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2021.04.09

ファッション

種市暁がリーバイス®を訪問。大森南朋から譲り受けた501®をリペアした結果

「高品質な一本のデニムを、長くはいてもらいたい」。
リーバイスはそんな思いから、この春以降リペアなどのテーラーサービスを拡充する。もちろん、ユーザーが一本のデニムを長くはけば、新品に買い替える機会は減り、リーバイスの売上も下がってしまう可能性もある。
それでもサステイナブルに舵を切ろうとする姿勢は、まさに本気の表れだ。
種市 暁●1972年生まれ。フリープランナーとして、さまざまなモノ・コトを仕掛けるファッション業界のキーパーソン。
そのサービスの実態を探るべく、さっそく種市 暁さんがリーバイス® 原宿 フラッグシップストアを訪問。友人で俳優の大森南朋さんから譲り受けた501® をリペアに出してみた!
詳細はこちら 

リペアに出すデニムは大森南朋さんから譲り受けた501® 

リペアなどの相談は、リーバイス® 原宿 フラッグシップストアの3階にあるテーラーショップで行うことができる。
種市 こんにちは〜。えーと、リペアをお願いしたいんですけど……。
大永 いらっしゃいませ! リードテーラーの大永と言います。よろしくお願いします。

種市 よろしくお願いします! 今日はこのデニムをお願いしたくて……
種市さんが持ち込んだ501®は……
種市さんが俳優・大森南朋さんから譲り受けたリーバイス®の501®。「最初に大森南朋くんが手にした時点で、すでに相当な補修がされていたみたいなんだよね。多分、彼が昔、古着店で働いていたときに入手したデニムなんじゃないかな」と種さん。その出自すら不明なほど、年代モノのようだ。
大永 なかなか年季の入ったヴィンテージデニムですね!
種市 そうなんですよ。大森南朋くんからもらったものなので、大切にはきたくて。そもそも、どんなサービスがあるんですか?
大永 主に3つで、ワッペンや刺繍、ペンキ加工、ダメージ加工など、デニムを装飾する「カスタマイズ」裾やウエストをつめたり、シルエットをテーパードやフレアにするなど、デニムの形を変える「オルタレーション」。そして、デニムの修理をする「リペア」ですね。

種市 なるほど。ちなみに、この春からテーラーサービスが拡充するって聞いたんですけど。
大永 実は、これまでもテーラーサービスはあったのですが、“1年以内にリーバイス® ストアで買ったデニム限定”のサービスだったんですよ。それがこの春から、リーバイス®のものであればどんなデニムでも受け付けるようになりました。
種市 古着でも?
大永 もちろんです。
種市 じゃあ、僕のデニムでも大丈夫ですね……? ホントにボロボロなんだよなぁ。

大永 このレベルのデニムはなかなか見ませんが、もちろん大丈夫です! では、さっそく直し方をご相談しましょうか。
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