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2021.05.10

ファッション

未完成で完成としたRHCの別注シャツ。あえてビフォアで留めたシャツの個性

登場する度に注目が集まる、RHCの別注シリーズ。今回のお相手は、同じカリフォルニアにルーツを持つシャツブランド「フランク&アイリーン」だ。
上品かつ高品質な作りから“大人が着たいシャツ”として定評があるが、今回もやはり別注ポイントが面白い。さっそく完成品をご覧いただこう!
「Denim S/S Shirt」各3万1900円/すべてフランク&アイリーン フォー RHC(RHC ロンハーマン 0120-008-752)
ベースモデルには、フランク&アイリーンの定番ともいえるデニムシャツにフォーカス。アーカイブのなかから、特に人気の高かった「コリン」をチョイスした。
今は製造を終了した名作、というプレミア感に早くも食指が動くが、もちろん、ただの復刻別注ではない。実は、あえて仕上げ段階の“ある工程”を省いているのだが……おわかりになるだろうか?
過去の人気作「コリン」の復刻&別注作。存在感あるダブルネームのブランドタグが付く。
大胆にも排除した“ある工程”。それは、フランク&アイリーンでは定番の“色落ち”や“アタリ”といった、仕上げの「ダメージ加工」である。
これによって、着古したようなこなれ感が魅力のインラインとは対照的に、よりシンプルかつクリーンで洗練された印象を醸している。通常であれば、「ダメージ加工前=未完成」。しかし、あえてそれを完成としたことで、普通ならお目にかかれない品が逆にいい“味”となっているのだ。

よく見ると、裾あたりには「R」の刺繍も。タックインしてもぎりぎり見える絶妙な配置がさり気なく、隙もない、まさにRHCならではの意匠である。

言うまでなく、フランク&アイリーンのシャツは着心地も抜群。創業以来、イタリアの老舗メーカーのファブリックに徹底してこだわっており、ブランドのリピーターの多さからも、クオリティの高さは窺い知れる。

カラバリはインディゴとホワイト、ブラックの3色展開で、発売は5月22日(土)。RHC ロンハーマン全店舗とオンラインショップでリリースされる。
あえて「未完成」を完成としたシャツを、自分で育てて楽しもう!
 
[問い合わせ]
RHC ロンハーマン
0120-008-752
https://ronherman.jp/
原嶋鉄人=文

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