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2017.02.21

あそぶ

【試聴OK】今こそ聞きたい10曲「夢を叶えるためのサウンドトラック」編


音楽好きのオッサンが今こそ聞くべき曲とは。
ビームスレコーズ ディレクターの青野賢一さんがセレクトする、珠玉の10曲をご紹介。
今回のテーマは、「夢の実現に向かって努力する人のための、ポジティヴなサウンドトラック」だ。
フィリーソウルの名曲にはじまり、90’sのアシッドジャズ、そしてスピリチュアルなパワーを感じさせる曲まで、気がつけば結構黒っぽいサウンドが中心に。ラストには夢が叶ったときの気持ちを表したようなナンバーを集めた。
現状、特にこれといった夢がない人は、気分を上げるのにどうぞ(笑)
#1. Let ‘Em In / Billy Paul

1曲目はPaul McCartney & Wingsの曲を、フィリーソウルを代表する黒人シンガーBilly Paulがカバーしたこちらを。人名の部分をオリジナルから変更し、キング牧師の”I Have A Dream”という有名な演説をインサートした素晴らしいバージョンだ。
#2. Dreamin’ / Loleatta Holloway
ディスコディーヴァLoleatta Hollowayは「Love Sensation」や「Hit and Run」が有名曲として知られているが、この「Dreamin’」も典型的なサルソウルサウンドで最高。中盤のブレイクからのフェイクでグッと体温が上がるぞ!
#3. Never Give Up / Barbra Streisand

ポジティブなイメージのタイトルが冠されたこちらは、Barbra Streisandの1980年のヒットアルバム『Guilty』に収録されているナンバー。3連のシャッフルビートが紡ぐグルーヴ、フェンダーローズの浮遊感が心地よいアーバンサウンドだ。
#4. Dream On Dreamer / The Brand New Heavies

’90年代のUKジャズファンク〜アシッドジャズを語るうえで外すことのできないグループがThe Brand New Heavies。当時クラブでは、さまざまなリミックスバージョンでもプレーされていた、人気の一曲。
#5. Positive / Omar

もう1曲、アシッドジャズシーンで人気の曲を。Omarの1990年のアルバム『There’s Nothing Like This』は表題曲が超有名だが、ほかの曲もなかなか粒ぞろい。ラップの入ったこの「Positive」も跳ねるビートがグルーヴィー!
#6. Never, Never Gonna Give You Up / Lisa Stansfield

Lisa Stansfieldもいい曲がたくさんありますが、今回はこの曲をピックアップ。1997年のセルフタイトルアルバムからの力強いナンバーだ。バスタブから出て全裸で街を歩いてベッドに行くミュージックビデオも斬新。
#7. Never, Never Gonna Give You Up (Alternative Version) / Barry White

先ほどのLisa Stansfieldの曲は実はBarry Whiteのカバー。こちらは魅惑の低音と美しいストリングスがたまらない。このオルタナティブバージョンは、1回目のサビ前にリズムが抜けるドラマティックな展開も素晴らしくオススメ。
#8. High Energy / The Supremes

夢を実現するにはパワーが必要! ということでこの曲を。The Supremes後期となる1976年のアルバムのタイトルチューンだ。甘美なストリングスとコーラスをしっかり支える黒っぽいリズムセクションが光る、ガラージクラシックス。
#9.Power / Earth, Wind & Fire

もう一曲、パワーがみなぎりそうな(というかタイトルがそのまま)の曲。レッツグルーヴする前のアースは、アフロスピリチュアルなジャズファンクといった風情だ。カリンバのミニマルな響きから一転、吹きまくるサックスが格好いい!
#10.Flying High / The Blackbyrds

ラストは、夢が叶ったとき用の曲を準備しておこう。「Happy Music」や「Walking in Rhythm」といった名曲がよく知られているThe Blackbyrds。1975年のアルバムから、ミディアムテンポの温かな曲で幸せを噛みしめようではないか!
 
<プロフィール>

青野賢一
1968年東京生まれ。ビームス創造研究所 クリエイティブディレクター、ビームス レコーズ ディレクター。ファッション&カルチャー軍団ビームスにおける“知の巨人”。執筆やDJ、イベントディレクションなど多岐にわたる活動を展開中。
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