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2019.05.09

たべる

恵比寿の焼酎居酒屋で、看板娘と「おくさん」シリーズを堪能した

看板娘という名の愉悦 Vol.64
好きな酒を置いている。食事がことごとく美味しい。雰囲気が良くて落ち着く。行きつけの飲み屋を決める理由はさまざま。しかし、なかには店で働く「看板娘」目当てに通い詰めるパターンもある。もともと、当連載は酒を通して人を探求するドキュメンタリー。店主のセンスも色濃く反映される「看板娘」は、探求対象としてピッタリかもしれない。
男も30代半ばを越えると、若い女の子より人妻の色気のほうにグッとくることが多い。今回訪れたのは、そのままズバリ「となりのおくさん」という何とも心くすぐられる店名の焼酎居酒屋だ。
恵比寿駅西口から徒歩3分。明治通りは渋谷橋交差点の手前、住所は広尾になる。
外観
黒壁に白い暖簾というシックな外観。
昨年5月にオープンしたこの店は、宮崎の神楽酒造と企画した麦焼酎「となりのおくさん」シリーズをメインに展開している。運営するのは商品企画・OEM・PRなどを手掛けるネットワークファッション。また、グループ会社には恵比寿に本店を構える小籠包専門店「京鼎樓(ジンディンロウ)」がある。
ディスプレイ
ディスプレイ代わりに美しい焼酎ボトルが並ぶ。
店内を覗くと看板娘がカウンターを拭いていた。
看板娘の姿
彼女も奥さんなのだろうか。
席に座ってお酒のメニューを見る。主力の麦焼酎「となりのおくさん」と鹿児島のさつま無双という会社が作る芋焼酎の「いまかの」「もとかの」が並ぶ。さらに、その横にはこれまた神楽酒造が同店限定で提供する琥珀色の麦焼酎「駐在員のおくさん」。
メニュー
若干、頭がクラクラしてきた。
しかし、ボトルに貼られたラベルは従来の焼酎のそれとは一線を画すモダンなデザインだ。
ボトルキープ
右から、隣、駐在員、今、元。
メニュー
コンセプトにブレがない。
何はともあれ、まずは「となりのおくさん」だろう。メニューにはさまざまな飲み方が載っているが、看板娘いわく「シンプルなソーダ割りがおすすめ」とのこと。お値段580円。それをいただきます。


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