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2020.11.26

たべる

川越のビール醸造所併設レストランで、看板娘が祖父母への愛を語ってくれた

「看板娘という名の愉悦」とは……
時の鐘、菓子屋横丁、蔵造りの町並みなどが有名な埼玉県の川越。城下町の風情を色濃く残すことから「小江戸」と呼ばれる。
そんな川越のご当地ビールといえば、その名もずばり「COEDOビール」。醸造元のコエドブルワリーは今年7月、川越駅の目と鼻の先に新業態となる醸造所併設型レストランをオープンさせた。
店名は「コエドブルワリー・ザ・レストラン(COEDOBREWERY THE RESTAURANT)」。コンセプトは“ブルワリーのある街づくりの共創”だ。
駅直結の複合型商業施設「U_PLACE」1階「COEDOBREWERY THE RESTAURANT」
駅直結の複合型商業施設、「U_PLACE」1階に位置する。
ほかにも、ビストロやスタンディングバー、ベーカリーなどのテナントが並ぶ。
店内には看板娘の姿。
シックで落ち着いた店舗デザインは気鋭の建築家、中山英之氏が手掛けた。
客席の背後には醸造タンク。
日本は欧米と比べて酒税法の規制が厳しいため、このような都市型立地にビール工場を作るのはかなり難しいという。
ドリンクメニューを見るとワインやカクテルも充実しているが、ここは「COEDOビール」一択だろう。何しろ、醸造仕立ての樽生が飲めるのだ。
ラインナップは全6種類。
「毬花(まりはな)」、「瑠璃(るり)」、「白(しろ)」、「伽羅(きゃら)」、「漆黒(しっこく)」、「紅赤(べにあか)」。名称には日本の色名を冠している。
看板娘に好きな色を聞くと「赤が好きです」。よし、「紅赤」のMサイズ(650円)をお願いします。
熟練のスタッフが丁寧に注ぐ。
泡の黄金比率は7:3だが、客席への距離によって微妙に変えているそうだ。すごい。


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