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2020.05.11

からだ

30歩でOK! 格好いい歩き方を正しくキープする2つの時短ウォーキング

時短ケア
「時短ケアのススメ」とは……
街中で「高地(低酸素)トレーニング」体験ができてしまうトレーニングスタジオ「ハイアルチ」のプロデューサーであり、Jリーガーを筆頭に多くトップアスリートのフィジカルコーチを務める新田幸一さんに、短時間でも効果抜群のトレーニング&ケア術をレクチャーしてもらう本企画。
今回はたった30歩、トータルでも1~2分と超時短でウォーキングフォームを改善できるエクササイズを紹介しよう。
時短ケア【教えてくれる人】新田幸一さん
高地トレーニングを街中で体験できるスタジオ「ハイアルチ」の開発者であり、プロデューサー。長年のトップアスリートたちへの指導経験を活かし、高地トレーニングの効果を最大限に引き上げるメニューを構築。現在は、浦和レッズの槙野智章選手をはじめとしたトップアスリートのほか、大学駅伝の選手たちのトレーナーも務めている。

歩く機会が減って格好悪い歩き方になっていないか!?

体を動かさない生活が続くと、知らず知らずのうちにウォーキングフォームが不格好になってしまうことは意外と知られていない。じつは全身の筋肉が硬くなることの弊害は、痛みやコリだけではないのだ。
「筋肉は動かさないとどんどん硬くなりますが、悪化すると歩く動きさえ妨げるようになります。具体的には脚運びや腕振りがぎこちなくなるんです。つまり、歩き方が不格好になってしまう。当然、ランニングフォームも不格好になっちゃいます」。
こういった筋肉の硬さをとるには、「長時間同じ姿勢でいないこと」や「マッサージやストレッチを定期的に行うこと」を習慣づけていくしかない、と新田さん。さらに格好いいウォーキングフォームを身につけるためには、筋肉の硬さをとることのほかに、もうひとつ重要な要素があるという。
「2軸で歩く癖をつけることです。左右の肩の付け根からつま先まで、それぞれ1本ずつまっすぐな棒が通っていることをイメージしてください。まっすぐに立った姿勢では2本の棒は平行の状態ですよね。歩いているときもこの状態をできる限り維持して歩くのが2軸で歩く、ということです。ちなみに、モデルウォークのように腰をくねらせて歩くのが1軸です」。
1軸歩行は、腰が前後にぐるぐると振り回されるため、腰や脚に負担がかかるだけではなく、エネルギーも消費されるため、疲れやすくなるという。一方の2軸歩行は体を面で動かすことになるため腰位置が安定してエネルギーロスが大幅に減り、長距離を歩いても疲れにくくなるという相乗効果が得られるのだ。


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