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2018.01.19

からだ

同年代はどうしてる? 37.5歳、“老い”のリアリティ調査


特集「37.5歳はカラダのまがりかど」
飲み会の翌日がきつい、暴飲暴食がすぐカラダに出る……。37.5歳を過ぎると、着実に老いを感じはじめるもの。さて、老いの入り口に立ったオッサンたちはカラダとどう向き合えばいい? 向き合い方のレベルに応じたコラムをご紹介しよう。まずはその世代に対して”老い”に関する調査を行った!
「前屈み、階段の上り下りがツライ」「1年前のズボンが履けなくなった」「腰がグキッとなった」……。こんな経験に心当たりはないだろうか? じつはこれらのコメント、実際に40歳前後の既婚男性へのアンケート調査で実際に得られた声である。
そろりそろりと忍び寄ってくる”老い”。年々危機感を募らせている諸氏は少なくないはず。でも、同年代のみんなは実際にどのくらい対策を立てて抗っているもの? 37.5歳の”老い”との向き合い方について探ってみた!(対象:35~44歳の既婚・子供ありの男性195人/協力:ファストアスク)

諦めたくないけど、なかなかできない? 体型維持への努力。約4割が何もせず……


元も子もないようだけど、まず聞いてみたのは、抗う必要あるんだっけ? という意識の部分。正直、シンドイ思いをするなら”老い”を受け入れる、という選択肢もありそうだけど……。その姿勢やいかに?
Q.自分のカラダについて、より考えに近いのは?
・年相当の体でいい 21.6%
・いつまでも若々しい体でいたい 78.4%
「抗う派」が約8割と圧倒的多数! やはりまだ自分のカラダを諦めたくないという人が多いようだ。人生100年ともいわれる現代だけに、健康という側面でも意識している人も少なくないのかも。
とはいえ、実際に何らかのアクションを起こすのは、腰が重くなってしまうもの。どの程度実行に移しているのかも聞いてみると、次のような結果となった。
Q.カラダの”老い” に対して、どのくらい意識的に対策している?
・週2回以上の本気のエクササイズをしている 11.8%
・週1回程度の軽めのエクササイズをしている 17.1%
・運動はしていないが、生活習慣を見直すようにしている 17.6%
・運動はしていないが、見た目は細く見えるよう服装などに気を配っている 12.8%
・特に努力はしていない 40.6%
きちんとエクササイズに取り組んでいるのは約3割。逆に何もしていないのが4割という結果。残りの3割は運動はしていないものの、自分ができる範囲で気を配っているようだ。
なお、具体的に何をしているのかといえば、運動をメインで頑張っている派からは、「毎週末、早朝登山をしている」(39歳)、「週に1、2回程度、10~15キロ連続して歩いている」(43歳)、「通勤時に歩くか、時々走る。わずかな回数でも定期的に腕立て伏せとスクワットを行う」(39歳)など。強度は違えど、習慣として行う人が多い様子。
一方、食事への工夫としては、「食物繊維を積極的にとったり、乳酸菌を取り入れたりしています」(39歳)、「たんぱく質を中心に脂っぽいものを控え、糖質の摂りすぎにも注意しています」(39歳)といったコメントが。結局カラダを絞るには、消費エネルギーを高めるか、摂取エネルギーを少なくする、という2パターンに分けられる。どちらにするかは個人に合ったものを選ぶべきといえるだろう。
 

”老い”を感じる体の部位、1位はやっぱり「ぽっこりお腹」


次に聞いたのは、最も”老い”が気になる体の部位について。風呂上がり、鏡に写った自分を見てみないふりをしたくなった経験はあるだろう。
Q.年齢を重ねて、最も“老い”を感じる体の部位はどこ?
お腹 49.7%
腰 17.6%
お尻 4.3%
太もも 4.3%
二の腕 2.7%
背中 1.6%
ふくらはぎ 1.6%
胸 0.5%
その他 5.3%
特にない 12.3%
やはり1位は”だらしないカラダ”から想像しやすい「お腹」。続いてガタがきている「腰」「お尻」「太もも」という順になった。みんなが気にしていると思えば、少しは気がラクになるものかも?
 

女性たちは、だらしないカラダをどう見てる?

もちろん、将来を見据えて健康面が気になって……と体型を気にするものだけど、気になるのは”見た目”も然り。モテたい! と切に願うオッサンはそう多くないだろうが、男としては女性の視線は気になるところ。
けれど、じつは女性はそこまで気にしていない可能性も? 20~34歳の女性226人に「恋人や結婚相手に望む体型」について聞いたところ、次のような結果となったのだ。
Q.恋人や結婚相手に望む体型について、より自身の考えに近いのは?
・年相当の体でいい 49.1%
・いつまでも若々しい体でいてほしい 50.9%
なんと、半々。ダルダルの体でいてほしいという人はいないだろうが、年齢相応の体を愛してくれる女性は思いのほか多い。それぞれを選んだ人の意見は次の通り。
「年相当の体でいい」派の意見
・変に若作りするよりは、その年齢の魅力があると思うから(30歳)
・健康に年齢を重ねて無理をしないでいてほしいから(31歳)
・多少の努力はしてほしいけれど、自分自身も若い体系のままではいられないから(32歳)
・適度な運動で、年相応がいい。いい年で、体だけ鍛えているのは、むしろ気持ち悪い(22歳)
「いつまでも若々しい体でいてほしい」派の意見
・みんなに自慢できるスタイル抜群の旦那でいてほしいから(34歳)
・自分の身体を気にかけることが出来ることが、更に魅力を感じるから(26歳)
・体型がだらしなくなると服装などの身形もだらしなく見えるから。(34歳)
健康への近道、としてダイエット道を邁進するのはいいけれど、周囲を見渡せば、手をつけられていない人やマイペースに向き合っている人も多く、女性からの評価もそこまで意識しすぎる必要はなさそう。結局は自分のペースで向き合うのが一番ということのようですよ。


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