「スナック」という名の愉悦 Vol.11
2017.04.09
FOOD&DRINK

外に出ているお酒の空ビンで「いい店」かどうかを見分けろ!

お酒の空ビンがたくさん出ている店は繁盛店

「座学編」「実践編」と計10回の連載を通じてスナックの史実やその魅力について語ってきた。ちょっと行ってみようかなと思い始めたあなたに向けて、いよいよ今回は「いい店の見つけ方」をお教えしよう。

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講師はスナック好きが高じてスナック検索サイト「スナッカー」(http://snacker.jp)を開設した平本精龍氏。

「スナックは基本的に中の様子がわからないので、店の外から探るしかありません。そこで見てほしいのはお酒の空ビン。日中にこれがたくさん出ている店は間違いなく繁盛店です」

店の外にヒントがある

他にもドアからうっすらと漏れ聞こえてくるカラオケ。歌声が途切れない場合もたいてい「いい店」だという。

「常にシーンとしている店は要するにお客さんが楽しんでいないということ。スナックは社交の場なので、盛り上がっていれば必然的にそこそこ騒がしくなるはずです」

ビールの値段で料金の相場を判断します

ちなみに、外から中の様子が窺えない造りが一見さんを遠ざけている面もあるが、これは風営法上の規定によるものだそうだ。ごくまれにガラス戸の店もあっても、それは2階や3階という立地とのこと。

店名だけでは判断材料として乏しい

いざ入店してみたら、まずは料金システムを聞いてみよう。予想以上に高いなと思ったら「じゃあ、また来ますね」と言って退出するのも全然アリだ。

「私はビールの値段で料金相場を判断しますね。500円だと安い。1000円ならふつう。2000円だったら二度と来ないとなります(笑)」

また、自分の話ばかりするママもダメ。スナックのママに求められるのは聞き上手というスキルなのだ。

「お客さんが気分よく話せるのが『いい店』の証です。カウンターの雰囲気をコントロールしつつ、会話をうまく回せるママがいる店はやはり繁盛しますね」

「いい店」に当たればずっと飲み続けたくなる。平本さんの最長滞在記録はなんと7時間。新宿で友人と二人で入った店が最高の雰囲気で思わず長居したという。

「いい店」かどうかは判別するためには、まず外観をチェック。とはいえ、やはり扉を開けてみないとわからないことはたくさんある。「数打ちゃ当たる」の精神。これが正解かもしれない。

取材・文/石原たきび

「スナッカー」(http://snacker.jp)のおすすめスナック Vol.10

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「スナック MIKA」

営:19:00〜Last
休:日曜
住:神奈川県横浜市港北区綱島西1丁目10-11 酒のタケオビル2F
電:045-541-7760

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