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2020.08.09

からだ

角質のダイエットしてる? この夏ヤバい「角質太り&顔ダニ」が起こす肌トラブル

「今年の夏は例年に比べてお肌のトラブルが急増する可能性が高いんです」。
そう語るのは美肌ケアの第一人者、赤須医院の赤須玲子院長だ。夏はただでさえ汗や紫外線、冷房による乾燥など、皮膚ストレスを受けやすい。そのうえ今年はマスク着用の影響で、新たな危険アラートも鳴っているらしい。
キーワードは「角質太り」「顔ダニ」。
これを放置しておくと、年を取るごとに顔がシミやイボだらけになってしまうかもしれない。想像するだけでも恐ろしい。赤須先生、もっと詳しく教えてくださいな。

肌トラブルの原因は“角質太り”。


赤須先生曰く、「この夏は、すでにマスクによるニキビの患者さんが例年の2倍もいます。注意すべきは、それらの原因となる“角質太り”。この対策を今から始めていかないと、将来のお肌に大きな差が出ます」。
体を覆う表皮(皮膚)のいちばん外側にあるのが、サランラップ程度の薄さの“角質”である。
“角質太り”とはその名のとおり角質が厚くなること。マスク着用によって表皮への直接的なストレスが増すこの夏は例年以上に“角質太り”しやすく、結果、かゆみ、ぶつぶつ、ニキビ、シミなどの肌トラブルを増加させやすいのだという。 
そもそも表皮では、毎日新しい細胞が生み出されているが、古い角質はやがて垢となって剥がれていく。この一連のサイクルを「ターンオーバー」と言い、およそ28日周期で繰り返されるのだが、30代以降になると、そのサイクルも乱れやすくなるという。
さらに、マスクなどの刺激が炎症を巻き起こすと、皮膚の新陳代謝が低下。結果、ターンオーバー期間が長引き、角質が太っていくというのだ。


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