欲求不満はファッションで全解放せよ!! 「感動の服」特集 Vol.19
2021.03.09
FASHION

「冬の間はほぼ毎日着ています」。業界人たちが思わず唸った“絶品ニット”はこれだ!

お洒落を知り尽くしたファッションのプロたちが「これは!」と思わず唸った絶品ニットを調査!

「長年愛用してます」「毎年買い足してます」「これを着てると褒められる」などなど。

その思いの丈をご覧あれ。

 

「オーラリー」

「冬の間はほぼ毎日着ています」。業界人たちが思わず唸った“絶品ニット”はこれだ!
生後半年以内の山羊から、丹念に採毛したベビーカシミヤのみを使用。毛脚が長めでふんわりとしたボディは、袖を通すと病みつきに。各5万7000円[参考価格、8月以降発売予定]/オーラリー 03-6427-7141

推薦人
スタイリスト 橋本 敦さん(44歳)
メンズ誌、広告などでスタイリングを手掛けるほか、アパレルのブランディングアドバイザーも務める。ゴルフとサーフィンを楽しむ2児の父。

極上の肌触りが味わえるベビーカシミヤのニットは数あれど、オーラリーのものは群を抜いている。

世界の名だたるニット専業ブランドと比較しても引けを取らないクオリティでありながら、こなれた価格設定というコスパの良さにも感動を覚える。ここのはサイズは“3”が自分のジャストだけど、これは少し大きめの“4”を愛用中。

 

「エイチ ビューティ&ユース」

定番として高い支持率を誇るツイストコットンニット(左)とカシミヤリラックスニット(右)。ともに目の詰まったリブ付きで型崩れしにくい。左から2万2000円、2万5000円/ともにエイチ ビューティ&ユース 03-6438-5230

推薦人
スタイリスト 橋本 敦さん(44歳)

ロゴなどの主張がなく、トレンド感をほどよく加えシンプルでデイリーに使いやすい。素材など質へのもこだわりも毎シーズン注目してます。しかもコスパが良いのもポイント。

ショップオリジナルという枠を超えた、安定したクオリティはとても魅力的。今回紹介したニット以外にシャツ、スウェット、パンツなども自分好み。

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「セイ」

イングリッシュスリーブのベーシックなクルーネックのカシミヤニット。袖と裾がリブの仕立てではないことで、すっきりとした佇まいに。本人私物

推薦人
エイトン ディレクター 久﨑康晴さん
素材を追求するコンテンポラリーブランド、エイトン ディレクター。昨年、ホームウェアを中心に展開する新ブランド、エシャペも立ち上げる。

コットンのトレーナーやTシャツといったデイリーなものしか着ていなかった私が生まれて初めて購入したカシミヤニット。NY発のブランドで、僕が所有しているのは初期モデル。

着心地の良さはもちろんですが、20年以上着ても一切ピリングができていません。

 

「ウィリアムロッキー」

140年以上の歴史を持つ老舗ニットメーカー。こちらは、スコットランドの英雄であるロバート・ロイ・マグレガーにその名が由来するモデル「ROB 7097」。2万2000円/ウィリアムロッキー(エスプリ・ユージー 03-3234-5075)

推薦人
スタイリスト 喜多尾祥之さん(55歳)
東京・浅草生まれ。ディレクションも手掛けるスタイリストとして雑誌、広告、CMにて活躍中。趣味はゴルフと料理。魔味探求家元。

しっかり編み込まれているのに柔らかで優しい肌触り。さらに肩や腕、胴回りに程良いゆとりがあるから、ハイクオリティなロンT感覚で冬の間はほぼ毎日着ている。

野暮ったくならずにモダンに見える襟元の細リブも好みで、5〜6年前から毎年ネイビーを2枚ずつ買い足すほど愛用中。ラムズウールをタフに着るなら、ウィリアムロッキーのニットが一番だと思う。

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「ジョン スメドレー」

シルクのような光沢とカシミヤのような肌触りが特徴の「シーアイランドコットン」を発色良く染め上げた。ハイゲージニット界のプリンス的存在。気分がアガるパワフルな色合いのピンクニットポロ。2万6000円/ジョン スメドレー(リーミルズ エージェンシー 03-5784-1238)

