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2018.07.30

たべる

現地でカフェを巡って知った。地産地消が根付くカウアイ島のローカルフード

ハワイの暮らしは、コミュニティを大切にする。「ほかの地のものよりはハワイのもの、そして自分の島のもの」という文化が根付いている。いわゆる地産地消が押しつけではなく、生活の中に自然と溶け込んでいるのだ。
そんな風土を感じられる場所を、ハワイ諸島随一の自然を誇るカウアイ島で探してみた。

 

カウアイでナンバーワンのクラフトコーヒー
アロハ・ロースタリー

カヒリ山からの名水を引いたのがジム・サターフィールドで、その息子たちが“父の水”を使って「アロハ・ロースタリー」をオープンさせたのがちょうど1年前。
聖なるカヒリ山から濾過された純水を使い、世界中の豆を自家焙煎し、違う産地のコーヒーをデイリーで提供するスタイル。絶品ラテやカプチーノ、アメリカーノもサーブする、超こだわりのコーヒーショップ。
双子のケイレヴとキャメロンが織りなすサービスと、ミニマルな店内のマッチングによる至福の一杯が適正価格で味わえる。
ココナッツミルクをふわりと泡立てたラテにカウアイの優しさが感じられ、エナジャイズな感覚を味わえた。

ALOHA ROASTERY
アロハ・ロースタリー
住所:5356 Koloa Rd., Koloa
営業:6:00〜18:00 日曜定休
www.aloharoastery.com
 

健康食から生まれる笑顔のジュースショップ
カウアイ・ジュース・カンパニー


島で採れた旬のオーガニックフルーツや野菜を使用し、天然色素のみにこだわるジュースショップ。
ノニジュース、コールドプレスジュース、海藻、ハワイアンソルト、キヌア、チアシード、デリメニューやピクルス、多種の野菜を使用したニューサマーロールなどメニューは多彩。島を愛する人、健康志向な人、ここを訪れなきゃモグリだぞ。

「コンブチャを作ったらそれが口コミで広がり、ジュースやソース、さらにはスープストックという食の基本を販売することになったの」と主宰のクリスタルさんは話す。
「いいローカルプロダクトを通じて、コミュニティを創りたい。働く人、お客さまがいいものを食べて健康になり、精神的に健全になれば、結果的に地域を良くできると思っています」。

KAUAI JUICE CO
カウアイ・ジュース・カンパニー
住所:4270 Kilauea Rd., Kilauea
営業:8:00〜17:00(日曜は10:00〜15:00)
www.kauaijuiceco.com
 

100%オーガニックフルーツのシェイブアイス
シェイブアイス・テゲテゲ


ホノルルはもちろん、マウイ島でもハワイ島でもなかったリアルフルーツを使ったシロップのクラフトシェイブアイス。
オーナーは奄美出身のエイタロウさん。「テゲテゲ」とは、奄美方言で「ちょうどいい」という意味。ローカルたちのオススメは「グリーンティ」($8.5)。旬のオーガニック素材にこだわっているので、体だけでなく心にも優しい。
日本製のかき氷機で削った氷に、掛けるシロップがポイント。島で採れたオーガニックフルーツをふんだんに使ったものなのだ。

SHAVE ICE TEGE TEGE
シェイブアイス・テゲテゲ
住所:4-1604 Kuhio Highway, Kapaa
 

週末だけしか稼働しないロースタリーへ
カウアイ・ロースタリー

営業時間は不規則なので、オープンしているときか電話確認してから訪問するのがベター。
カウアイ最大のコーヒーファームでマネージャーを務めるリチャード・ロレロさんが週末にプライベートで手掛ける「カウアイ・ロースタリー」。厳選したフレッシュなハワイ島のカウコーヒーやマウイコーヒーを、ぜひ土産にしたい。


KAUAI ROASTERY
カウアイ・ロースタリー
住所:9817 Laau Rd., Waimea
www.kauairoastery.com
 
NAKI=写真・取材


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