーファミコン」が登場し、今夏には「NEOGEO mini」がリリース。いよいよ12月には「プレイステーション クラシック」が!
コントローラーから遠のいて久しい、元祖ゲーマー世代を再び刺激する復刻機種たち。年末、1年頑張った自分へのご褒美にしたくなる、それぞれの注目すべきポイントを解説しよう。
 

幻のソフトを収録「ニンテンドークラシックミニ スーパーファミコン」

「ニンテンドークラシックミニ スーパーファミコン」8618円/任天堂 www.nintendo.co.jp(C)Nintendo
メガヒットハードであるファミリーコンピュータの後継として、1990年に発売されたスーパーファミコン。当時としてはハイスペックな16ビットCPUを搭載し、先行してリリースされていたライバル次世代機を追い抜いて成功した。
「ニンテンドークラシックミニ スーパーファミコン」は、本体を手のひらサイズに改良。国内だけで380万本以上販売された『スーパーマリオカート』をはじめ、『F-ZERO』や『ファイアーエムブレム 紋章の謎』、『スターフォックス』など、全21タイトルが収録されている。なかでも注目は『スターフォックス』の1stステージをクリアするとアンロックされる『スターフォックス 2』。開発期間の問題で未発売となっていた幻のソフトなのだ。
 

圧倒的ボリュームと独特のスタイルを誇る「NEOGEO mini」

「NEOGEO mini」1万2420円/SNK www.snk-corp.co.jp(C)SNK CORPORATION ALL RIGHTS RESERVED.
“凄いゲームを連れて帰ろう”のキャッチコピー通り、ゲームセンターと同じクオリティでゲームが遊べたNEOGEO。KOFやサムスピ、餓狼伝説など、’90年代に大流行した2D対戦格闘ゲームの代表格を輩出したことで知られている。
ミニチュアハードの中でも「NEOGEO mini」は異色である。3.5インチ液晶ディスプレイやジョイスティック型コントローラー、ステレオスピーカーが一体化した、アーケード筐体デザインを採用。本体のみで遊べる仕様に。もちろん、テレビを介してもプレイできる。しかも、片手で持てるサイズで390gと、携帯性の高さは申し分なし。
プリインストール数が40作品というボリュームも驚きだ。看板の『ザ・キング・オブ・ファイターズ』シリーズは’94〜2003まで、『サムライスピリッツ 天草降臨』や『餓狼伝説SPECIAL』などもバッチリ楽しめる。『ワールドヒーローズパーフェクト』、『バーニングファイト』といった、通好みなタイトルまでカバー。
 

名だたるビッグタイトルが勢揃い「プレイステーション クラシック」

「プレイステーション クラシック」(2018年12月3日数量限定発売)1万778円/ソニー・インタラクティブエンタテインメント www.jp.playstation.com(C)2018 Sony Interactive Entertainment Inc.
据え置き型として初めて世界累計生産出荷台数が1億台を突破した(※)モンスターマシンといえば、’94年発売のプレイステーションである。『バイオハザード』や『METAL GEAR SOLID』、『アーマードコア』など、ゲームの歴史を変えた名作が数多く誕生した。
※2004年5月18日時点。初代PSおよびPS oneの合計。
オリジナル初期型の本体を、縦横で約45%、体積で約80%もコンパクトにした「プレイステーション クラシック」。12月3日に数量限定発売となっており、現在は取扱店および各種ECサイトにて一般予約を受け付けている。内蔵タイトルは『バイオハザード ディレクターズカット」、『METAL GEAR SOLID』、『ファイナルファンタジーVII インターナショナル』、『鉄拳3』、『パラサイト・イヴ』など、のちのゲームカルチャーに強い影響を与えた有名作ばかり。


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