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2018.12.27

たべる

有楽町のソーシャルバーで、OLラッパーの看板娘にノセられた

看板娘という名の愉悦 Vol.46
好きな酒を置いている。食事がことごとく美味しい。雰囲気が良くて落ち着く。行きつけの飲み屋を決める理由はさまざま。しかし、なかには店で働く「看板娘」目当てに通い詰めるパターンもある。もともと、当連載は酒を通して人を探求するドキュメンタリー。店主のセンスも色濃く反映される「看板娘」は、探求対象としてピッタリかもしれない。
地下の薄暗いバーも悪くはないが、窓外の景色が良い店はテンションも大いに上がる。今回は、なんと「新幹線ビュー」だ。向かったのは有楽町。
駅を出て新橋方面に進む。
やがて、飲み屋が集まる賑やかな一角に到着。ここに、目指すバー「PORTO(ポルト)」がある。
目印はさりげなく置かれたこの看板。
美容師、ダンサー、歯科医、ゲストハウスオーナーなど、多彩な本業を持つ人々が日替わり店長としてカウンターに立つ「ソーシャルバー」だという。
小さいながらも典型的な飲食店ビル。
階段で4階まで上がり、椅子に座る。まずは、ドリンクメニューを拝見しつつ、看板娘にお勧めを聞いた。
「カクテルなら『ナガサワマサミ』が一番人気ですね」。
「ヒロセスズ」や「アヤセハルカ」も気になるが……。
やがて、「ナガサワマサミ」が運ばれてきた。


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