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2017.01.27

あそぶ

“釣り人”ではなく“アングラー”になりたい! 37.5歳からのフィッシングデビュー①


成熟した男性は、仕事人、家庭人、地域人といった3つの顔を持つという。しかし、自分なりの美意識を持った37.5歳からのオーシャンズ世代なら、ここに「趣味人」としての顔を付け加えたい。自分らしい趣味を持つことでハレとケを使い分ければ、仕事にも家庭にも、きっと良い影響を与えてくれるはず。オッサンだからと尻込みすることなかれ。人生をちょっと潤わせてくれる「新しいコト」に挑戦してみよう!
 
初めての釣り体験。どうする? どうなる?
「趣味はなんですか?」と聞かれると、答えに窮してしまう。
仕事で忙しい毎日、気づけばプライベートの充実がおろそかになっているような……。
オンもオフも充実させてこそ、成熟した大人。欲を言えば、後輩にちょっと自慢できるような、格好いい趣味が欲しいものだ。
そこで思い立ったのが「釣り」。ゆったりとした刻を過ごす贅沢に、以前から憧れを持っていた。自然の中でリフレッシュできるのもいい。 しかし、「釣り」と言っても、そのジャンルは多種多様。周囲の太公望にそれとなく尋ねたところ「やっぱりバスフィッシングでしょう」とか「市ヶ谷フィッシュセンターから始めれば」、「海釣りは楽しいよ」など、自分のフィールドに引き込もうとする。しかし、今回、重要なのは「格好いい趣味」だということ。軽薄でもいい、“釣り人”ではなく“アングラー”になりたいのだ!(英語で言っているだけなのだが……)。
 
元釣り雑誌の編集長に指南を仰ぎ、アングラーを目指す
ということで、元釣り雑誌の編集長で現在は旅とアウトドア製品のブランド『Jetsetter』を展開している外遊びの達人、水口謙二さんに教えを乞うことにした。
水口謙二さん。東京都八王子市でアウトドア製品のセレクトショップ『冒険用品』も運営している
恥も外聞もなく、水口さんにこう伝える。「大人の男の趣味として格好いい感じに見られて、初心者でも楽しめて、自然を満喫できる釣りがしたいです」。自分でも無茶振りだなと思ったが、そこはさすが、外遊びの達人。「それなら、管理釣り場でルアーフィッシングはどうですか。12月という寒い時期でも最も釣りやすいですし、初心者でも快適に楽しく過ごせます。釣った魚や持ち込んだ食材でBBQをすれば、アウトドアも満喫できますよ」と即答で返ってきた。 ルアーならミミズなどの釣りエサを付けなくてもいいので、手が生臭くもならない。準備もエサ釣りより簡単だ。初心者でも気軽に始められそうだ。しかし、もうひとつのキーワード、「管理釣り場」がよくわからない。
色とりどりのルアーを選ぶのも楽しそうだ
水口さんによると、「管理釣り場とは、自然の渓流を石などで区切るなどして魚を逃げにくくした状態で、いろいろな魚を放流した釣り場」のことだとか。いわば、自然の釣り堀といったところだ。釣り竿のレンタルやルアーの販売、BBQ施設を併設している管理釣り場も珍しくないそうで、そういった意味でも、初心者向きかもしれない。

「私のオススメは、奈良子釣りセンターですね」と水口さん。奈良子さんという女性が経営している管理釣り場だと勘違いしてしまったが、山梨県大月市七保町奈良子にある管理釣り場だから『奈良子釣りセンター』だった。ちなみに読み方は、「ならこ」ではなく「ならご」らしい。
オススメの理由は、東京から距離が近く、また、高速道路のICから降りてすぐに着く立地の良さ。それでいて、十分な自然が堪能できる。もちろん、BBQ施設もあり、釣り竿などのレンタルも可能。なにより、ここの管理人の人柄が抜群なのだそうだ。
今回の取材で
・格好いい大人の趣味として手軽に始められる釣りは「ルアーフィッシング」。
・釣り場は自然の渓流を活用した管理釣り場から始めたい。
・東京から気軽に行ける管理釣り場のオススメは『奈良子釣りセンター』。
ということがわかった。ついに、オーシャンズ世代である筆者が初めて挑む「ルアーフィッシング」が幕を開けた。
 
次回は、『奈良子釣りセンター』で人生初のルアーフィッシングに挑戦! 自然に囲まれた渓流でニジマスやヤマメと真剣勝負。はたして、まったくの初心者に釣ることはできるのか? 乞うご期待。
 
■スポット情報
冒険用品
住所:東京都八王子市下恩方町1817-2
電話:042-659-0262
営業時間:11時00分~19時00分(火曜日定休)
http://jetslow4wear.com/
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