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2021.10.07

ファッション

リーバイス®のGジャン“1st、2nd、3rd”の最旬トリセツ。王道を古臭く見せない秘密に迫る

’90年代、アメカジ好きもバイカーもサーファーも、誰も彼もが袖を通したリーバイス®のGジャン。その絶対的な信頼は今も変わらないが、互いに年を重ねて変わった部分も当然ある。
左から、通称“ファースト”と呼ばれる「1936 TYPEⅠ JACKET」、“セカンド”の「1953 TYPEⅡ JACKET」、“サード”の「1961 557 TRUCKER JACKET」各3万8500円/リーバイス®(リーバイ・ストラウス ジャパン 0120-099-501) 
では今、どんなスタンスでGジャンと向き合うべきか。Gジャンブーム再燃中の今、最旬の付き合い方を考えてみたい。

Gジャンの元祖“ファースト”はキレイめに着こなす!

リーバイス®が“Gジャン”(ちなみに“Gジャン”は“jean jumper”からとった和製英語。本国などではJEAN JACKET、DENIM JACKETと呼ばれる)として発売した初めてのモデルが、1936年発表の「506XX」。通称“ファースト”である。
こちらが現行の“ファースト”。極めてシンプルながら完成したデザインで根強い人気を誇る。
前立ての両脇に設えたアクションプリーツ、左胸にだけ付けたフラップポケット、そして背後の腰部分に設けたアジャスタブル機能付きベルト(バックシンチ)がファーストの最たる特徴。
それらをしっかりと落とし込み、端正な趣に仕上げたのがリーバイス® ビンテージ クロージング「1936 TYPEⅠ JACKET」だ。
「1936 TYPEⅠ JACKET」3万8500円/リーバイス® ビンテージ クロージング、デニム9900円/リーバイス®(ともにリーバイ・ストラウス ジャパン 0120-099-501)
“ファースト”誕生当初、ヘビーワーカーたちはそれをユニフォームとばかりに袖を通したという。しかし、このキリッとした表情にワークウェアの面影は感じない。袖を通すならむしろ、その凛々しさを存分に活かすのが吉。
例えば古着シーンでも人気銘柄だったスタプレの新作を合わせるのはどうか。“THE アメカジ”とも受け取られそうだが、ナチュラルにテーパードを効かせた美しいスタプレとのコンビは、セットアップのようにシャンとする。
清潔感のあるキレイめコーデにGジャンを合わせるなら、デザインに無駄のないファーストが適任だ。

さらにシンチバックを程よく絞り、ウエスト周りにゆとりをとった一本と合わせ“くびれ”を演出すれば、腰位置は高くなりテーパードシルエットのパンツがより活きてくる。結果、脚長効果が存分に発揮されるというワケである。
Gジャンの詳細はこちら 
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