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2018.07.16

たべる

デウスにパタゴニア。海の日に勧めたい「海×ビール」の理想形

「海の日」は、オーシャンズな男たちにとって特別な日。海の恩恵に改めて感謝するためにも、この日はビーチで「乾杯!」といきたいところ。ただでさえ最高な海×ビールが極上に感じられるはずだから。
そのお供にオススメなのが、パタゴニアの「ロング・ルート・エール」とデウス エクス マキナが初めてリリースした「デウスビール」。海辺で、もしくは海に想いを馳せながら味わいたいビールの中身を見ていこう。

「海とビール」を未来も楽しむために/
パタゴニアの缶ビール

アウトドアブランドとして有名なパタゴニアがビールを販売していると聞いて、驚いた人もいるかもしれない。素材開発、リペアサービスなど、さまざまなアプローチで人にも地球にも優しいビジネスモデルを築き上げてきたパタゴニアは今、「食」の分野でも革命を起こそうとしている。
グレープフルーツのようなホップの風味と、バランスのいいモルト感を味わえる「ロング・ルート・エール」はドライで爽やかな後味がウリ。パタゴニア直営店全店で購入可能。473ml 580円/パタゴニア(パタゴニア日本支社 0800-8887-447)
“食の流れを修復するため”に設立された、食料品を扱う「パタゴニア プロビジョンズ」は、地域に根ざした生産者を大事にし、環境負荷の少ない農法のもとで作られたプロダクトを展開する。
これまで天然サーモンの燻製やオーガニックスープなどがリリースされているが、そこに2017年、ビールが仲間入り。それが「ロング・ルート・エール」である。
ビールとはいえ、原料に使われているのは小麦ではなく「カーンザ」。耳慣れないこちらは3m以上の長い根を張るため広範囲から栄養や水分を摂る多年生穀物で、耕うん作業をせずとも栽培が可能。耐性もあるため化学肥料や殺虫剤いらずで、土壌の生物多様性をも回復させるという。
パタゴニアとタッグを組んで醸造したのは、ポートランドの「ホップワークス・アーバン・ブルワリー」。パタゴニア同様に環境に配慮したビールメーカーである。
すっきり爽快でフルーティな味わいは、幾度と試作を作ることで、海で、山で、あらゆるアウトドアで「美味い!」と感じるバランスを目指したという。
環境を守りながら、美味しいビールを作り続ける。
この循環があれば、孫の代も、またその先も、ずーっと極上な「海とビール」が味わえるはずだ。
 

海への想いを馳せて街で飲むなら/
デウス初のクラフトビール

サーフィン、スケートボード、バイクといったカルチャーを背景にしたスタイルが人気のブランド、デウス エクス マキナ。
右●アルコール度数高めのペールエール「RESIDENCE PALE ALE」。酵母やホップ、モルトの香りが楽しめる。中●デウス原宿店のコーヒーを使用した個性派「COFFEE IPA DEUS」。左●ほのかに感じられる酸味と雑味のないクリーンな味わいが特徴の「WHITE YUZU ALE」は山椒がピリッと利いている。すべて1200円/デウス エクス マキナ 原宿店 03-5413-3949
彼らが今年「いつか自分たちで!」と思っていたというクラフトビール3種を発売。柚子と山椒をいかしたホワイトエールや、コーヒーフレーバーが楽しめるIPAを完成させた。醸造を手掛けたのは、茨城県の木内酒造である。
原料探しから味、アルコール度数などひとつひとつにこだわったビールは、デウスが持つカスタム感やクラフト志向といった世界が凝縮されたもの。それは、彼らのバックボーンにあるサーフカルチャーとも密接につながっていくものだ。
そんな“つながり”を感じながら、デウス原宿で飲む一杯は、きっと美味いに違いない。ちなみに本日「海の日」には、DJセッションを楽しめるイベント「マンデーセッション」を14時〜18時で行うので、そちらもチェック!
ただでさえ美味しい“海とビール”。その至福を一層美味しくするために、未来を見るか、カルチャーを見るか。パタゴニアとデウスから届いた“解答”を手に、夏の一杯を楽しんでもらいたい。
 
ぎぎまき=文

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