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2018.01.30

からだ

魔法のようなバンドでカラダをほぐし整える。これなら出来そう!


特集「37.5歳はカラダのまがりかど」
飲み会の翌日がきつい、暴飲暴食がすぐカラダに出る……。37.5歳を過ぎると、着実に老いを感じはじめるもの。さて、老いの入り口に立ったオッサンたちはカラダとどう向き合えばいい? そこで豊かな専門知識を持ったプロに聞いた、“美味しいカラダ作り”。筋トレのみならず、大事なことがある。
柔よく剛を制すとはいったもので、強靱なカラダにはしなやかさも求められる。筋トレばかりではなく、ストレッチや“ほぐし”も大事なトレーニングだ。足音を立てて近づくカラダの衰えに立ち向かうのに、「サンクトバンド」なるギアはいかが? 筋トレはもちろん、こんな感じにカラダを整えてくれる!
自由自在に使える! と評判のループ状のゴムバンド
「スーパーループバンド41インチ」幅1.9×厚さ0.476×長さ104.14cm 5300円/サンクトバンド(サンクト・ジャパン [https://www.sanct-japan.co.jp])
「スーパーループバンド41インチ」幅1.9×厚さ0.476×長さ104.14cm 5300円/サンクトバンド(サンクト・ジャパン [https://www.sanct-japan.co.jp])
ゴムの抵抗力を利用した効果の高い筋トレやストレッチに自在に対応するギアとして、国内外のトップアスリートの間で話題沸騰中の「サンクトバンド」。聞けば、リハビリテーションの分野でも広く採用されているそうで、安全面もお墨付きである。バンドの強度は7段階が色別で揃い、写真のオレンジは強度2のミディアムタイプだ。

整えるためのメニュー1
「腰・体側部をほぐす」

両腕を固定する輪っかとしてバンドを3~4重に。肩幅で立ち、両腕を頭上へ伸ばしたら準備OK 。イラストのようにゆっくり腰をひねりながら上体を右へ倒し、そのまま上体を左方向へ水平移動して再び両腕を頭上へ。両腕と背すじをしっかり伸ばしたまま、回旋するイメージだ 。腕の固定で動作がしやすくなり腰と体側部を驚くほどほぐせる。
 
整えるためのメニュー2
「肩甲骨をほぐす」

肩甲骨のこわばりをほぐすために、カラダの前でバンドの端を握ってスタンバイ。両手の間隔は狭いと難しいメニューなので、なるべく広めに取る。次にイラストのように右手を上げて、今度はバンドがカラダの後方にくるように右手を下ろす。同じ要領で左手を上げ、元の姿勢に戻る。胸を張り、バンドは常にピンと伸ばして取り組むのがコツだ。
 
整えるためのメニュー3
「下半身全体をほぐす」

仰向けの姿勢から、片手で握ったバンドを片足に掛けて脚を上へ。バンドの強度は伸びた脚が心地良い程度が理想。両肩を床につけたまま、上げた脚を股関節を開きながらゆっくり外側へ、足が地面につくまで倒していく。再び脚を上へ戻して今度は腰をひねりながらゆっくり内側へ、足が地面につくまで倒す。これを左右で行う。ハムストリングスにふくらはぎ、中臀筋、内転筋がしっかりほぐせる。
 
整えるためのメニュー4
「股関節・膝関節・足首をほぐす」

直立姿勢から、片手で持ったバンドを片足に掛けてそれをブラブラブラと左右に大きく振るというシンプルなもの。日頃積極的に動かさない股関節から膝関節、足首を緩めてほぐすことができるストレッチで、運動前にやると格段に高い“腿上げ”が可能になり、日常では快適な歩行が実感できる。とにかく脚を脱力することが重要で、効果も大きく変わる。
 
整えるためのメニュー5
「太腿表側をほぐす」

長時間のデスクワークの悪影響でこわばりがちな大腿四頭筋をじっくりほぐすメニュー。イラストのようにうつ伏せになって行うのでバンドの通し方だけがややこしいのだが、床に膝をついて行えば案外簡単。両足首に掛けたバンドを背中を通して、頭のあたりで握るイメージ。足首からバンドが抜けないよう調整して握り、あとはしっかり伸ばすだけだ。
まさに自在のゴムバンド。とかく単調になりがちな自宅エクササイズには、こんな相棒が最適かも知れない。場所を取らないというのも、うれしいポイントでは?
藤本晃司=イラスト

今回教わったプロフェッショナル

有馬康泰さん(43歳)
”カラダを進化させる”をテーマに日々奮闘するパーソナルトレーナー。タレントやアスリートのボディメイキングも指導する傍ら、全国各地を奔走して精力的に講演活動を行っている。ワークアウトの楽しさや喜びを多くの人に伝える”リーボックワン アンバサダー”でもある。
ボディ ワーク スペース イヴォルヴ
電話:03 – 3526 – 5338
住所:東京都千代田区内神田2-2-5 光正ビル6F
営業時間:9:00~21:00(土曜・祝日は19 : 00まで)日曜定休
www.bwsevolve.com
 


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