推薦人
ネペンテス東京ショップマネージャー 山﨑 徹さん(39歳)
まんだらけを経て、2013年にネペンテス入社。趣味は映画鑑賞。好きなアーティストは『A LONG VACATION』でお馴染みの大瀧詠一。

約10年前に購入。きれいな発色のポロシャツを探していて手に取ったらジョン スメドレーでした。自分の持っている服の中でいちばん強いピンクですね。ただ、さすがに一枚で着る勇気がなく、ベストやジャケットの下に着ることが多いです。

最近は、zoom飲み会などの機会が増え、ここぞとばかりに着るのですが、気恥ずかしくて最終的に会が終わるまで上着を脱げないこともしばしば。洗濯機で洗っていますがまったく退色がなく、染色技術のレベルの高さに感動しました。

 

ノーブランド(企画制作 アロー57.)

当地の漁師をイメージして「シェットランド」と名付けられた5ゲージニットは、ボートネックのようなデザインとラグランショルダーがトレードマーク。カシミヤ100%の糸を使い、極上の着心地を追求。完全受注生産。3万9000円 [参考価格]/アロー57. 02info.arrow@gmail.com

推薦人
ベドウィン & ザ ハートブレイカーズ ディレクター 渡辺真史さん(50歳)
10代からモデルとして活躍し、2003年にDLX CO.,LTDを設立。昨年には自らが手掛けるショップ、デイズをミヤシタパークにオープン。

友人の田中さんが、8年前から作り始めたカシミヤニットです。タグはおろかブランド名すらなく、購入手段は受注会によるオーダーのみ。太番手のカシミヤ糸ならではの温かみはもちろんですが、その原始的で素朴なブランディングも含めて感動を覚えるアイテムです。

オーダーから半年ほどで届くのですが、毎シーズンまさに天然の収穫物を手にしたときのような喜びがあります。自分でやれる範囲のことだけを真摯に取り組む。そうやって丁寧に作られた、生産者の顔が見える服には、今の時代だからこそ特別な価値があると思います。

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「ヘリル」

無類のカシミヤ好きで知られるデザイナー、大島裕幸氏。彼が国内最高クラスの工場とともに作りだす、上質な素材にとことんこだわり抜かれたカシミヤニット。5万8000円/ヘリル(にしのや 03-6434-0983)

推薦人
ムロフィス ディレクター 中室太輔さん(39歳)
PRオフィス、ムロフィスのディレクターを務める傍ら、ブランディングディレクターとして企業ブランドに関する案件なども手掛ける。

初めて購入したのは、2020年の秋冬シーズンのニットでした。デザイナーの大島裕幸さんのこだわりが詰まっており、洋服としてのクオリティの高さを感じます。

ゆったりとしたシルエットだけど、だらしなさは感じさせない。それでいて非常に良質なカシミヤを使用しているため、実に着心地がいい。

色が際立ってきれいなのもお気に入りで、この冬、ニットはヘリルのものしか着ていませんでした。ヘリルのニットなら、落ち着いた色みのグレーを着ていても、多くの人が「きれいな色のニットだね」と言ってくれます。

 

「ユニクロ」

手触りの良いコットンに19.5マイクロンの高品質メリノウールをブレンド。洗濯機で洗うことができ、豊富なカラーとサイズ展開に加え手頃な価格が特筆すべきポイント。1990円/ユニクロ 0120-170-296

推薦人
フェニーチェクローゼット マネージャー 関 杏輔さん(39歳)
ファッション業界関係者が絶大な信頼を置く服のリペア師。オーシャンズ本誌連載「プレミアム ブランド×デイリー スタイル」のフィッターとしても活躍中。

オンラインで購入できるいちばん大きいサイズ、4XLの黒を毎年買い足しています。薄手なので作業がしやすく、レイヤードもしやすい。そして何といってもお手頃な値段に感動です。

フェニーチェ クローゼットで仕立てたオーダーメイドのワイドパンツに合わせてかなり高い頻度で着用しています。

 

清水写真事務所=写真 星 光彦、来田拓也=スタイリング 増山直樹、早渕智之、長谷川茂雄、森上 洋、いくら直幸、髙村将司、大西陽子、中田 潤、今野 塁、菊地 亮=文

# オーラリー# ジョンスメドレー# ユニクロ# ニット
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