欲求不満はファッションで全解放せよ!! 「感動の服」特集 Vol.36
2021.03.15
FASHION

オールデン、ジョンロブ、ウエストンが特別な理由を、愛用者の声から探ってみた

いい革靴の話題になれば必ず挙がる、オールデン、ジョンロブ、ジェイエムウエストン。では、なんで“必ず”名前が挙がるのか。

その魅力にヤラレテしまった大人たちの声を聞いてみよう。

 

「オールデン」の革靴

上から「レースアップブーツ」13万2000円、「チャッカブーツ」13万円、「Vチップ」12万4000円、「プレーントウ」12万6000円/すべてオールデン(ラコタ 03-3545-3322)

推薦人
俳優、モデル 平山祐介さん(50歳)
人気俳優であり、オーシャンズの看板モデルとしても活躍。バイク、格闘技など趣味も多彩で、もちろんファッションにも一家言あり。

推薦アイテム「レースアップブーツ」
アーチフィッティングで知られるモディファイドラストを採用。アッパーには米国ホーウィン社の最高級コードバンを使用している。

唯一無二の艶感を放つコードバンの魅力は言わずもがな。優れた履き心地や経年変化を楽しめる懐の深さも、大人が惹かれるのに十分な理由ではないでしょうか。

NYの店舗でニューヨーカーたちに混ざって足の採寸をしてもらって購入した思い出も込みで、もう一生モノだなと。しばらくスニーカーばかりでしたが、そろそろ革靴気分な今日この頃です。

 

推薦人
ナナミカ ディビジョン ディレクター 野村剛司さん(49歳)
ゴールドウイン(ザ・ノース・フェイス)を経て、2004年にナナミカへ。セールス、プレス、MDを経て現在にいたる。自然を愛する3児の父。

推薦アイテム「チャッカブーツ」
タフさとユーティリティを兼ね備えたバリーラスト。その素材、ラスト、デザインが生み出す圧倒的な個性は、いつの時代も男の憧れ。

25年以上前に、大学の卒業旅行でなけなしのお金をはたいて買ったのが最初。現在はほかのモデルを含め3足あります。

コードバン特有の上品な光沢感と抜群の履き心地がたまらなく、自分の足に完璧にフィットしています。

普段の通勤で月に2、3回履いていて、合わせるのは、主にデニムや軍パンなどのカジュアルなスタイル。これからも長い付き合いになりそうです。

 

推薦人
ムロフィス ディレクター 中室太輔さん(39歳)
PRオフィス、ムロフィスのディレクターを務める傍ら、ブランディングディレクターとして企業ブランドに関する案件なども手掛ける。

推薦アイテム「Vチップ」
ホーウィン製のコードバンを使ったモディファイドラストのVチップ。履き込んでいった際のエイジングを楽しみながら長く愛せる逸品。

土踏まずのアーチがくびれており、何ともセクシーなシルエットが特徴のモディファイドラストですが、なかでもVチップを用いたデザインは「色気がありながら武骨さも感じる」のが長年好きな理由です。

20代のときにひと目惚れし、無理して買いました。靴のクオリティは言わずもがな。オールデンの靴は一日履いていても疲れず、靴擦れしたこともないです。

 

推薦人
ユナイテッドアローズ PR 渡辺健文さん(41歳)
2005年にユナイテッドアローズ プレスに就任。昨年秋には、自社のライフスタイルウェブマガジン、IDEASを立ち上げた。

推薦アイテム「プレーントウ」
ブランドを代表する外羽根プレーントウ。コードバンが作り出す美しい艶と、リバースウエルトの力強さに惚れ惚れする。

スーツからジーンズまで対応できる汎用性の高さは随一。よっぽどフォーマルでない限り、スーツの足元には「9901」に代表されるオールデンを合わせることが多いです。

もし一足しかワードローブに残せないとしたらおそらくこれを選ぶと思います。

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「ジョンロブ」のタッセルシューズ

繊細なタッセルにトウのパーフォレーションが印象的なホールカット、丁寧に丸コバに削り込まれたウエストのレザーソールは、エレガンスを極めた意匠。26万5000円/ジョンロブ(ジョン ロブ ジャパン 03-6267-6010)

