服、靴、バッグ、腕時計、インテリアにクルマ。夢あるオッサンの欲しいモノカタログ Vol.62
2018.03.07
LEISURE

ネパールか北海道か。藤代冥砂さんに聞く、今年行きたい父子旅の目的地

今年は? はたまた今年も? とにかく「旅をしたい!」と心に秘めている人はきっと多い。そこでガイドマップを手にするのもいいが、旅の達人たちの声に耳を傾けてみるのも面白い。

人生の価値観を変える旅、創作意欲を掻き立てる旅、妻や子供と喜びを共有する旅。場所も目的も楽しみ方も異なる旅の達人たちによる旅先指南を全6回にわたり紹介する。

第1回目は、多方面で活躍する写真家、藤代冥砂さんが教える親子旅にオススメなディスネーション。

 

今だからこそ!? 息子との絆を再確認できるディスティネーションへ

写真家/文筆家
藤代冥砂さん

1967年生まれ。23歳でフリーのカメラマンとなり、’95年から約2年間世界を旅する。代表作に写真集『もう、家に帰ろう』『the sketches of tokyo』『あおあお』『山と肌』、小説『誰も死なない恋愛小説』『ドライブ』、旅行記『父と息子、ヒマラヤを旅する』、エッセイ『合格女子』など。現在は妻、息子と沖縄に在住。

「ネパール、台湾、タイ、北海道、長野、福岡、兵庫、東京、大阪、伊平屋島(沖縄)、三重、などなど」。父と息子のふたりで訪れた場所をざっと振り返ってもらったらこれだけ出てきた。

藤代さんは、奥様と違ってアウトゴーイングタイプな夫である。彼が、子守がてらに息子を連れ出すようになって、それが半ば習慣化されたのは、「少し自惚れているかもしれませんが、息子にも旅することの楽しさと喜びをうまく伝えられたからではないか」と話す。

「飛行機、列車、バスから降り立った瞬間のあの感じ。新しい土地の何かが自分を包んで、その世界へと一歩踏み出すムードは、やはり旅でしか得られないものです。馴染みのない場所というのは、楽しみと不安とが混じり合った高揚を差し出してくれる素晴らしいメニューであり、それを親子で味わえるというのは、僕にとって何よりの贅沢なのです」。

もちろん、家族全員での旅も和やかでいい。しかし、父と息子というペアリングは、男同士の気楽さと緊張感とが絶妙に施された、「買ってでもしたいもの」と藤代さんは強く感じている。

友達との付き合いが、父との付き合いよりも優先される時期は必ずくる。その前に、我が子としっかりと向き合う時間というのは、子供にとってもそうだろうが、父親にとって、人生のハイライトになることは間違いない。

 

藤代冥砂さんが推薦する旅先①

ネパール・アンナプルナでトレッキング

ヒマラヤの西方にある8000m峰アンナプルナのベースキャンプ(4103m)まで、往復約1週間のトレッキング。と、聞くとなんだか不安に感じるが、技術的には難しくないため富士登山ができる程度の体力があれば十分に行ける。ご子息は9歳時に達成し、ベースキャンプのスタッフから「世界記録?」と歓待されたとか。

 

藤代冥砂さんが推薦する旅先②

北海道・礼文島でトレイルウォーク

北海道は毎夏にふたりでよく旅をする場所で、なかでも稚内からフェリーで行ける利尻と礼文は、ヒグマが棲まない島なので安心してトレッキングを楽しめるという。特におすすめは、海岸沿いになだらかに続くロングトレイルがある礼文で、名物のウニも楽しめ、運が良ければアザラシも見られる。

 

藤代さん流 旅を楽しむコツ
「空白の時間を作る」

旅先においては予定を詰め込みがちだが、空白の時間にも楽しみがあるという。「静かな埠頭で息子と座っているときにふと昆布が流れ着き、ふたりで食べたのを思い出します」。

 

〜ハミダシ指南〜
携帯性と描写性で選ぶ2台の“旅カメラ”
藤代さんが旅に持参するカメラは、軽くて精緻な描写が期待できるシグマの「DP2 メレル」。さらにしっかり撮りたいときはフルサイズのソニー「α7R2」のシステムを選ぶ。携帯性と描写性を考え、この2台に行き着いたのだとか。レンズは16-35mmの広角ズームと標準50mm、90mmマクロを愛用する。

 

我々が仕事に熱中しているうちに、子供は“子供”とはいえない年齢に達してしまう。藤代さんの父子旅は「買ってでもしたい」という言葉に共感する父親は、きっと多いのではないだろうか。

藤代冥砂=写真

# カメラ# 北海道# # 藤代冥砂# 親子
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