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2021.03.05

ファッション

エルメス、ギャルソン、ブルックス……大人が感動したシャツを集めてみた

ちょっとだけ背伸びをして、誠実に、清潔感があるように。
着るだけで品格のある男にしてくれる“きれいめシャツ”は、いつものだらしない自分の背すじをビシッと伸ばしてくれる存在だ。
 

「エルメス」

清潔感ただよう “きれいめシャツ” はだらしない背すじをビシッと伸ばしてくれる存在だ
創業のルーツを感じさせるブランドタグ。6万8000円/エルメス(エルメスジャポン 03-3569-3300)
推薦人
スタイリスト 武内雅英さん(43歳)
雑誌編集者を経て、2005年にスタイリストとして独立。ストイックなスーツスタイルからカジュアルまで、幅の広さは業界屈指との呼び声。
軽やかなポプリン仕様のスタンドカラーシャツは、今春を彩る象徴的なアイテムのひとつ。スッキリとした襟元はシャツオンシャツでもサマになる。
エルメスの白シャツは理屈抜きでいつも感動できる。
 

「シャルべ」

1838年に創業したフランスのシャツブランド。生地の裁断をすべてハンドカットで行うなど、高い美意識から生まれるシャツが多くの洒落者を魅了している。ストライプシャツ5万円、白、サックスブルーシャツ各4万6000円/シャルべ(シャルべブティック日本橋三越本店 03-3241-3311)
推薦人①
ユナイテッドアローズ 全社PR統括 吉田淳志さん(45歳)
2010年より現職。今年2月、ビューティ&ユースが大切にする美しさと若さの両方を持つ大人を紹介するメディア、PEOPLEをローンチ。
シャルべを経営するジャン=クロード・コルバン氏を取材で訪ねた際、いろいろなお話を聞いて改めて購入しました。長い歴史に裏打ちされたモノ作り、そして現代のエッセンスが組み込まれたシルエットは何より魅力的です。
 
推薦人②
ユナイテッドアローズ PR 渡辺健文さん(41歳)
2005年にユナイテッドアローズ プレスに就任。昨年秋には、自社のライフスタイルウェブマガジン、IDEASを立ち上げた。
2002年頃にユナイテッドアローズ原宿本店で買った、初めての本格的なドレスシャツだったと思います。当時はあまりシャルベについて知らなかったのですが、先輩スタッフにすすめられるまま買いました。それ以来、もう着られなくなったものを含めると8枚くらい。ほかにもタイを7本、チーフは2枚持っています。
シャルべのアイテムに宿る独特な色みは、スタイルを新鮮に見せてくれます。おそらくパリという街やお店の美学がそうした感性に影響を与えていると思いますが、実際のところはわかりません。
人によって感じ方はさまざまですが、とにかく自分は純粋にシャルベから出てくる色が好きなのです。


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