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2018.05.05

あそぶ

最近耳にするSNSの「ストーリー」とは? オッサン的入門編

スマホとSNSと、イイ写真 Vol.12
誰もがスマホで写真を撮れて、SNSにアップできる時代。満喫しているオッサン世代も少なくないハズ。そこで、デジタルフォトライフをさらに充実させるためのテクニック&マナーをご紹介。ちょっと耳の痛い話もあるかもしれないけど、知っておいて損はありませんよ!
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写真を楽しむためにはすっかりお馴染みになったInstagramやFacebook。アプリを立ち上げると、最上段に表示される「ストーリー」、最近目にする機会が増えた人も多いのでは?
自分をはじめ、SNSのフレンズやフォローユーザーのアイコンがずらっと並ぶ一角ですが、試しに自分のアイコンをポチると突然カメラが起動してあたふたしてしまったというのは筆者だけではないはず。ならば、と他ユーザーのアイコンをタップすると、何やらテキスト入りの写真や動画が表示され、一定時間経つと次から次へ他のユーザーのそれへとリレーしてゆきます。
なんだこれは?
よくよく観察してみると、比較的若いSNSユーザーの利用が多いようにも見受けられますが、この「ストーリー」とはどんな機能で、どう使えばよいのか? というわけで、頻繁に「ストーリー」を利用する20代の女性ヘビーユーザー、E・Hさんに教えていただきました。

「ストーリーっていうのは、普通の投稿と違って、24時間で自動的に消える『写真・動画の投稿』や『ライブ配信』ができる機能のことです。通常のタイムライン(フィード)への投稿は、できるだけ統一感を持たせて綺麗にしたいし、かといって連投するとフォロワーにウザがられるし、自分で削除しない限りいつまでもネットに残る。でもストーリーなら、もっと気軽というか、その時やっていることとか、気分、ネタなんかをサクッと投稿できて便利なんです」。
なるほど。かつて某巨大掲示板でどうでもいい投稿に対し「チラシの裏にでも書いておけ」と揶揄する表現がありましたが、ストーリーはいわば書きなぐりのメモみたいなもの。ただ、昔と違うのは、そのメモのやりとりが主役になった点で、若いユーザーほどおしゃべり感覚で、ストーリーを楽しんでいることかもしれません。
では実際、オッサンがストーリーを楽しむにはどうすれば良いのか?
「別に突き放してるわけではなくて、好きにすればいいと思いますよ。普通の投稿だと、おじさんの汚い自撮りや、マズそうなメシ写真、特に面白くもないネタ動画、暑苦しい政治論議もストーリーなら許されるというか、勝手に再生されても数秒で流れてゆくのでそんなに気になりません。あんまりひどいとミュートするかもしれませんけど(笑)。ただ、24時間で消えるからといって、酔っ払った勢いで許可なく他人のみっともない姿とか、他人をおとしめるような投稿はしないよう注意したほうがいいと思います。ま、最終的には消えるのでやられた本人が気づかなければいいっちゃいいんですけど、そういう投稿ばかりしていると、周りから警戒されると思われます」。
自由な表現の場とはいえ気をつけねばイタい人物扱いされてしまう、と。実際どんなストーリーを投稿すれば良いかは、フォロワー数の多いインスタグラマーを参考にすると良いのでしょうが、可愛い女の子の真似をしてもキモいだけですし、オッサンなら手始めに出張旅行やメシ、乾杯といった仲間に近況報告する写真や動画あたりが無難かもしれません。また、諸般の事情で飲み会に参加できない仲間に向けてライブ配信を使うのも手ですね。
ますます機能が増えてオッサンはふるい落とされそうなSNSの世界ですが、上手に使い分けて、スマホ写真や動画の楽しみの幅を広げてみてはいかがでしょうか。
熊山 准=文


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