推薦人
カンタータ デザイナー 松島 紳さん(30歳)
高校卒業後、文化服装学院へ進学。アパレルOEMメーカーにて、コレクションブランドの企画生産として活躍。2015年に独立し、現職。

3年くらい前にリリースされてすぐ買いました。使用されている0215ラストは、アーモンドのような新しいシルエットで、7000だとドレス寄りの格好にしか合わないイメージでしたが、こちらはスラックスはもちろん、デニムから軍パンまでカバーするオールラウンダー。

クオリティも抜群でジョンロブではいちばん手に取っています。一週間に1回ほど、軍パンやチノなど太いパンツに合わせて履いています。

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「ジェイエムウエストン」のシグニチャーローファー #180

戦後1946年の誕生以来、今もなお輝き続ける永世定番。曲線的なフォルムと、ボックスカーフのキメ細やかさに漂う品格は特筆モノ。各10万円/ジェイエムウエストン(ジェイエムウエストン 青山店 03-6805-1691)

推薦人①
ファッションジャーナリスト 増田海治郎さん(48歳)
ファッションショー中毒で、コロナ禍前の年間取材本数は約250本。著書に『渋カジが、わたしを作った。』(講談社)がある。

23年前に母親がパリ旅行のときに買ってきてくれたネイビーのローファー。中学3年生のときに雑誌を通じてフレンチトラッドの流行を知り、ずっと憧れていた逸品です。

最初に足を入れたときの感動は今も忘れられません。以来、ずっと定期的に履き続けていますが、いまだに型崩れもなく気持ち良く履ける状態をキープしています。

今は天国にいる母とのつながりが感じられる宝物で、一生大事に履き続けたいと思っています。

 

推薦人②
デラックス デザイナー HUEさん(49歳)
ストリートカルチャーをベースにした、高品質な服作りがお家芸。老舗の定番からメゾンまで、自身のワードローブの幅も広い。

アメリカ靴ばかり履いてきた僕がウエストンを初めて履いたのは30代になってから。それだけでちょっとオトナになれたような気がしたのを覚えています(笑)。

骨董通りの直営店でフィッティングをしてもらったのですが、そのときの店員さんに僕のいつものサイズよりもひとつ下をおすすめされて。ちょっと痛かったし、半信半疑だったけど渋々そのとおりに買ったら結局見事にフィットするようになって、さすがだなぁと思い知らされました。

その洗礼(笑)とすっきりしたサドルストラップの表情に魅せられて、今もずっと僕の足元の定番になっています。

 

推薦人③
ムロフィス ディレクター 中室太輔さん(39歳)

いろいろなシューメーカーのローファーを履いてきましたが、結局のところここに落ち着きます。

歴史や作りの確かさなどはもちろんですが、ほかにはない、クリーンかつ柔らかな、このブランドならではの独特な雰囲気が好きなんだと思います。現在7足所有していて、週に3日は履いています。

 

推薦人④
オーシャンズ 編集長 江部寿貴(43歳)
少年時代、リーバイスとラルフで目覚めた服の嗜好はいまだ雑食。アヴァンギャルド系は苦手。似合う顔と体型に恵まれなかった。

東京生まれ東京育ちゆえに東京タワーへ近づかない感覚。不朽の定番すぎて身につけてこなかったが、まるで啓示を受けたようにこいつを昨年入手。いい品です。デニムに白い靴下でポール・ウェラーっぽい合わせが好き。

直営店のシューフィッターが0.5cm刻みで用意するサイズと6つのウィズを勘案したベストフィットを選んでくれることにも感動。おっさんがシンデレラ気分を味わえる。

 

清水写真事務所=写真 星 光彦、来田拓也=スタイリング 増山直樹、早渕智之、長谷川茂雄、森上 洋、いくら直幸、髙村将司、大西陽子、中田 潤、今野 塁、菊地 亮=文

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