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2021.10.26

ファッション

ランシューも“ボーダーレス”時代。3人の業界人が考える「ブルックス」の魅力

ウェルビーイングが提唱される昨今、走れるスニーカーは日常の足としても抜群に調子がいい。
ランニングシューズのシェアが全米No.1であるブルックスは、まさにそんな存在になってきているようで……。
 

今、ブルックスを履く人が噂されるワケ

街履きしやすいスマートなデザイン。スニーカー1万8700円/ブルックス(アキレス 0120-89-4192)、ジャケット5万1700円/アワーレガシー(エドストローム オフィス 03-6427-5901)、その他すべて私物
ブルックスの詳細はこちら
ランニングシューズをボーダーレスに履く党3名
スタイリスト
菊池陽之介さん

オーシャンズをはじめとしたメンズファッション誌のほか、キッズブランド、スムージーのディレクションも手掛ける。趣味の釣りはプロ級の腕前。
トレイルランナー/ライター
礒村真介さん

ランやトレイルランに造詣の深いライター。前職は某誌の編集部で、江部の後輩。「好きなときにボーダーレスに走りたい」とフリーに。
オーシャンズ編集長
江部寿貴さん

最近は立場上、革靴を履く日も増えているが、パーティーでもスニーカーで出席してしまうほどのスニーカー党。でも、趣味は裸足のサーフィン。
 
江部 礒村さん……てか、元後輩だから敬称略でいいよね? 礒村は今日もランニングシューズだね。
礒村 はい、ブルックスです。取材や撮影の立ち合いで移動距離が増えるときは、もういつも。走る日も走らない日も、普通に街履きします。
江部 ランニング用のスニーカーを普段履きするのは、世の中ではもう当たり前のことになっているね。
菊池 スタイリングにおいても、ランニング系シューズを合わせる機会は間違いなく増えています。
礒村 そんな中で、ブルックスってどんなイメージがあります?
江部 正直に告白すると、つい最近までブルックス=レトロなヘリテージラインの印象だったんだよね。
礒村 ですよね。でも自分が愛用するからじゃないんですけど、実は今、シリアスランナーの間でも“わかってる”ブランドとして評価が高まっているんです。
江部 というと?
礒村 スニーカーの技術的な花形ってミッドソールじゃないですか。ブルックスはここ数年、イノベーティブなソールをどんどん自社開発しているんですよ。
菊池 自分も昔ながらの固定観念があったけど、実はこんな新しいモノも揃っているんだと驚きましたね。
江部 マラソン選手もみんな厚底を履いているもんね。ソール戦争が起こっているというのは合点がいく。
礒村 それで、実際にそのソールの評判が高いんです。走れる人たちからも。本気マラソン組の間ではメガブランドが圧倒的な第一党状態になっているだけに、僕らがそれを選ぶとミーハーな印象がぬぐえなくって。その点、ブルックスだとわかってる感がある。
江部 礒村も本気組かと思ってたけど(笑)。
礒村 レーシーなスニーカーだと気恥ずかしいんですよね。
菊池 それ、わかります。スタイリングに使った「ゴースト」は、ハイスペックなのにいい意味でレーシーなデザインではないから、街履きでも全然イケる。
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