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2019.10.18

からだ

オフ男は会社の「下り階段」で鍛える! 下りのほうが筋トレ向きである理由|糖質オフ男

「糖質オフ男」とは…
エレベーターやエスカレーターを使わずになるべく階段を使おう。というのは、健康主義の定番メソッドだ。しかし、その「階段」という言葉でイメージしがちなのは「上り」。下りはなんとなく筋トレ効果がなさそう、と思っている人が多いだろう。
しかし、オフ男は知っている。下り階段のほうが、より細やかな筋肉を鍛えられるトレ―ニングであるということを!
階段を下るオフ男
筋肉の運動には、立ち上がる、持ち上げるといったときに筋肉を収縮する「コンセントリック運動」と、逆に座る、下ろすといったときに筋肉が伸びながら収縮する「エキセントリック運動」がある。「コンセントリック運動」は、しっかり筋肉を動かすことが多い動作であるため、意識せずとも日常的な動作で筋肉を頻繁に使っている。
一方で「エキセントリック運動」の動作は、筋肉にあまり力を入れなくても「ドスンッ」と座ったり荷物を降ろしたりしがちであるため、筋肉を使う機会が少ない場合がある。しかしこの運動は、じっくり取り組みさえすれば、使い方がわからず鍛えきれていなかった筋肉までしっかりと鍛えることができる。そして階段を下りるという行為はこの「エキセントリック運動」にあたり、まさに筋肉を細やかに鍛えたい人にとっては絶好のトレーニング機会なのだ。
では、どのように階段下りを行えばいいのかという話になるが、多くの人は階段を下りる際、つま先ステップで「トトト……」と素早く下りることが多いだろう。これではダメだ。なぜなら下半身の大きな筋肉を使わないばかりか、膝など特定の関節に負荷が集中し、痛みをともなうこともあり得るから。ただ何気なく階段を下りるだけでは、その十分な効果は得られない。そこで、オフ男の「階段下りスタイル」はこんな感じだ!
・1段飛びで下りる。
・かかとから着地し、振り上げる足は高く。
・じっくりゆっくり時間をかけて下りていく。
難しいことはない、意外とシンプルな動きだろう。この動作を時間をかけて行うことで、使い方がわかっていなかったお尻や太もも付近の筋肉を有効に使った階段下りトレーニングができるのだ。
というわけでオフ男は、上りはエレベーター、下りは階段というルーティンをこなす。5階のオフィスから、最低10分かけて、じっくりゆっくり下りていくのだ。下りきった頃には、お尻と太ももあたりに心地良い疲労感が漂う。毎日できる最高の筋トレなのだ。
ただし、周囲の人々は気をつけなくてはならない。じっくり階段下りトレーニングに勤しむオフ男と行動を共にする場合は、10分前行動を心がけよう。


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